2005年06月28日(火)
その手からこぼれおちていく何か


言おう言おうと思いつつ、メチャクチャ自然な形でスルーされていった、ゾロ目キリ番88888。
粗品出すって言ってるのに(笑)、ここを訪れる人は相当シャイなのか、ここしばらくのキリ番認定者は
一切申し出がない(爆)。心静かな人が多いんですねぇ・・・・。いや、それはそれでいいんですが。
そんなこんなで、あっという間に90000HIT目前なんですが、昨日なぞ100HIT以上の
訪問を賜りまして、嬉しい所存にあります。普段めっちゃ静かなところですので驚きましたよ(笑)。
もう、日数も少ないですし、今月中・・・・というのはまずありえないとは思いますが、
恐らく来月初頭、大々的にお祝いできたらな・・・・♪ くらいには考えております。
面白い検索ワードで以ってここを訪れちゃった、面白い人たち。
そういう時くらい、一緒にお祭騒ぎをしましょうね(●⌒∇⌒●)




この日。
ぷよ2と一緒に、「オノレの不思議体験」について語り合っていた。
あたくしも彼も、とある時期に、「本当は見えてはならないもの」をバンバン見ていたりして、
そのことについては、かつても色々話してきたりしたんだけど、ここ最近・・・・
そう、交際開始くらいからはあんまり見なくなった。
そして、入籍を機にこの住いに越してきてからは、一切見る事がなくなったのだ。


その昔。あたくしがまだ東京の1ルームのアパートに住んでいた頃。
あたくしは、日本人形のようなおかっぱ頭で、黄色と杢グレーのボーダーのTシャツを着ている、
6〜7歳くらいかと思われる小柄な少女に夜中襲われた。
この部屋は2階でベランダもなく、屋根も傾斜している建物だったので、
上からも下からも、窓の外に人が・・・・という現象はありえないはずだったんだけど、
確かに見た。
そして、物凄い強力で、左腕をガシッとつかまれて、そのまま連れて行かれそうになったのを
寸でのところで振り払い、その疲労がまた尋常じゃなかった為、次の日のレッスンに行けなかった
という過去がある。
その少女は、あたくしにしか見えない「特別なもの」だと思い込んでいた。
誰かに言ったとしても「そういうことってよくあるわよねぇ」と、現象を理解してくれても
実体を説明するには至らないからだ。


ところが。
ぷよ2がこの部屋に遊びに来るようになって、何度目かのこと。
彼奴の「霊感」は明らかにあたくしよりも数段強くて、昔から「見えてはならないもの」を
そりゃ沢山見てきた口だ。
自宅のアパートは毎夜の如くラップ現象が続いたり、月1の頻度で、台所を大名行列が通り過ぎるという
ハイパー級にクレイジーな場所に何年も住み続けるというツワモノであった( ̄∇ ̄;)
あたくしだったら、体力が持たないので、恐らく即引越ししているだろうところに、
もう何年も住み続けていた(苦笑)。

そんなぷよ2が、ある朝、目覚めるなりあたくしに言った。


「なぁ、あさみたん・・・・この部屋で『そういったモノ』見たことある?」

「あぁ・・・・たまにね。・・・・( ̄□ ̄;)!!ひょっとして、久々に出た??」

「出たね・・・・。強烈なのが。」

「即身仏的僧侶?? おかっぱの女の子?? どっち!!??」

「おかっぱの・・・・。え? 前にも同じのが出た??」

「特徴は?」

「小学生になるかならないかくらいで、前髪がまっすぐ切り揃えられたおかっぱ頭で・・・・
下半身は見えなかったけど、ホラ、そこの窓のとこに見たんだよ。
横縞のTシャツみたいなのを着てたような・・・・。」


「・・・・それって、グレーと黄色の横縞じゃなかった?」

「そうそう! その配色だ。その子に思いっきり腕を引っぱられて、壁に打ち付けたんだよ。
物凄い力でさぁ・・・・。」


「同じだ・・・・。」

「( ̄□ ̄;)!!」

「前にあたしが見たのと全く同じだよ、その子・・・・」

「ぎゃ〜〜〜〜っっ!!( ̄□ ̄;)!!」
「ひぃ〜〜〜〜っっ!!( ̄□ ̄;)!!」(まだいたのかよ〜っっ!!)



まぁ・・・・。これきりこの少女は、あたくしたちの目の前に姿を現すことはなかったのですが、
それにしても、供述を照らし合わせるに、全く同じものを、別のタイミングで見たということの方が
めっちゃ恐ろしく感じて、どうせだからついでに、部屋の中まで入ってきちゃった「即身仏的僧侶」も
見ておいてくれると非常にありがたいんだが・・・・と思っても、こっちの都合で出てきてくれないのが
あちらの都合というか・・・・( ̄∇ ̄;)

特別に霊の存在を信じるか、信じないかという問題にもなってくるんだけど、
とりあえず、居を構える際には、あの占い嫌いなぷよ2ですら、風水を参考にしてもいいかも・・・・
と言い出すくらいに、彼は色んなものを見すぎているのである。
風水というのは、そもそもは「気」の流れを基本に考えられているものなので、
武道を嗜むぷよ2にも理解可能な範疇に置かれているらしい。

たまさか今の住いは、物理的な風の流れや、風水的に考えられる気の流れも悪くない間取で、
加えて、同じ敷地内に赤ん坊を抱える世帯が沢山いる。
敷地を越えて、この建物の隣には飼い犬がいるので、もし本当に霊が存在するとしたなら、
そっちに行くかもしれないってんで、我が家は今のところ、とても平和な日々を送っている。




さて。そんなぷよ2
7〜8年前、とても変わったことができたり、見えたりしたらしい。
左手首を故障(脱臼)してからしばらくしてからのこと。
「気」のようなもの(実体は不明)が指先からこぼれているから治りが遅いんだと、
とある人に指摘されたらしい。
この人には、人間が発している「何か」が「色」で見えるらしく、
その当時のぷよ2からは、白みがかった青い色が出ていて、指先からも同様の「何か」が
ずっと煙のようにゆらゆらと噴出し続けていると、その人に指摘された。
その噴出量を調節したり止めたりすることが出来ないものかと、当時、あれこれ努力した結果、
ゆらゆらとしか出ていなかったものが、まっすぐと飛び出すようにもなり、
また逆に、滲み出る程度にまで止めるということもできるようになったという。
ぷよ2には、この「出ている感覚」そのものはわかるものの、目に「青いもの」としては
見えなかったらしい。ただ、その人に「青いものが出ている」と指摘されたから「青いんだな」と
認識する程度だったという。
しかし、「何かが出ている」という感覚だけはハッキリしていたようだ。


そんなある日。
学校の女の子の肩に、3つほどの黒い塊がおぼろげながら見えるようになったという。
トトロに出てくる「まっくろくろすけ」のような・・・・もっとハッキリ言うならば「まりも」のような形状で
大きさは疎らだけど、3つの「まりも」が肩に乗っているのを発見したらしい。
夏場、女性は肌を露出することが増えるので、ファッションの一部とは考えにくく、
でも、そんなに大きなゴミがついていたら、いくら何でも気付くだろう? と思いつつ、
右手で払ってあげようとしたところ、その「まりも」はすり抜けるように手ごたえがなかったのだという。
この「まりも」には、彼が言うところの「嫌な感じ」が出ていたので、ちゃんと取ってあげなければという
使命感にも駆られたぷよ2。今度は左手で触ってみたところ、多少の手ごたえがあったという。

前にちょこっと訓練した、あの指先から出る「何か」が関係していると察知して、
その「何か」の量を多めに噴出したら、「まりも」は見事につまむことが出来て、
3つともきちんと駆除できたのだという。

ただし。ぷよ2はこの「何か」の噴出を長く続けると、左手が動かなくなってしまうらしく、
長期戦には向かないと言っていた。
その「まりも」を取ってもらった彼女はその後どうなったかというと、精神的に少々下降気味だったのが
改善されて、とても覇気のある子になったのだという。


また別件で。
当時、交際していた恋人に女性の友人を紹介された時のこと。
まだ「まりも」を見る目に衰えがなかった彼は、連れてこられた女性の背中を見て仰天する。

「まりも」だらけだったのである!!

右の肩から肩甲骨の下、ひいては、背中の右半分全てが、真っ黒になっていたらしい。
何も見ることのできない、当時の彼の恋人には、普通の白い肌にしか見えないらしいのだけど、
ぷよ2には、背中半分だけが「まりも」に埋め尽くされて真っ黒に見え、相当不気味な光景だったという。
1個ずつ除去するにしても、10分やるのが限界で、10日も放っておくと、増殖していたらしく、
正にキリのない状態。
それでも見えてしまう彼にとっては、尋常ではないものが背中についているのを見ると気持ちが悪いので、
せっせと除去を続けたんだそうだ。

↑一番の功績だとぷよ2も言っていた。



しばらくして、「まりも」は見えなくなってしまったという。
冬場は皆、厚着をするので、肌についている状況がよく見えないらしく、
夏になると急に、街を歩いている見ず知らずの女性にも「まりも」が乗っかっているのを見たりしたらしい。
22〜23歳の2シーズンくらいで、その後は見えなくなってしまったらしいけれど、
この話を聞いて、あたくしは急に彼の左手が愛しく思えた。
あたくしと出会った頃には、もうすっかりナリを潜めてしまったこのパワーを、
是非とももう1度見てみたい・・・・そんな衝動に駆られた。
今でも、指先から出すことができるという「青い何か」はあるんだけど、
如何せん、「まりも」を見ることができなくなってしまったので、容易にコレを出しっぱなしにして
他人に悪影響が出てしまったら大変だから・・・・と「青い何か」もワザと出すことはしないらしい。

実際に出しているところを見せてもらったのだけど、あたくしには「青」どころか、
波動や揺らめく感じ、諸々含めて、違いがよくわからなかった。

↑両目を開けていることが条件らしいんだけど・・・・


「偉いね。ぷよ2先生は。ちゃんと人助けになってるよ。」

「だって見えちゃうんだもん。放っておけないよ。」

「また使えるようになったら教えてね(笑)。あたしに『まりも』がついてたら、ちゃんと取ってね(爆)。」

「わかってるって(爆)。でも今はなぁ・・・・指から出る方は少ないのもあるんだけど、
肝心の『まりも』が見えないからなぁ。指から出てるものの正体もよくわからないし・・・・。」


「動かなくなっちゃうっていうのも、ちょっと不思議だもんね。」

「オマケに、このパワーのせいで、当時の恋人にはフラれちゃうし( ̄∇ ̄;)」

「え?? コレが原因だったの??」

「そう・・・・。」

「アンタまさか・・・・( ̄∇ ̄;)」

「違うよ!! その逆だよ!! 彼女の友達自身が・・・・ね。」

「そっか・・・・そうだったのね。でも、気持ちはわからなくもないな・・・・どっちの気持ちも。
ミユちゃん
(仮名:当時の彼の恋人)も複雑な気分だっただろうし、きっと彼女の友達も・・・・。
自分のことをラクにしてくれる人っていうのは、やっぱり特別な存在になっちゃうから、
仕方のないことなのかもしれないよね。」



この当時の恋人のことを、メチャクチャに好きで、結婚も考えていたくらいに好きで・・・・という過去のことは
あたくしもよく知っている。
交際期間はそんなに長くなかったのに、物凄く濃厚な時間だったということも。
彼女の友達が、彼に対して好意を持ち始めてしまったことで、恋人同士の均衡が崩れ始めたのだ。
しばらく誤解・・・・というか、彼の気持ちが届かないまま時間は過ぎていったらしいけれど、
ある時、いきなりその前の恋人(ミユちゃん)から連絡があったなんてことも言っていたなぁ・・・・。
しかも、あたくしと出会ってから・・・・彼女と別れて猶に3年以上が経った頃だったっけ。
過去に好きだった人をどうしても嫌いになれないということは、あたくしも身を以って知っているから、
そこに帰り着きたいのであれば、そうして欲しいと、あたくしは咄嗟にそう思ったっけ。
彼はそうしようとしなかったけれど。

あの左手から、これ以上何かがこぼれおちていかないように、あたくしはこの夜、
彼の左手を自分の右手でつなぎとめて、それで眠りについたはずだった。


気付いたら、お互い暑かったのか、凄く反目しているような姿勢で寝ていた(爆笑)。

あさみ


投票ボタンです。押すとアサミンジャーがはしゃぎます♪


あなたの毎日にずぅむいん・・・・

My追加




めーるはこちら♪

宿帖直通(BBS)