2005年07月15日(金)
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あ、そういえばちゃんと歩けてる |
日付を見て思ったのだけど、ここ数年の丁度今時期というのは、何が理由か まっすぐ歩くことさえ叶わなくて、参っちゃってたのだった。 昨年は結婚式の準備で追われていて、気がそっちにいっていた分、幾分マシ、 一昨年はミュージカルの稽古で、1週間に1度はガッツリと稽古があったから、 フラフラしているとダンスの先生に怒られちまうんで、気合でしゃんとしてた(笑)。 今年はというと、別段何か大きなイヴェントが待っているわけでもなく、正に日常生活なんだけど 今のところ、何とかなっている。梅雨明けは来週に持ち越しのようだけれど、気に食わないわけでもない。
MAXに到達!? 絶好調!! いよいよメーターも振り切れるか!? という感ではなく、 ゼロよりちょい上、いいラインのところに毎日があるように思える。
この日。ちょっと日があいたけれど、婦人科での処置、通算4回目。 痛いのはわかっているし、憂鬱だけど、それでも前々に比べたら、自分自身がかなりマシになっている。 そりゃぁね、歯医者だって怖いよ(笑)。同じように婦人科の処置も怖い。 でも、サヨコ&ママさんが口を揃えて同じことを言ったのもあって、 あぁ、そうか♪ と半分は投槍なんだけど(爆)、そんでも半分は前向きになれて、 ダークブルーの世界とは、しばらく絶縁状態で過ごしている気がする。
「まぁ、放っておいてもしゃぁないし、治るで治しにいくんやん♪」
「そう焦らんでも、治るものなんだから気長にやりなさいよ〜♪」
2人に増えた「母親」は、さすが既に子供を産んで育て上げただけあって、いつでも胆が据わっていて、 どちらも底抜けに明るく(笑)、そうかと思えば変に現実的だったりして、 現実的というのは「治らないものは医者もサジを投げる」というところにきちんと集約されていることで 異口同音にほぼ同じことを言うので、そのシンクロニシティにビックリしてしまって、 純粋に2倍になったパワーで助けられている(笑)。母親は強いよな・・・・ホントにそう思う。
この日、歯を食いしばって耐えた処置・・・・ではあったんだけど、前3回分より物凄く痛くて、 帰ってきてからも、「痛みで涙が出る」くらいだった。 そんなで涙が出るだなんて、小学生の時に歯列矯正をしたとき以来かも(苦笑)。 泣いたところで鎮痛効果が出るわけじゃないんだけど、痛いのは嫌いだし(笑)、 ストレスの塊が涙になって出てきたくらいに思ってんだけど・・・・悔しいとか悲しいとか、そういう 心理的精神的なものではなくて、ホント、ただただ痛かった(苦笑)。
ぷよ2もきちんとフォローしてくれて、お腹が空いても起き上がれないあたくしのために、 ベッドサイドまで、バナナと懐かしのナタデココを持ってきてくれた。 精神的には以前よりグッと安定しているんだけど、如何せん、動けないくらい・座ってられないくらい痛い っていうのは、涙とともに笑いさえこみ上げてくる「肉体」の物理的問題なので、仕方ない。
「そんなに痛いんなら、絞め落とすけどどうする?」
「真剣に聞くなよ! 絶対イヤ( ̄^ ̄)」
あたくしは、彼の最後の砦ともいえる申し出を丁重にお断りした。 気絶しないと耐えることもできないなんて、そういう情けないのはもっとヤだ(笑)。 ご飯を作ってあげられない情けなさ・・・・がこみ上げてきたけれど、今日だけはそういう自分も 甘んじて許すことにした。自分ひとりで追い詰まってても仕方ねぇや。
夜中にはある程度痛みも引いて、涙が出るレベルからは脱却し、我慢しながらでも座って 何かを食すところにまで来たので、どうにかこうにか・・・・(苦笑)。 心がポッキリ折れていると、きっとこの痛みも2倍3倍になっていただろうから、 今、心根だけはまっすぐになりつつある・・・・そういうふうになってきたのだろう。 だって、この痛みさえなければ、普通にまっすぐ歩けるもの♪ あと少し休ませてもらって、できることはそれからやることに決めた。
ぷよ2が電車の中刷り広告に「326」の詩を見つけてきたことを話してくれた。 きちんと全部を覚えてきたわけじゃないので、どんな内容だったのかだけを聞いたのだけど、 ちょっと興味深かった。
「『大変』っていうのは、ものごとが『大きく変わること』だから、 あなたが今『大変!』って感じているのならば、それは今、何かが大きく変わろうとしている証拠なんだ」
ちゃんと歩けるようになるのにも、「大変」がつきまとった。 今の病を治しきるにも、きっと「大変」がつきまとう。 脱皮のチャンスを与えてもらっているんだから、あたくしはきちんとそれを堪能して、 チャンスをくれた誰かに「結果」を披露しなくてはならない。 「大変」っていうのもいいものだなぁ・・・・「326」の詩のことを聞いて、そう思った。
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