2004年12月05日(日)
あたくしの愛読書


・・・・なぁんて表題に書くと、おやまぁ、どういう風の吹き回しで?
それでどんな作家の本を読んでいるのかしら? なんてことを思われるやもしれない。

先日、眠れぬ夜に読んだ著書は、別段「この人の書くものだったら何でも好き!!」とかいう
熱烈的嗜好があるわけではなく、ただ、手に入れた当時の自分に合っていたとしか言いようがなく、
そして、そうやって自分は年々少しずつ変化していくものだから、嗜好品も流動的だ。
著書などというものは、正にそれの権化で、結構、読書においては偏食家なんだけど
タイトルには偏りがあるものの(笑・・・・全然実用的でない実用書とか)、作者にはあんまり偏りがない。


そんなあたくしを、十分に満たしてくれる最近のマイブームといえば、漢和辞典だ(爆)。
もう、何でもかんでもコイツに頼る(爆笑)。
ちょっと前までは、新解さん(三省堂 新明解国語辞典)だったのだけど、
あれは、どうしても言葉の意味が判らない時や、インスタントに漢字をど忘れした時に
パパパっと引いて、すぐにお役目が終わるようになった。
その昔は随分と読み込んだものだが(爆)、最近はめっきり、漢和辞典ばっかり捲っているようになった。


あたくしが今、お世話になっているのは、高校時代に購入した、小学館の新選漢和辞典というもの。
購入した当時は、それこそ滅多に使わなかったものの、最近では日常生活でも大活躍である。
どうして、みそじにもなって漢和辞典がそんなに活躍する場面に遭遇するのか?という
素朴で単純な疑問にぶつかると思うのだけど、ホレ・・・・あたくし、命名色紙を受注販売している上で
この漢和辞典はホント、必須アイテムになってしまったのである。
普通に歌を詠むときでも、持たせる意味合いのことを考えて、わざと仮名にしたり
普段はあまり使わないような、正式な表記をすることによって、より歌の意味に近づけるように
心がけるようになったのである。


昨夜も、風邪薬を飲んで少しボンヤリしている間、漢和辞典をわけもなくペラペラとやっていた。
国語辞典と違って、50音順に配列しているわけではなく、小中学生の頃は使いにくいなぁ、もう!!
となっていたこの辞典とも、すっかり仲良くなれた。
最近では、読み索引だけではなく、きちんと正式な使い方でもある部首索引を使って
丹念に調べ上げる(笑)。

そんなことをして、何が楽しいの? と聞かれるかもしれない。
でも、楽しいよ?
漢字の意味をきちんと知っていると、絶対に曖昧な書き間違いやおかしな読み間違いは起こさないし、
そうでなくとも、ボンヤリしながらここに書いた日記は誤変換が多いけれど(笑)、
シャッキリしている時は、そういう意味合い的誤変換も減少する。

元々、アナログで手書き主義だったあたくしがそんなに知識を詰め込めるわけもなく、
あれこれと書き付けるときは絶対に辞書が必要で、コレは小学生の時から習慣づけてきたものだけど
三つ子の魂云々ではないが、この年になっても、その習慣が抜けないというのは恐ろしいものだ(苦笑)。


漢字というのはとても面白いもので、中国伝来の文字というのは一般的に知られているけれど、
実は「国字」といって、中国に存在しなくても、日本で普通に使用される漢字もあるのだ。
簡単なところで、思いつく文字というと・・・・「畑」。コレは中国ではなく日本で生まれた漢字。
中国では、別の文字で「はたけ」というのを表すようだ。
また、辞書をペラペラとやっていると、絶対に見たことがない漢字にもたまにお目にかかる。
それは何かというと、旧字体だけが日本に残り、中国では簡略化された新字体が定着し、
そういうのも活字としてきちんと辞書には載っている。
昨日、お目にかかったのでいうと、「專」の新字体「専」の更に新字体というのが存在するらしく、
申し訳ないが、部首や形もきれいさっぱり忘れてしまった上(笑)、日本語対応のIEパッドでは
どうやら導き出せそうにもない、そんな漢字だった。中国では「専」よりもこちらを一般的に
使用しているらしい。そういう漢字はまだまだ沢山あって、画数の多いややこしいものだけが
辞書に載っている・・・・というわけでもないみたいなのだ。


最近・・・・あたくしが個人的にハマっているのは、小説の登場人物とかじゃなく、
リアルな命名に際しての漢字の選出(笑)。
やがて、ひょっとしたら生まれてくるかもしれない「ジュニア」のために、
ある程度のストックをしたくて、それでパラパラやっているのもあるのだ。
使われなかったら、それはまた次に書く小説の中で使っちゃおう♪( ̄ー ̄)ニヤリッ
そんな目論見もあるので、楽しいっちゃぁ楽しい(笑)。
自分の書く小説に登場する人々は、わりと刃物のような鋭さがあったり、真意をズバリと見抜く
どこか怖いところがあったりする人が多く、そのためか、使われる漢字も・・・・「にすい」の部首であったり
「牙」が入っていたり・・・・と、わりとわかりやすい。
「雅」という字も「牙」の中に属する漢字だけど、意味合い的には柔らかいので、
きちんと調べた上で、自分の筆名・芸名の中にも入れた。

小説の中でも名付けに関しては「リアル」を追究するので、音が決まったら
その音を忠実に表す文字をいくつか選び出し、ごちゃごちゃしないように、シンプルにおさめる。
実際にいそうな名前、音はダサ目でもいいから文字に拘るけれど、あんまり画数の多いものは使わない
コレがあたくしの中での鉄則である。

↑大事なんだよ・・・・結構

だからホラ、有名な作家さんでも、わざと登場人物のことを平仮名で書いたり片仮名で書いたりする
そういう人って少なくないでしょう? 特に現存するアナログ派の人って、そういうの多いみたい。


で、だ。
あたくしの今、気にいっている文字で、「和」という文字があるのだけど
コレが凄くいい意味の文字でね♪ 昔はそんなに興味がなかったのだけど、
とある方のお名前を見せていただいた時に、この文字の奥深さを知って以来、
あたくしは「和」のとりこ(爆)。(実桜たんママ・・・・あなたのことなの♪)
男の子の名前でも女の子の名前でも、この字を入れたいなぁ・・・・なんて、夢見心地で考えてたりもして、
お告げ的に夢の中で発生した名前にも、偶然この文字が入っていたりしたものだから、
もう、女の子が生まれてきたとしたなら、この名前しかない!というのは決めてある( ̄^ ̄)
男の子の方もいくつか候補はあるが、決定的!!というのがまだ出てこない。
あたくしは納得ずくなんだけど、ぷよ2が首を縦に振らないんだよな、コレが(爆)。

まだ言わない(笑)。最近、おめでたラッシュだから、どっかとかぶるとヤだし(爆)。
来年の年賀状が届いたところで、一通り周囲を見渡し、そして自分がいざ懐妊♪となったら
それとなくここにもそのことを書くかもしれない。

昨日のパラパラ・・・・で、今一度この「和」を見ていた。
この漢和辞典はとっても親切なので、人名としてならどのような読み方があるのか・・・・
というのまで詳しく載っている。
地名として日本に存在するのも例を挙げて載せている。

↑やっぱ、奥が深い♪

きっと、大昔の偉人さんか誰かの名前に、このような読みをするのがあったものと推測される。
自分たちは、もっと柔らかい音感の名前を・・・・と考えていたのだけど、ベクトル的には明後日でも
ちょっとした発見に心が揺らいだ(笑)。なかなかいいと思う、ホントにそう思う。

そんなうちらは、男の子にせよ女の子にせよ、どうしてか方向性として
「それいけ〜!! 力の限り戦ってこ〜い!!」みたいな響きの名前に心が揺らぐようで、
今まで候補として挙がった名前を羅列すると、戦国時代ですかっ!?みたいな状況になる( ̄∇ ̄;)
まぁどっちにせよ、体も心も強く逞しいことに越したことはないので、五体不満足でも
そういう思いがあったんだ・・・・ってことを残したいんだと思う、あたくしもぷよ2も。

そういうわけで、今、受注を承っているお子さんの名前の文字は勿論のこと、
とうとう自分たちにまでそういう食指が動き始めた2人なのでした(笑)。
順次、「ジュニア」を懐妊する頃には、この漢和辞典も、かなりいい感じに年季が入って、
ますますの愛読書になっているんじゃないかなぁ・・・・と、赤いケースをしげしげと見つめながら
あたくしはそんなことを思うのです。 

あさみ


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