2005年03月17日(木)
腰は重いもの


やっとゲラ原稿に手を入れた(爆)。
よくぞここまで放置したよな、自分。毎度のことながら感心するぜ( ̄^ ̄)

25×25の2段組で、都合7ページ・・・・。
当初は、このくらいの枠で完結できる物語を書く練習のために寄稿を始めたけれど、
いつの間にか連載なんかしちゃって。
とはいえ、毎回キリのいいところで〆ねばならず、毎回の章立ても連載とはいえ結構大変だったり。
いい練習をさせてもらってますよ。
1ページあたり、数千円の負担金が発生するけれど、趣味のお金にしたら安いほうだと思う。
先行投資として、様々な書籍は揃えたつもりだし、資料として足らなければ図書館へも行くし。
そんなこんなで、あたくしにとってのライフワークは、いい感じに倹約されながら続いているのであります。


毎度のことなんだけど、何度も見直して赤を入れてもう大丈夫と思って発送して、
いざ、活字になったのを喜び勇んで読み直すと、必ず1箇所以上の手落ちを発見する( ̄∇ ̄;)
前回は、もうぷよ2と一緒に暮らし始めていたので、見直しの時は彼にも手伝ってもらった。
その時の作品は、一切誤字脱字等、誤植はなく上手くいったのだけど、
著者校正というのは本当に厄介な作業で、1人っきりでやっていると、どうしても内容先行型になってしまい
そんな今日も、「指輪の重さを表現するのに『オンス』という単位は是か非か?」という問題に
ぶち当たって、それだけで30分くらい悩んでいた気がする(笑)。
で、それで煮詰まっていると、二点リーダの誤植を危うく見逃すところだったり(よくやる( ̄∇ ̄;))
句読点が行頭にきてしまうからそこんところを何とか上手に調節しないとなぁ・・・・なんてのがお留守になり
ハチャメチャなまま発送・・・・というトホホな結果になってしまうのである。

指輪の重さが何「グラム」だろうと、何「キログラム」だろうと、何「トン」だろうと、
はたまた何「オンス」だろうと、読み手はそんなところにポイントなんか置いてやしないのに、
書き手としてのこだわりが、グワッと発揮されるのは、もうこの著者校正が最後の砦なのだ。

また今回、改行の字下げが上手にいってなかったりして、そこばっかに目を取られていると、
表現を直す最後のチャンスだというのに、まずは見た目的にどうなのかということの方が
やっぱり先行してしまい、よろしくない結果として活字になる・・・・なんてことが頻発する。


う〜む・・・・。
やはり最終目標は、一発校了の著者校正じゃなくて、校正技術者にきちんと字面を見てもらい、
そいでもってハードカバーで出版!!っていうのが一番いいよなぁ♪( ̄¬ ̄*)
昨今、自費出版ブーム&ブログの浸透で、素人にもいくらでも出版のチャンスがあるわけなんだけど、
やっぱり活字の世界ってそんなにハードルが低くちゃ、ありがたみがない。
何が文学でどれが文芸なのか、その線引きはあたくしにもできやしないけれど、
やっぱり、残っていくものを書かなくちゃなぁと思うわけ。


そんなあたくしが書いた、短編の中で、きっと多分、今後も残っていくだろう作品が1つだけある。
「朱い月」だ。あれだけは本当に勢いで書いた。神様が降りてきてた。
加えて、周囲の評判がとてもよろしかった。
あれをモチーフに、長編でも書こうかな・・・・と、勘違いしちゃうくらいに巧い事まとまった。
そうやって、習作を柳行李いっぱいになるまで書いて、その中のほんの一握りの作品でも残っていけば
幸せなんだよなぁ・・・・。
エッセイ(随筆)という形ではなくて、やっぱりフィクションの創作がやりたいんだ、あたくしは。

次に神様が降りてくるのはいつのことになるやらわからないから、天を仰ぐのはやめにして、
まぁとにかく、コンスタンスに「作品」を発表できるだけのストックを
この脳みそのシワの細部に蓄えときたいもんだ・・・・そんなことを思う。

↑何度も何度も推敲したい作品でもある。

満たされきっていると、何ごともそうだけど、振幅に乏しい文章しか書けなくなってきちゃうんだよなぁ。
なので、せめてもの抵抗・・・・というわけじゃないけれど、書く時はなるべく食べないようにしている(爆)。
不健康に煙草ばっかりを燻らせて、極限にまで自分を追い込んで、
ようやく、ようやく・・・・やっとの思いで搾り出さないと、面白くないのだ、自分でも。
以前、あたくしのことを「自分をいじめるのだけは天才的!」と言ってくれちゃった人もいたんだけど、
面白いものを作るためだったら、何でもやってしまいそうな自分を最近では呪いたくもあるんだな(爆)。
腰が重いのもそのせいで、追い詰められるところまで追い詰めてみて、最初の結果を出す・・・・
というのが、ここ最近の定石になってしまっていて、コレはいかにも不健康だな( ̄∇ ̄;)と
自分でも省みている始末で、もし子供でもできて、禁煙・・・・なんて運びになったら
最低1年、断筆宣言か??と、背筋が凍るような感覚にも襲われる。
出産未経験でも産みの苦しみを知っているとなると、かなり厄介なものではある。

↑貧乏人の子沢山(-。-) ぼそっ

子供を産む前に、何かひとつ、長編小説を完全にしあげちまうのも、この人生にはお似合いの
ひとつの方法かもなぁ・・・・。
いつもは重い腰も、こうやって自分を追い込むと、ちっとは上がるんじゃないか・・・・などと画策中。

あさみ


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