2005年08月17日(水)
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こういうときに限って |
お盆休みをもらってたわけではないのですが、少々、書くのが滞ってしまいました。 久々に、うんと昔のドラマの再放送にはまってしまい、 「あぁ、いい話だなぁ・・・・」と心から思ってしまったわけで(笑)。 そのドラマの最終回を見終わってから、その感動をここにも書きたかったんだけど、 こういうときに限って、巧くことばにならない。 再放送なのに、再び感動してしまうあたくしもどうなんだか( ̄∇ ̄;)
すごくいい!と思ってしまったものに出会うと、ケチな性分でもあるまいに、 それをどう表現していいのかわからなくなってしまうのである。 月末に〆切が迫っているのに、「書けない病」が発病とは、コレはホントに参ったことですよ。
でもねぇ・・・・。 すごくいい! と思えるものに出会えるっていうことは、そこに居合わせたあたくしの幸運で、 他の何ものでもないわけで。 この感性を、上手に他人に伝えることを志しているんだけど、 伝えられないもどかしさがいつでもつきまとう。 イメージも何もかもが頭の中できちんと整頓されて、後は出していくばかり、準備万端整っているのに 出してしまったら最後、推敲をあんまりしないあたくしにとっては、 それでおしまいになってしまう気がして、おしまいにするのがもったいないから、 しばらく、かじりついていたいだけなのかもしれない。
あぁ。そうなんですよ。 もう何年越しかに渡って連載している小説の原稿がなかなか上がりません( ̄∇ ̄;) 最初のうちに立てたプロットが、今見ると何だか違和感みたいなものを感じてしまって、 ちょっと前に破棄しちゃったんですわ(爆)。 主人公が学生・・・・とかだと、どんな風にでも書き換えができるんだけど、 ちゃんとした大人になってしまうと、モロに自分の価値観が投影されてしまって、 日常生活のちょっとしたことがすぐに作品にも影響してしまう。 いかんなぁ・・・・と思うんだけど、30年、こういう書き方をしてきたんだから仕方がない(笑)。 誰かに「こういうふうに書きなさい」と習ったわけでもないし、表現の幅に制限がない中で生きてきた。
だからかなぁ。 何かを創ろうとしている人たちを見ると、プロセスや手段に関係なく、 心をひきつけられる。 あたくしが不得手としている、絵画や、楽器演奏での音楽でもひきつけられる。
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