2005年06月15日(水)
双子って・・・・双子って・・・・


雨が降る前兆には、相変わらず体調が悪くて・・・・何がどうっていうわけでもなく、ただただ倦怠感。
そんなこんなで、21時過ぎにはベッドで横になっていた。
何となくトリビアを見ていて、もう既に「へぇ」度はタモリと同じくらいのネタしかないのですが、
「卒塔婆専用プリンタ」を紹介された時の、あのバカくだらない衝撃はもうないのかしら?(苦笑)


そんな様相を呈し始めているこの番組を何となく眺めながら、「トリビアの種コーナー」。


「双子の女性が第一印象のみで男性を選ぶ時、一致する確率は・・・・」


なんてのをやっていたので、一瞬だけ怠さが吹っ飛んだ(笑)。
気になります。正直、メチャクチャ気になりますよっ!


あたくしは双子ではなく・・・・まだ発覚していない兄弟とかはいそうな可能性バリバリですが、
兄弟といえば、かなり頼りない弟・リョウヘイちゃんただ1人。
姉とか、妹とか、そういうのがいたら、この性格も変わってたかしら・・・・? なぁんて努々思いませんが
もし双子だったら・・・・あぁ、でもきっと、大きく運命は変わっていただろうな、などと
もうこっからはさほど大きく運命は変わんないだろうと確信しながらも、そのネタに釘付け( ̄∇ ̄;)


だって・・・・。だってね・・・・。
あたくしの初恋の相手って、双子の片割れなんですもの(爆)。兄の方。ガッツリ、一卵性双生児。
同じ学年の女子には、何でか、若干、人気の差が出ておりまして、
彼らのどっちかを好きという女の子は、決まって弟の方だったりして、ライバルは少なかったんだけど、
こんな時代から、マイノリティ側かよ( ̄∇ ̄;) と好きになってしまった後に嘆いても
それは後の祭りとかいうヤツでして。
そもそも。
双子の片方だけを好きになる・・・・というこの現象。
大人になってから、淡い初恋の思い出をよくよく鑑みて、冷静に分析してみると、
あの時周囲がよく言っていたセリフが鮮明に思い出される。

「どっちだってそんなに変わんないじゃん♪」

え・・・・えぇ。確かにね、確かにそうかもしれないけれども、
少なくともあたくしの目にはそういうふうには映らなかったの。


中学の時。
この双子の兄とは1年の時にクラスが一緒。弟とは2年、3年とクラスが一緒で、馴染みも深かったわけで
彼らは、あたくしのヤードの近くにいたりしたから、兄とも一緒に仕事をしたことがあれば、
弟とは一緒にクラス委員もしたことがある。
鋭利な刃物のようでもあり、はたまたある側面では鈍器のようなものでもあった、
あたくしが人間凶器だった時代・・・・(自爆)、彼らの性質はそんなあたくしとは真逆で、
少なくとも、切れ味や破壊力を看板にしているような人間ではなかった。穏やかで・・・・。

何か特別な事件があったわけでもなく、気付いたら好きになってたんだから、仕方がないじゃないの。
兄の方を好きになったので、弟の方と一緒のクラスというのは正直へこむんですが(笑)、
この頃から、既にちょいちょい芽生え始めていた人間観察の好奇心で以って、
弟の方を代替してよく観察していた。
それで得た結論は、「やっぱ、なんか違う・・・・」・・・・恋は盲目である(爆)。

後姿でさえ、違(たが)わぬに見分けがつくほど観察してたんだから、あの時のあたくしも大したもんだ。
恐らく、今、会うようなことがあったら、この培った観察眼の威力は半減するどころか、
選別も難しいんじゃないかと、自分でも思うんだけど( ̄∇ ̄;)
成長期の15年っていうのは、人間、見た目も中身もガンガン変わる。


そういや、卒業して丁度1年経った頃・・・・高校2年になる?ならない?の春くらいのこと。
言葉は交わさなかったものの、街で信号待ちをしている時に偶然バッタリと、この兄の方に会った。
互いにかなり風貌が変わってしまった後のことだ。こっちも向こうも互いに1人。
あたくしは「人間凶器」も同時に卒業して、演劇部の核弾頭・パトリオットとして居場所も確立した後。
髪も背中を十分に隠すほどに伸び、学校の部活に行くのに平気で私服でひょっこり行く妙な勇気も携え、
丁度、その勇気を発揮中の出来事だった( ̄∇ ̄;)

向こうはというと・・・・かなり太っちゃってた( ̄□ ̄;)!!

それがショックというわけではなかったけれど、そして、彼が間違いなくあたくしが好きだった人だと
きちんと認識したのにもかかわらず、おいそれと声をかけられなかった。
目が合ったのに何も言えなくて、程なくして信号は青になってしまい、
同じ横断歩道を渡ったのに、そこから先は別の方向へとそれぞれ自転車を走らせていったのだった。
・・・・あぅ。ちくしょー。どうして何も言えなかったんだろ・・・・。
1年経ったとはいえ、初恋の君に街で偶然なんて、そういうシチュエイションなんかなかなかないだろうに。


2度目の奇蹟は、この出来事から丁度1年半。翌年の秋のことだった。
やっぱり言葉は交わせずに、互いに目だけを合わせて擦れ違った・・・・なんてことがあった。
あたくしの隣には当時つきあっていたタカがいて、向こうは1人。
駅前のロータリー西側の歩道で、ほんの一瞬擦れ違ったのだ。
この時既に、あたくしには、彼のことが兄だか弟だかを一瞬で判別するのが少々困難になってきていた。
俯き加減で「どっちだろう、どっちだったんだろう・・・・」と、隣にタカがいるにもかかわらず
暫し、1人の世界へ(自爆)。
その歩道を離れてしばらくしてから、あたくしは隣にいたタカに思い切って切り出してみた。


「あのね、さっき駅のところで擦れ違った学ランの人いたじゃない?」

「あぁ・・・・。俺の中学の時の同級生にそっくりだった。
あんまりいいヤツじゃなくて、俺はそいつのこと嫌いだったんだけどな(笑)。」


「そう・・・・。実はね、あの人ひょっとしたら、あたしの好きだった人かもしれないんだ。」

「( ̄□ ̄;)!! ん?? 『かもしれない』って、何??」

「双子だったの。好きだったのはお兄ちゃんの方。」

「あぁ・・・・そういうこと。」

「昔はね、すごくそっくりでも絶対に見間違ったりしなかった。
ホラ、あたし視力もいいじゃん(笑)。グランドの端っこにいてもどっちかすぐわかった。
後姿でも、絶対に間違わなかったのに・・・・なぁ。今日は・・・・わかんなかったよ(笑)。」



この時、タカとは日常的に交換日記のような手紙のようなやりとりをしていて、
というのも、別々の高校だったし、この頃すでに受験一色みたいな生活に突入していたから、
会えるのは水曜の放課後か、彼の学校で模試がない時だけの土曜の午後という生活だった。
だから1週間分の積もり積もった鬱憤や色々と考えていることなどを、ノートに書いてやりとりしていた。
(手元にはないけれど、そのノートは今でも残存している(_□_:)!! 読み返すとアオい!!)

タカはこの時のあたくしのことを、ノートに書き記して次の週に持ってきた。
抜粋とかトレースとかが出来ないので、凡その内容しか書けないけれど、大体こんな感じだったと思う。


「あのオトコとすれ違った時、明らかに夕雅がいつもと『違う』って思ったよ。
その後に『好きな人だったかもしれない』って聞いて、正直ショックだった。
そうか、そういうことだったのかって思った。

でも俺には確信がある。
あのオトコは、確かに、夕雅が『好きだった人』本人だ。
どこにそんな証拠があるかって?
俺は見てたんだ。
アイツが夕雅のことを一瞬とはいえ、きちんと見て、何も言わずに少し笑って、
行ってしまったのをな。

言ったろ?
俺の中学によく似た気に食わないヤツがいるって。
アイツに似てたから、その瞬間のことを覚えてるんだよ。
『人のことを見て、なに笑ってやがんだ!』って腹が立ったから、覚えてるんだ。

その後に夕雅があんなことを言い出したから、全部が繋がったってわけさ。
告白されてOKを出した相手のことを、オトコってもんはそうそう忘れるわけない。
弟だったら、見るも笑うもなく、素通りしてたさ!」



そんなとこまで見てたんかいっ!! と、書いてある文面にツッコんでも仕方がないので
何とか溜飲を下げたものの、あたくしの一挙手一投足を一縷も溢さずに観察していたタカ
あたくしはちょこっとだけ嬉しい反面、ちょこっとだけ同情した。
あたくしが中学3年間、シン(双子の兄)にしていたこととほとんど一緒。
届けばいい、伝わればいい、と、必死になって見ていたのとすごくよく似ている。
でも、タカがこんなにも一所懸命にアピールしてくれているのに、
伝わってくるものは、きっと彼の伝えたいことの半分以下くらいなんだろう。
明文化されたからよかったようなものの、彼が口を割らなければ、2度目の奇蹟に関しては
受験を控えた秋に、何かを予感させるように偶然出会えた、ただの1日になったところでもある。



トリビアの話に戻ろうか(爆)。
10代〜30代の双子の女性70組に、一般人でも芸能人でも憚られるので、
CXの番組ADの写真を10人分パネルに表示して、第一印象で一番良かった人を同時に指し示す
アナログ万歳な検証方法で、見事合致してしまった双子の数は、70組中50余組。
およそ73%の確率で、同じ人を指し示すということが判明した。

逆転の発想でいくと・・・・およそ3割の双子はまるっきり別の人がいいと思うようだ。

あたくしが好きになった双子の兄弟が、7割の方なのか3割の方なのか、それはもうわからない。
兄の方にはあたくしが告白をしたから、その気持ちを確かめるに至ったけれど、
よく考えたら、同じ場所にいた時間が長かったほうの弟のことは、あたくし本当にさっぱりわからない。
ただ単に興味がなかったからだ。
どんな女の子が好みだったのか、趣味は何なのか、兄と一緒なのか、違うのか、
そういうこともほとんど知らないまま、あたくしは兄のパーソナルを追っかけるのに忙しくて
全然、見向きもしなかったけれど、よくよく考えたら、彼らは双子だったんだった(爆)。
シンの好きなものを、彼も好きだったかもしれない。
でも、思うのは、彼らはひょっとしたら3割の方の人間だったんじゃないか・・・・ということ。
兄はバスケ部で弟はサッカー部、トレースしてくる絵も兄はあだち充派で弟は北条司派(爆)。
確かに興味の向きは似ていたようだけれど、毎日のように観察していると、
学校の中で兄弟で比べられるのを非常に嫌がっていた感じもしていた。
その割には、仲が良くも見えたんですが・・・・( ̄∇ ̄;)
兄は少々つっけんどんな性格だったけれど、弟の方はそれに比べて優しいから、当時の女の子たちに
そこそこ人気があったのだ。

これは自分で推測しているので、多少の誤差が生じることかもしれないけれど、
1つだけ、確証していることがないわけでもないのだ。
弟には、あたくしのことを嫌われまではしなくとも、少なくとも好かれてはいなかっただろうな・・・・
ということ(笑)。
そう言い切るには、ちゃんとした理由もあったりする。。。。

↑告白に時間がかかったのはそのせい(笑)

無節操というわけではないんですが、好きな人以外のところでもあれこれと取り繕っていたら、
本当に疲れてしまう。
後年、「計算女」という呼ばれ方で以って、こういうオンナは大人になればなるほどゴロゴロと繁殖している
という話を聞いたことがあるけれども、さすがに大人になってからそういうことをするほど
あたくしも完璧な八方美人ではない。ましてや、家庭内で繋がっていないなら単騎一発勝負。
最初に双子に惚れたもんだから、そこから脱皮してからは余計な計算や杞憂はないほうがラク♪と
変な悟りを開いてしまったのでありました。

確かにあたくしは基本的に八方美人ですが、あんな終わり方をする恋とわかっていたならば、
ちょっとは彼の弟のことも気にして、きちんと振舞うべきだったのだろうかと、
人生のターニングポイントのことを今更ながらに反省するのである(笑)。

そうはいっても相手は双子。
初恋からして、厄介な相手に惚れたもんだな・・・・と、自分で自分が嫌になる(笑)。
昨年末、ずっと心に閉じ込めていた、罪なる恋心を解き放ったので、
今では嘘偽りなく何でも言ってしまえる・・・・とここの読者にもきちんと誓いを立てた上で言おう。

何でか、本当に弟の方には一切ときめかなかったのである( ̄^ ̄)(爆)
いや当時、ためしに、「双子なんだから同じ魅力があるのかもしれない」という横着な好奇心から
弟側を熱心に観察したこともあったんだけど、兄に惚れた後ではときめくものもときめかず、
そう何日もしないうちに、この観察も断念した。


彼らの他にももう一組、同じ中学に女の子の一卵性双生児がいたんですが、
パーソナリティがハッキリしていて、姉には姉の、妹には妹の個性が存在していて、
同じ高校に進学していったあの兄弟と違い、この姉妹は高校も別で趣味も全く違う感じがしてました。
今はどうかわからないけれど、あの検証をこの姉妹にやってもらったら
恐らく3割の方にいくんじゃないかと勝手に予想したりしている。
姉の消息はちと不明なんですが、妹の方は2〜3年ほど前に結婚&妊娠したという報告がありまして、
その報告も、親からのもんでして、おいおい、一所に連絡を入れれば2人分の足取りをキャッチできる♪
と思っていたのに、なんじゃそら?? と思ってしまったことは、そのご家庭の諸事情もあるので
もうこのへんにしておこうと思う(爆)。

↑同じクラスにならなかったせいもあるけど^^

人間観察をするのが好きとかいいつつ、未だにあの双子のことだけは本当に謎で、
同じ出身中学の子に言わせると、微妙な違いが見てとれるそうなんだけど、
1人でいてもセットでいても、あたくしには精巧なクローン人間にしか見えないのでした( ̄∇ ̄;)

双子に関するシンクロ性の研究は、進んでいるようで未だに解明できないことが多いらしく、
そんな未知の生命体に13にして惚れてしまったあたくしの人生は、そこで狂ったな(あは♪)としか
説明がつかなくて、そんなオノレもまるごと愛せよぷよ2♪とばかりに責任転嫁♪┐( ̄∇ ̄)┌オホホ

今でも愛しいと思います。双子。の片割れ(笑)。

あさみ


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