2005年09月12日(月)
湧き出るものは、時と場所を選ばず


11日深夜、月の使者が到来( ̄∇ ̄;)
この日は、残暑という言葉で片付けられないまた物凄い暑さで、
それでも、盛夏とちょっと違うのは、田んぼ道を自転車で行っても、草いきれがあまりひどくなく
劈く日差しのみの暑さになったということだろうか。
それでも暑いものは暑いですよ・・・・あまりに天気がいいものだから、洗濯だって2回戦(笑)。


先日、とうとう「雑」のT氏から、「原稿、いかがでしょう?」メールが来てしまい、
蒼ざめてしまったアサミンジャー。奇しくも連載途中。叶うなら逃げたい(爆)。
「もう少々お時間を頂きたいのですが・・・・」と言葉を濁してその場は乗り切ったものの、
実はその時点で、1頁どころか、2段組の1段分もおろか、1行も進んでいなかったのである( ̄∇ ̄;)
いやぁ・・・・最初に言い訳しておくと、この夏はプライベートでてんやわんや。
文字通り、上を下への大騒ぎだったものだから、プロットを立てる余裕すらなかったのがホント。
唯一の救い、唯一のネックが、今、寄稿している作品が連載であるということだったかもしれない。
1から構想を練り、登場人物を考えて、起承転結全部を纏め上げて・・・・という作業がないのはよかったが
今ある話をどう動かしていいのか、それそのものに行き詰っていたので、
これが流れ出せばまだ何とか間に合うと思っていた・・・・そんな状況下で、月の使者ご光臨ですよ(苦笑)。
とうとう発狂するかと思ってしまいました、正直 ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ


ここしばらく、時間があれば昔の作品を未完のものも含めて(ほとんど未完(爆))
片っ端から読み漁っていた。昔はあったけれど今にない感覚、ターム、価値観、登場人物の動き等々、
もう、そういうのを注入しないと泉が枯れそうだったので、
例えば、顔色超BADで寝室へ強制連行されても、横になりながらファイルをずっと読み続けていた。
みかんが入っていたらしいダンボールに、ノートやワープロからの出力ファイル、ルーズリーフへの手書き
占めて、山盛りいっぱい( ̄∇ ̄;)
古人は「柳行李いっぱいになるまで習作を書くべし」と仰っているが、齢31・・・・
それに匹敵する量が手元に揃っていることで、どうにかこうにか『文芸』に居座っているんですが。
完成発表作はこの中のほんの少し。後はほとんど誰にも見せていない。
習作なので、そんなものばかりだ。内容も陳腐だし、設定もどうしようもない(苦笑)。


ところが。
この作業をとりあえず一旦終了し、まだ頭の中では今回の原稿の構想が全くまとまっていなかったのに、
あたくしは、いざなわれるようにしてPCの前にやってきて、原稿を書き始めた。
いつもは、章立ての表題一つ決めるのに難航を極めるというのに、それすらもスラスラと出てきて、
2時間ばかしで、原稿用紙に換算すると12〜15枚くらいのキリのいい作品が出来上がってしまった。
昨日の今日で「時間をください。ごめんなさい。」と言った手前、コレをすぐ送付するのは
いくらなんでもあんまりだろう??と思ったので、まだ提出していないが、
中身はともかく、骨組みだけはガツリと完成してしまった( ̄∇ ̄;)
何なんだ!? コレは一体・・・・。
・・・・て、手直ししてから出そう。う、うん・・・・そうしよう(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)うんうん

で、作品が書きあがった深夜。みかん(未完)ダンボールの中に残っていた最後のノートを開くと、
そこには、まだ「雑」に寄稿し始めたばかりの頃のプロットがブワ〜ッと書いてあって、
それはそれで非常に懐かしいものであった。
13〜22歳くらいまでの、発表を前提としない作品と違って、明らかに作風は違うのだけど、
それでも、25歳くらいのまだ瑞々しい感性がそこに詰まっていて、
一番近い過去なんだなぁ・・・・と想いつつそのノートを寝る前に読み返していたのだ。
使うタームも今に一番近いし、それ以前に15年以上前に書いた作品というのは、甚だ恥ずかしいモノで。
5年位前のものでも十分に赤面に値するのだけど、それでもそのちょっと前に、
もっと恥ずかしいものを、お忍びで全部読んでいたので(笑)、耐性がついていたらしい(爆)。


嗚呼・・・・こういうの、書いたっけなぁ。と懐かしく原稿用紙枠で仕切られたそのノートを読み進めていくと、
見覚えのない作品に出くわした。
「平成夕雅流小倉百人一首」シリーズの一環で書き始められたものと思われるが、
原稿用紙10枚に達しない程度で、書くのをやめてしまっている。
うむ・・・・。何だか非常に気になるぞ。
そんなに面白くない設定でもないのに、どうしてここで終わっているのだ? 勿体無い!!
あたくしは、前後の見境はとりあえず度外視して、そこまでの話をグワッとほぼ暗記すると、
ベッドサイドにいつも常駐しているペンを持って、寝っ転がりながら執筆開始( ̄∇ ̄;)
(↑ ホンマ、アホやねん・・・・コイツ。本能むき出しもいいとこだっつうの・・・・。)
やがて、寝っ転がっていては埒が明かないことに気付き(爆)、
ノートとペンを持って、そのままリビングへ移行。
就寝前の薬を飲んだ後だというのに、そのまま、本格的に執筆を開始してしまった( ̄∇ ̄;)

まだ寝ずに、「スーパーロボット大戦」に夢中だったぷよ2がビビるのも無理はない。
なんせ、この(緊急)事態に一番ビビっているのは、書かずにいられない状態になってしまった、
あたくし自身なんだから(笑)。
こういうこともあるんだなぁ・・・・と思いつつ、ぷよ2にコトの内訳を説明し、
本格的に執筆を始めた。


「どうしてここで停滞したまんまなのか、自分でもよくわからんのよね。
読んでたら、急に続きが読みたくなってさぁ。読みたくても読めないから、書いちゃうわけなんですが。」


「昼間やってた、今回の原稿はもうできたの?」

「それがさぁ・・・・2時間くらいで上がっちゃったんだよね・・・・。
あれこそ、続きを書かねばならなかったわけなんだが、どうしても面白い展開が浮かんでこなくてさぁ。」


「でも、一応書きあがったんや?」

「う〜ん・・・・そっちはあんまり納得いってないけどね。一応、形にはなってる。」

「つい昨日まで、『どうにもならない〜!』って言ってたやつが、
こんなふうに出来あがるんや・・・・見事なもんだな。で? 一旦寝たはずが起きてきて、また書くの?」


「う〜ん・・・・今書いとかないと、恐らく、次見た時に何も思いつかない可能性の方が高いし・・・・。」

「(笑) 面白いなぁ。まぁいいさ♪ 俺もまだしばらく起きてるし、ゆっくりやったら?」

「10枚くらい書いたら終われそうだから、そこまでやってみる。」



そして1時間後。


「はうぅぅ〜〜〜〜〜っ!!」

「何や? どうした?」

「どうしよう・・・・昼間書いたヤツより、こっちの方が面白いかもしれん(爆)。」

「( ̄∇ ̄;) ( ̄∇ ̄;) ( ̄∇ ̄;)」

「連載じゃなかったら、絶対こっちを送ってるんだが・・・・仕方がない。
次、何かのチャンスの時に手直しするとして、それまで温存しておこう。」


「そ、そうだよ。まずは連載だよな。」

「O=(_ _  パタリ ・・・・でもあの連載終わらせるのに、あたくしの実力じゃ
あと2年くらいはかかりそう・・・・今、出席率50%だもん。」



まぁとにかく1時間で、完成まで導いたわけですよ。出来はともかくとして。
今回、連載の分の中身は、自分でも「スカスカだなぁ」と思っていたので、深夜に書いたこっちの方が
何となく面白いんじゃないかと感じてしまった。・・・・アカンやん( ̄∇ ̄;)


しかし、月の使者がやってくると色々とおかしな現象が頻発するものである。
体がリセットを求めているように、行動として、色んなものを「輩出」「排出」したり、
掃除をしたり、整理整頓をしたり・・・・と、普段の生活スタイルからは考えられないようなことが
次々とごく普通に自分の体に訪れる。
数ヶ月前だったか・・・・ひどい腰痛があるにもかかわらず、どうしようもなく気になって、
ガスレンジ台を磨き始めたこともあったけれど、それもこの一環の作用かもしれない。


事実、沸きあがってくるものは時と場所を選ばず、ある日突然、自分ひとりの世界になって、
周囲で耳を劈く騒音が轟いていようが、誰かが自分に向かって話しかけようが、
そういう時だけは、おかまいなし。一心不乱・・・・夜叉のような勢いなのである。
昔はそういうことがけっこう頻発していたんだけど、最近はめっきり少なくなってきていて、
それはそれで少し寂しいような気がしていたんだけど、全くゼロになったわけじゃないんだなぁ。

今回の出来事がそれを証明してくれている。

↑レンジ台も磨いてこよう(笑)

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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