2005年03月23日(水)
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万博、万博って騒ぎすぎ( ̄∇ ̄;) |
笹島にポケモンのテーマパークみたいな遊園地が完成して、 名駅からナナちゃん人形方面へ流れる人々が、ここ数日でガツンと増えたらしい。 相変わらず、「セントレア」なる空港観光施設も盛況っぽいし、それでもオープンの頃に比べたら 何とか落ち着きを取り戻して、普通に空港として機能しているらしいけれど コレらぜ〜んぶ、万博がらみの施設。こっちに住んでいる者からしてみると、 実に「何だかなぁ・・・・」と興味をそがれる、愛・地球博。
大阪万博以来の・・・・とバカみたいに報道が繰り返されているのだけど、 (地方局では、愛知万博がらみのことばっかで、笑止・・・・ウンザリ( ̄∇ ̄;)) それは「国際万国博覧会」という呼称が大阪万博以来であって、 国際万博という括りで言うならば、つくば万博、沖縄海洋博、大阪花博・・・・これら全部「万博」に相違ない。 よっぽど上記のテーマ博覧会の方が、目的とテーマがしっかりしているから面白味もあるし、 行こうかな・・・・という気にもなるんだけど、愛知万博も内覧会が終了した今、 コレ・・・・ホントに世界の皆様にご披露するつもり?? と疑問符だらけの陳腐な状況。
知らない人がまだいるかもしれないので、一応付記しておきますが、 愛知万博のセキュリティ・・・・つか、入場ゲートでの持ち物検査は、空港より厳しいんですよ(爆)。 ペットボトル飲料、弁当その他は持ち込み禁止。一部水筒は除く・・・・とあるけれど、 コレは遠足や修学旅行等の学生に対する配慮なだけで、食品の持ち込みは一切ダメというのが 基本的なスタンスである。 発覚した場合はどうなるかというと、受付で一時預かり・・・・と名目上はそうだけれど、 要するに、破棄されるのである。 なぁにが「地球に優しい博覧会だよっっ!?」と、ビックリしちゃうよ。 で、このルールから起きた二次災害(爆)というのが、全くもってのお笑い種で、 売店、レストラン、その他、食事施設が昼食時に機能しきれず、 結局、食事をゲットするのに1〜2時間待ちは当たり前・・・・という、待ち時間がない博覧会のはずが、 とんでもないところで誤算を披露していてくれる( ̄∇ ̄;) 誤算というよりも、明かな見当ハズレ。無計画もいいところ。 大体、飲食関係の店舗を施設内に併設する場合、採算はともかく、入場者数をきちんと捌ききることが 大前提のはず。持ち込み禁止にした以上、そのくらいのことはやって当たり前なのに、 これから真夏にかけて、脱水症状、熱射病、その他で卒倒する人続出とお見受けするけど そこんとこ、どうなわけ?? 考えるだけで行きたくない( ̄∇ ̄;)
また、万博の目玉とも言われている、通称リニモこと、リニアモーターカー。 内覧会の間に、4回「も」誤作動&緊急停止した、内乱ヤロウのリニモ(爆笑)。 コレを目当てにやってくる人もいるんだから、殺到するのは予見できたはず。 それも、関係者のみの内覧会如きの殺到で、一気に乗ったから傾いた、重量オーバーで浮けない等々 お粗末な停止措置が多すぎる。ハッキリ言って、見ていられない。
加えて、前もって見学パビリオンをきちんと予約しておかないといけないこのシステムのおかげで、 意外とな人気を誇っている「となりのトトロ さつきとメイの家」と「氷漬けマンモス」 ですが、とりあえず、1時間待ちとか2時間待ちとかいう半端な待ち時間じゃございません。 1ヶ月待ちです( ̄^ ̄)(苦笑)。 もう、向こう1ヶ月の予約が全て完売状態。 4月末にならないと、次の整理券を手に入れることは出来ません。観てまわることすらできません。 コレに対しては、さすがに主催者側も少々頭を捻ったが、しかし程度の低い知恵しか出てこないのか、 そのパビリオンの近くを通れる・・・・というこれまたお粗末な対応で、 お客の溜飲を無理矢理下げさせているこの現状・・・・。 地元なので、様々な詳細報道がなされますが、それを目にする度「あぁ・・・・またなのね」と、 ガッカリ度が日増しに膨れ上がる、愛・地球博(トホホ)。
新聞記事によれば、これら対応策は、金曜から一般開放だというのに未だ善後策が見つからず、 処置に困っているらしい。 あと2日で「世界の国からこんにちは♪」状態になるというのに、何だコレわ!? という感じです。
あたくしは、大阪万博の時にはまだ生まれていなかったので、詳細については知りませんが、 とにかく、物凄い人だったということと、岡本太郎の太陽の塔、三波春夫のあの歌・・・・くらいは 知っている。国民が挙って、未来の日本に対して期待を寄せて、 「万博」に足を運んで、楽しんで帰ってきた・・・・というのがわかる。
今回の万博には、それがない。 明らかに、つくば科学万博の方が盛り上がっていたと思う。 加えて言うなら、全国ランキングでも凄い黒字をはじき出したという、「ぎふ中部未来博」の方が 集客率と地元の結束がとても強かったようにも感じる。 地方博と比べるまでもないことはわかっているけれど、魅力的には疑問符だらけの愛・地球博。
実は。 数年前に、藤前干潟干拓を巡って、地元住民は「自然を破壊しないでくれ」と反発し、 それでも万博のためと押し切った、そういう経緯があるのを地域住民は知っている。 万博のテーマに沿っていない、この埋め立て行為は規模が縮小されたものの、それでも めちゃくちゃなことをやったことに変わりはない。 それからそう何ヶ月も経たないうちに、万博の前売り入場券の発売が開始されたが、 もっと売れると思っていたのか、初日の売り上げは芳しくなかったらしく、 明らかに拍子抜けしていた主催者側。 そりゃ、当たり前だろう・・・・と、その前に万博がらみで巻き起こった騒ぎと 偽善満載のテーマとで、頭の整頓がされていないのだから、全然売れていかない前売り券のことは 当然とばかりに受け止めていた。
ここ最近になって、物凄い勢いで宿や入場券が捌け出したらしいけれど、 それでも、我々はあんまり行く気がしない( ̄∇ ̄;) 規制だらけの会場で、何を見て、何をするか・・・・そもそも、興味深いものがあんまりないし。 「さつきとメイの家」を見に行くんだったら、日本昭和村でのんびり遊んだ方がいい気がするし、 そのうち、あの氷漬けマンモスも、どっかの博物館で常時展示されるかもしれない。 まぁ、されなくても、特に困るようなことはないし・・・・。 リニモも万博終了後にすぐに撤収されるとは思わないので、乗ろうと思えば多分乗れる。 ・・・・と、様々なことが「今後すぐに実体験が可能っぽい」という、要は「目新しさ」に乏しいため 別に今じゃなくてもなぁ・・・・と思ってしまう。 加えて、内覧会で起こった数々のトラブルに対する善後策が手探り状態のところに 足を運ぶほど命知らずでもない。 こんな、どうしようもない会場だもの。恐らく、テロの1つや2つ起こってもおかしくないな。 つか、たとえ、テロが起こったとしても、文句の言いようがない( ̄∇ ̄;)
加えて、開催期間中に東南海地震が起きたらどうすんだろ? 多分、考えてないだろうな( ̄∇ ̄;) 考えてたとしても、マンモス守るのに必死だろうな、きっと( ̄∇ ̄;)
全国区のニュースではあんまりやってないだろうけれど、地元では毎日毎日、カウントダウンも兼ねながら 万博がらみのニュースばっかり。。。。正直、つまんない。 名古屋の地価の高騰振りが、景気回復?という誤解まで与えているようだけど、 東海地方で、唯一まともな収支を上げているのはトヨタくらいです。 万博がらみの施設を無理矢理造っただけで、景気なんかちっとも回復していないし、 実際、東海3県、宿の範囲内になりそうな地域に住んでいる住民が、関心を示していない時点で 終わってるなぁ・・・・と思うわけ。 万博よりも日々の暮らしだし、地元でやるからって、あんな偽善のカタマリ博覧会なんて 正直、遠慮したい。
ぷよ2とも話してたんだ。 例えば真夏。入場して、すぐに飲料を確保したとして、1日回る間、ずっとそれを持っていることが 如何に不衛生か。 それならば、凍らせた飲料を持っていった方が、経済的にも環境的にも優しいんじゃないかと。
もし、この万博を見に行きたい人は、絶対にガイドブックを購入することは必須。 今すぐにでも宿を押さえることも必須。 車で行こうが電車で行こうが、労力は変わりません。駐車場から会場まで30分以上歩くこと必須。 結局シャトルバスのお世話になること必至。 緊急避難方法はご自分できちんと考えて、被災難民にならないように万全の対策をもって♪ 東北、北陸、九州と、ここ数ヶ月の間にグラグラと列島が揺れていて、 一番危ない、愛知(瀬戸)に出向くことがどんだけ危険か、考えた方がいいっすよ。
地元のガイドには自信があるけれど、正直、この万博に関しては ガイドを頼まれても、あたくしが行く気ゼロな上、上手に地元の特性を説明できそうもない。 今年は9月まで、あの場所にはあんまり近づかないようにしようと、心に固く誓った アサミンジャーなのでありました。
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