第一回口頭弁論期日

というわけで行ってきました、市川簡易裁判所。

片道一時間半、1200円くらいかかるんですよ、交通費。
これも結構痛いです。

11時開始の予定でしたが、被告・原告が早めに揃ったので、到着後即開廷。


被告席についたとたん、「帽子を取ってください」とか言われる被告萌え。
やっぱり、一般常識を知らないんですね。


訴状の内容と被告の答弁書の内容を確認。
被告は既に論点の中心となっている未払い賃金を全額支払ってきていたので、
残るは遅延損害金と訴訟費用、そして被告が主張する控除額の問題のみ。

しかし、被告自体が未払い賃金から控除額を差し引いた額を払うと答弁書に記載しているのに、控除額を差し引いてない額を全額振り込んできて、あとから文句をいうのは意味不明。
裁判官も調停員も混乱してました。
しかも、その肝心な「控除額の正確な計算書」を被告が持ってきていなかったため、もう一度、一ヵ月後に来なければいけなくなりました。
しかも持ってこなかった理由が「自分は会計やってるわけじゃないのでそんなことわかりません」
理事の代理として法廷に来た人間の言葉です。これが。
裁判官もあきれた顔で、「持ってきてもらわないと困りますよ…じゃあ、もう一日期日をもうけますから、必ず持ってきてください」
いきなり心証損ねまくり。
それでも「むしろこっちが被害者なんですよ」と言わんばかりの物の言い方が出来る被告はすごいと思います。ええ。


とりあえず、調停室に移動し、調停員を間に入れて3人で話し合い。

ここでも「こっちが被害者ですよ」全開。

私が働いていた時に、事務所のPCがヘボすぎて270kbほどのエクセルデータがFDから開けない、という事がありまして。
で、私がそのFDを持ち帰って自分のPCでファイルを開き、プリントアウトをしようという事になっていたんです。
で、その時借りたFD、そのまま私が持ってたんですね。それを返してくれという事でした。

正直、FDを借りていたことを完全に私自身忘れていました。
あと、このFD自体は別の事務所からもらった「コピー」だと聞いていましたので、まぁコピーならまたコピーしてもらえばいいだけの事だと考えてましたし。

ところが向こうは、この一枚のFDが無かったが為に、ものすごく困ったと必死に言うんですよ。
何気に私も「申し訳ありませんでした。私自身借りていたことをすっかり忘れてしまって…その否はもちろん認めますよ。
でも、この一年半、一度もこのフロッピーの話が出てこなかったものですから、そんなに急を要するとは思いませんでした」と反論。

調停員もそろそろ気づいてきたようです。
被告の非常識さに。


しかし、それだけ困るならなんでこの一年半、一度もこのFDの事を言わなかったんでしょうね。
忘れていた私も悪いですが、そこまでこのコピーが大事だとは夢にも思いませんでしたし。
そんなに大事なら、すぐ返せと言ってくれれば返したのに(´▽`)

結局自分達も忘れてたんだろうに、被害者面する被告萌え。

まぁ、あとそんなに大事な情報なら、FDじゃなくCDに焼いたほうが…って言っても通じないか…。


あと、こっちはとっくの昔から控除額が存在することを認めているのに、必死に控除額の存在を調停員に訴えるのも意味不明。
調停員も、「いや、それはわかってますから」を何度も繰り返す始末。


というわけで、遅延損害金+訴訟費用から、相手が主張する控除額(雇用保険と所得税)を差し引いた残額を支払ってもらうことで完全に終了です。
しかしなぁ…もとから給与明細に雇用保険と所得税の控除を記載していればこんなややこしいことにはならなかったというのに。
そういう自分の否を完全に棚に上げて、「訴えられてこっちが困ってる」っていう態度の被告には本当に開いた口がふさがらない。


一般常識や教育レベルが小学生並の人達相手に訴訟を起こしてしまったんだから、仕方がないか。
2003年12月22日(月)

ありのままに、赤裸々に。なんつって。 / おかぷぅ