熱気だけしか存在しないようなスタジオだった。俺の右腕は脳の指令を待つ前に6本の弦めがけて振り下ろされ、また振り上げられ、子供よりもっとタチの悪い阿呆になっていた。スタジオ後のビールが旨かったのは言うまでもない。