”BLACK BEAUTY”な日々
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Boogie
現在のところ、ドラマー候補者は2名。いずれもベーシストがネットのメンボサイトで見つけてきた人物である。
ドラマー候補暫定1位は「ソフト君」。「ガリガリ君」の姉妹品ではない。 立派な人間である。 ネットでソフト君のプロフィールを見てみる。
「60年代のMODS等、シンプルなロックを好みます」
WHOとかKINKSが好きなら結構合うかもしれない。 ソフト君をスタジオに招いた。
ところがこのソフト君、よくよく話を聞いてみると、「ソフトロック」が一番好きだという。ソフトロックというジャンルは俺も全然詳しくないが、簡単に言うと「カーペンターズ」に代表されるジャンルらしい。
というわけで、彼はキースムーンではなく、むしろ全く逆のドラマーだった。 とにかく音が小さい。繊細なオカズが俺のマーシャルで一瞬のうちにかき消されてしまう。 試しに彼に尋ねてみた。
「今、結構力を抜いて叩いてる感じ?」
「いえ、緊張で結構力が入ってます」
力が入ってこの音量って事はリラックスしたら、もっと小さくななっちゃうのだろうか。
さらにソフト君は1曲終わるたびにノートに何やら書き込んでいる。 多分、曲の構成とかをメモしていると思われるが、それだったらMDで録音したほうが早いのではないのだろうか? それにロックにノートは組み合わせ的に有り得ないと思う。
他方、暫定2位は「ハーレー野郎」という人物。 「ベルボトムやブーツカットの似合う人達とバンドがやりたい」 プロフィールにはそう記されていた。 ちなみに好きなドラマーはミッチミッチェルとボンゾ。 少なくとも音量の問題はクリアーしていると思われる。
その「ハーレー野郎」と土曜日にスタジオ入りする予定。 俺もブーツカットで挑む予定。
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