2006年05月28日(日)
お散歩して、コース料理をタダ飯喰らい


姑息だ、姑息だと言われそうですが、いきなり投票ボタンを設置してみます┐( ̄∇ ̄)┌オホホ

↑今年に入ってからずっとしんどい(爆)



半月ほど前に、リョウヘイちゃんたちの計らいで、自宅と実家のちょうど中間地点にある
結婚式場メインのホテルで、試食会があるから、ぷよ2と一緒に来れたらおいでよ♪
というお誘いを受けた。
いつもだったら二つ返事で「(゜゜)(。。)(゜゜)(。。) 行く行く!! 絶対行く♪」と快諾するんだけど
お誘いを受けた瞬間や、実際に出かける日程をカレンダーでよく確認して、
それはそれは慎重になっていたあたくし・・・・外食って恐ろしいのだ。
カロリーはともかくとして、油分、塩分を自分の「目」でどうしても確認できないので、
外食した前後に、いつもよりも節制するくらいの心積もりがないと、あっという間にバランスを崩す。

あらあら・・・・そんなに神経質になることもないんじゃないの? と
言われてしまいそうだけれど、浮腫んだり、お通じが悪くなったり、
そういう理由で以て体重が1日のうちに信じられない増減をみせたり( ̄□ ̄;)!!と、
あたくしの体調は本当に覿面に色んなことを反映してくれるので、それに振り回されるのが
精神的にも肉体的にもどれだけしんどくて苦しいことか・・・・コレは本人でないとわからない。
だから、無責任に「神経質になりすぎるのもよくない」なんて言われると、
その相手を無遠慮に刺殺したくなる衝動に駆られます(苦笑)。


幸い。
金曜日の計量は、自分にとってあまり満足のいく結果ではなかったけど、それでも悲劇的な数字ではなく
また今後の2週間で、どうにか取り戻すのが可能な領域でもあったので、
お医者からも何も言われなかったし、そろそろ、この肉体も激変を迎えていい時期になってきた。
( ̄∇ ̄;)今まで、激変を迎えてもいい時期ではなかったのに、勝手に激変してたので(笑)、
それでお医者からも叱られてたりしたんだよな(爆)・・・・変わりたくて変わったわけじゃなかったんだけど。


リョウヘイちゃんたちが誘ってくれたホテルは、あたくしのお散歩範囲内にあったので、
ぷよ2と2人で、のんびり歩いていくことにした。
いつものお散歩ペースでさっさか歩けば、20分くらいの道程だ。
話し相手がいると、特別に苦ではない上、ちょうどいい運動にもなる距離。


ここ最近。
まぁ、満足に外食なんかしてないせいもあると思うんだけど、
いつもはあまり特別に「食べたい!!」と思わないものが異様に食べたかったりする。
ここ1ヶ月くらい、ず〜っとしつこく「食べたい!食べたい!」と訴え続けているのが、天ぷらそば。
訴え続けているわりには、ストイックな生活の方に慣れてしまったのか、
未だに口にすることなく、今日まで至る(爆)。
ここ数年、天ぷらなんて肉体的にも精神的にも欲したことがなく、
加えてそばよりうどんが好きなあたくしは、「うどんが食べたいなぁ♪」と思うことは日常的にあっても
「そば食いてぇ♪( ̄¬ ̄)」とは、絶対にならなかったのに、
このダブル攻撃には本人が一番驚いている(苦笑)。


「今日はどんな料理が出るの?」

「う〜ん・・・・よくわかんないけど、フレンチのコースだって言ってた。
あ〜ぁ・・・・お呼ばれする身分なのにこんなこと言っちゃアレだけど、
あたしゃ今、フレンチのコースより、うなぎが食いてぇなぁ・・・・( ̄¬ ̄)♪」


「あ・・・・俺も〜(笑)。」



歩く道すがら、地元有名うなぎ店の傍らを通った瞬間、あまりにも蒲焼のいい匂いがするので
ついついそんなことを口走る、なってない夫婦( ̄∇ ̄;)
でもさぁ、蒲焼の誘惑ってすごいよね・・・・。
空腹であれば尚のこと!!
目的地でご飯を食べる予定がなかったら、あのままうなぎ屋の方に入っていたかもしれないバカ夫婦。
何もない田舎道・・・・お散歩のコースにうなぎ屋があるってだけで奇跡的だよ(爆)。


「こんな時期に、コース料理はちょっと無謀だったかなぁ(苦笑)。
全部食べないようにするから、手伝ってね。」


「おぅ。任せとけ。」



と、田舎名物、押ボタン式信号(笑)。本日2箇所目(爆)。
そして、その傍らには、地元老舗のうどん&そば店がひっそりとあるのであった。
時期的に、店頭には「天ざる」と書かれた幟が出始めているのである・・・・うぅ「天ざる」。


「うなぎの次は天ざるが誘惑するよぉ・・・・フレンチより、やっぱ天ざるだよぉ・・・・。」

「( ̄∇ ̄;)」

「普段はそうでもないけど、やっぱり和食にそそられるねぇ。」

「それは確かにそうかもなぁ。俺もやっぱりフレンチよりはうなぎだもんなぁ。」



目指すホテルがもう目の前で、肉眼でもはっきり確認できる距離になってきたのに、
歩きながらこんな不届きな会話をするバカ夫婦( ̄∇ ̄;) どうしようもないっすね(苦笑)。
数々の誘惑因子にコテンパンにやられつつも、目的地に何とか到着すると、
既にリョウヘイちゃん、ぽわぽわリエちゃん、サヨコの3人が待っていて、
延々不用意な発言を吐きながらやってきたはずのうちらを温かく迎えてくれたので恐縮した(爆)。


少し待った後に会場に案内され、出てきた料理はこんな感じ。




タスマニアロブスターとパパイヤのバニラ風味
 完食。っていうのも、小さなグラスに入った突き出し感覚の前菜だったので。
 パパイヤなんて小指の爪くらいしか入っておらず(笑)。
 薄味で美味しかったです。

アワビと帆立貝の冷菜
 アワビと帆立貝をそれぞれ一切れずつ食べて、後はぷよ2へ。
 コレも薄味。美味しかったので、ほっとくと危うく全部食べそうになる(笑)。

フカヒレの姿煮入りスープ
 完食。小さな器に、野菜やきのこがちょこっとずつとフカヒレが入ってた。
 よく中華料理屋で出てくるようなドロドロした感じではなくて、サラッとしたあっさりスープ。
 しかも薄味でとても食べやすかった。

お造り(平政、とろ鮪、ぼたん海老、ずわい蟹)
 完食。それぞれ1〜2切れずつしかなかったので、ぷよ2へ回そうにも不可能(笑)。
 それぞれ美味しかった。

伊勢海老のチーズ&チリソース焼き
 海老の肉部分を1/3〜半分くらい食べて、あとはぷよ2へ。
 全部の料理の中で一番味が濃かった料理だけど、それでも全然くどくなかった。
 この頃すでにお腹がいっぱいになりつつあったり(笑)。

赤飯おこわ からすみを添えて
 お茶碗にほんの少しの量(文字通り、1口!)だったんだけど、
 あたくしもぷよ2もお赤飯はあんまり好きじゃないので、あたくしの分はそのまま残す。

飛騨牛フィレ肉のポワレ トリュフソースと温野菜を添えて
 1/4くらい食べて、あとはぷよ2へ。
 肉料理にはそれほどこだわりがないものの、コレは本当においしいと思った!!
 オマケにトリュフをそれほどありがたがる性質でもないのに、このソースがすごく美味しくて、
 野菜だけは全部食べた。
 節制生活じゃなければ、間違いなく全部平らげてたなぁ(笑)。

にぎり寿司(鮪、鮃、牛たたき)
 鮪、鮃のしゃりを半分にして食べ、牛たたきはぷよ2にさしあげる。
 (最近、夜に米を控えているもんで・・・・極力減らす方向で。)
 牛たたきの美味さに、ぷよ2がやたら感動していた。さっきのポワレよりも美味しかったらしい。

祝茶そば 鰊のせ
 完食。おだしが薄めだったけれど、鰊がのっていたのでその甘辛さが程よくて、美味♪
 量はお椀に1杯くらいだったものの、ここまでにかなり満たされているので、それで満足。

デザートビュッフェ
 抹茶のムースは完食、ガトーショコラ、ベイクドチーズケーキを1口ずつ味見させてもらう。
 目や脳はもっとほしいと思うのに、既に胃の方が限界(笑)。
 2種類のケーキも1/2個ずつは食べるつもりでいたのに、ほんの1口ずつで満足してしまった。
 (1個のサイズもすごく小さい・・・・普通サイズの1/3くらいだったと思う。)
 他にも、フルーツや様々なケーキ、和菓子まで用意してあったけれど、
 さすがにチャレンジできず(笑)。

コーヒー or 紅茶
 いかなる体調の時も、夕食後にカフェインをいれると絶対に眠れなくなる体質のため、
 遠慮させていただき、食事の時に用意されたオレンジジュースとウーロン茶でデザートを頂く。
 今現在の体調だから・・・・という理由ではなく、コレは昔から。



絶対量は、ひょっとしたら、いつもの食事量と変わらないか、寧ろ少ないくらいなんだけど、
コース料理というのもあり、たっぷり時間をかけて食べた影響で、
コース中盤で既にある程度の満腹感を覚え、逆に食べ過ぎずにすんだ。
オマケにお腹いっぱい!!
楽しみだったデザートビュッフェに辿り着くまでに、大方満たされて、
それこそ逆に、そこで大暴走せずにすみました♪といった感じ。
適量を楽しむ・・・・といった程度でおさまって、ストレスのない食事になった。

ここだけの話。
こういう「結婚式場の食事」というものだけに、正直、あんまり期待していなかったんだけど、
どの皿も基本的に薄味で、あっさりとした仕上がり。
肉料理も魚料理も、下手に脂っこくなく、量もちょうどいい具合で素材も良かったと思う。
フレンチのコースだというから、どんなバター臭いものを出されるんだろう・・・・と
節制生活の今、内心ではすごくびくついていたんだけど、実際に出てきたのは和洋中の折衷料理。
席にはナイフとフォークは勿論セッティングされていたわけだけど、一緒にお箸も用意されてて、
料理のほとんどはお箸で済ませることができるっていうのも魅力的だった。

自分たちの結婚式を考えていた時も、ちょくちょくとあちこちのレストランのランチとかを
味見して回ったけれど、総じて言えることは、
「すべての年代の日本人に受け入れられるような、和食に近い洋食のコース料理」
というのを意識しているお店が多かった気がする。
そういうのはレストランウェディングをやっているお店だけなのかなぁ・・・・と思っていたけれど、
こういう結婚式場やホテルなんかでも、そういう傾向が強いんだなぁと思った。


それは、同席した他の4人全員そう思ったらしく(笑)、
まだ、挙式の本格的なプランをあんまり考えていなかったハズのリョウヘイちゃん夫婦も
これら料理を平らげた後となると、ほんのりその気になってもきたみたいで(笑)、
早速、日取りを決めるための打ち合わせの予定を入れていた。
多分、あたくしら夫婦やサヨコなんかも、料理を気に入って美味しく食べていたことに安心したんだろう。
料理を試食してみて美味しくなかったら、お披露目する時の気分が萎えるっていうのも何となくわかる。
また、ここで忙しなく世話をしてくれたサーバメントたちが、また憎めない人たちばかりだった(笑)。
いやぁ・・・・ホテルの接客業となると、接客業の中でも最高ランクのサービスを求められるものだけど
・・・・なんていうんだろう? 嫌味なほど完璧すぎるんじゃなくて、
ゲストが何となく暖かく見守りたくなるような「かわいい危うさ」みたいなものが
ここのサーバメントたちにはまだ残っているような気がする。
そういうのって、言い換えれば直接的な「田舎くささ」に他ならず、
もっと適当な言葉で言い換えるならば、決して一流に到達することができない「所詮二流どまり」
そんなものだったりするのかもしれないけれど。
このホテルには多分今後も、「世界の要人クラス」は愚か「日本のVIP」が訪れる可能性も低い(苦笑)。
ゲストが本当の意味での一流でないのだから、無理して頑張りすぎることはない・・・・
あたくしなんかはそんなふうに思う。
地域に密着して、一緒になって笑顔を構築しちゃってる・・・・あそこの人たちはいい人だ♪と言われる、
その程度で十分だなぁと、あたくしは思う。


そりゃぁね・・・・世の中には物凄いレベルの接客をする人たちがいるっていうのはあたくしだって知ってる。
実際に見てもきた。
だけどあたくしは、そのサービスにきちんとした代価を支払えるほど出来上がった人間じゃなく、
サービスに代価を支払うくらいならば、もう少し実質的なものにウェイトをおくかも・・・・なんて考える
生粋の田舎モノだ(笑)。
帝●ホテルなんてのは、世界すら認める、日本最高峰サービスを誇る。
ベルボーイやフロントに留まらず、ラウンジのサーバメントだって超一流。掃除係だって超一流。
だけどあたくしは、そのサービスを実際に施されてみて、嗚呼、自分にはまだまだ不似合いだなと思った。
一流の客にならないと、一流のサービスの本当の良さなんてわかんないもんだな・・・・そう思った。


同じホテルマンでも、このような最高峰のレベルと、片田舎の創業十数年レベルを比べちゃいけない。
だけど、田舎ホテルのサーバメントたちが劣るというわけでもない。
こういうのにも「適材適所」ってのがあって、
あの超一流のホテルのホテルマンたちが、田舎ホテルで上手に立ち回れるかっていうと
そうとは限らないと思うのだ。


高級な料理には何故か、必要以上の油脂が素材にも調理にも付きまとう。
珍味の味わいが「珍味だから」という理由だけでもてはやされて多用される。
だけど、それって、万人にとって果たして本当に「美味しい」料理なんだろうか?
この日食べた料理は、どれもこざっぱりとしていて、受け入れやすかった。
確かに田舎臭いかもしれないけれど、背伸びをしていない「雰囲気」は絶対的に好感が持てると思った。

↑あぁ、満たされた♪

「美味しい、美味しい♪」と言いながら食べる料理は、本当に美味しい。
不安や不満な要素が何らなく、ふんわりと安心しながらゆっくりと食事ができたので
適度な量で満たされたんだろうな。

帰り道。
うどん屋の前も通ったし、他の食べ物屋さんの前も通ったけれど、往路のように誘惑されなかった(笑)。
ちゃんと満たされていたからだと思う。
ぷよ2と2人で料理の感想を言い合いながら、往路よりもゆっくり歩いた。
・・・・っていうか、お腹がちょっと張り気味で、ゆっくりしか歩けなかった。
同じ距離だというのに、復路の方が10分も余分に時間がかかった( ̄∇ ̄;)
それだけきちんと腹ごなしを経て帰ってきたというのに、しばらくお腹が苦しくて、
リビングの座椅子の上で、しばらくのた打ち回る(苦笑)。
そんな、バカみたいな量を食べているわけではないのに、おかしなもんだなぁ・・・・と思いながら。


コレで、またこれからしばらく、節制生活を頑張れそうだよ。
天ぷらそばが食べられないままでも、何とかやってけそうだよ♪(笑)

あさみ


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