御行為奉。 - 2000年09月29日(金) 昨日の話…になっちゃうけどまあいいか。 友達に録って貰った「京極夏彦 怪」のビデオを観た。 第4話「福神ながし」。何かねえ…もう、京極さん遊びすぎ(笑)。 水木先生とか宮部みゆきさんにも驚いたけど、何よりあの陰陽師! 中禅寺だもんなー。秋彦殿のご先祖様か? まあ見た目はどっちかというと安倍晴明かな。夢枕獏「陰陽師」の表紙の。…でも晴明様の絵も私は岡野玲子の方がいいなあ…。 そして極めつけはやはり荒俣先生でしょう。ふ、福助…。 ま、それはともかく。 京極版「必殺仕事人」って感じのドラマだったな。 「巷説百物語」の方を先に読んでいたので、最初に「七人みさき」を観た時は結構びっくりした。戦い方が全然違う! 小説の方は「言葉」で仕掛けをして惑わすイメージがあったけど、ドラマの方はほんとに戦ってるし(特にお銀)。 小説は物語が仕掛けられる側の視点で書かれているから、又市もお銀も得体の知れない存在として登場して最後に種明かし…というパターンだけど、ドラマの方は始めから皆出てきて、「今回はこんな仕掛けをする」というのがあらかじめわかっている。性格も人間臭くなってるし。だから小説を先に読んでいても、話の流れがかなり変わっているから、充分楽しめるつくりになってる。…でもどっちが好きかと言われたら私は小説の方が好きかな。ドラマも面白かったけどね。火野正平さん結構好きだし。また第2弾とかありそうな気がする。 ところで。 京極さんの新作はいったいいつになったら出るんですかねえ…。 -
|
|