2004年11月19日(金)
ペンは人を殺す


せいぎ 【正義】 道理にかなっていて、正しいこと。


たまに自分が暴走してしまうクセがあると自覚しているので、最初に予防線として、
「正義」が何たるかを辞書で調べて(爆)、冒頭に明記しておくことにした。
なぜなら、ペンは人を殺す能力を持っており、時に剣より強いと昔からそういわれているのもある。

が、「正義」の定義がこの程度のものならば、あたくしは胸を張って人くらい殺せそう(爆)。
かといって、罪に問われることはしない。それは道理にかなっていないし、正しくない。


辞書をひいて、明文化して思った。
万人に通用する「正義」なんて、そもそもないんだな・・・・と。
誰かの正義は、すぐに誰かにとっての悪になりうる。そんなもんだ。


自分では正しいと信じ、道理にかなっていると思い、それを行動や言動に移しても
他人から見れば、間違いだらけの筋違い・・・・そんなことも多々ある。
斯く言うあたくしも、数多なる誤解を潜り抜けて、それでも尚、今でも生き続けている。
殺されてもおかしくない、そういうシチュエイションに何度お目にかかったことか。
それでも生きていられるということは、あたくしの中に存在する「正義」が少なくとも
当事者以外の誰かを揺るがした証・・・・そういうふうに解釈するのは曲解だろうか?


ずっとあたくしの課題でもあった、「いい子ちゃん病」克服
よくわかんないんだけど、ここ最近・・・・そうだな、1〜2ヶ月くらいのスパンになるかな
この課題が、少しずつではあるがだんだん低いハードルになってきた気がしている。
これに明らかな加担をしていてくれるぷよ2には感謝せねばならないだろう。
正義という言葉を借りるならば、この人のために死ねる・・・・ではなく、この人の名誉のために
他人を殺せる・・・・そんな程度に回復してきた。
自分の配偶者の名誉を著しく踏み躙られたら、あたくしは右手にはペン、左手には剣を持ち
正義の名の下、断固として戦い、そして、確実に勝利をもぎ取って帰還するだろう。
(嗚呼・・・・両利きってすんごい便利♪)
もう少し小賢しく言うと、ただの逆恨みではなく、法的手段も辞さないということ。
せっかく脳みそがあるんだから、体だけではなく、そっちも使うよ( ̄^ ̄)ということ。


結婚を経て、あたくしは変わった。
若い頃は「この人のためになら死んでもいい!」などと、すぐに思ったものだが、
それは本当に一時的な麻疹のようなもので、10代や20代前半までのこと。
ここ数年、色恋こそ幾たびかあったけれど、元々が老成しているのか、
上記のようなことは考えたこともなかった(苦笑)。
で、今、同じようなことが頭をよぎるかというと、それがまた違うのである。
「この人を守るためならば、完全犯罪を企てるくらいに、頭と体を使うわ!」
そんなふうに変わってきたのである。

あたくしは特定の人に守られる存在になった。
それと同時に、特定の人を確実に守り抜く存在にもなったのだ。
ここに、あたくしの「正義」は登場する。
あたくしの「正義」なんだから、他人がどう言おうが、とりあえず「正義」なのである。
・・・・考えてみると、「正義」ほど曖昧で便利な理論はないのね。
そして、個々に於いて曲解が混ざっていたりするので、この言葉は思いきりぶつかることもあれば
他人を貶める、逃げ口上としても使えるというわけだ。


ずるいとか、汚いとか、そういう話はおいといて、自分の中に、きちんと「正義」は存在するのか??
っていう話。
「いい子ちゃん病」と全面対決していた頃のあたくしには、「自分の」正義がなかった。
世の中のわりとどこにもぶつからない、普遍的でまっとうなことが正義だと履き違えていた。
オーアエに根気強く説得されてもなかなか理解できなかった。
だけど今になってようやく、「正義」が何たるか、そしてどうしてそれが自分の中に必要なのか
それがやっと見えてきた気がする。
悪人になれ〜( ̄ー ̄)ニヤリッ と、オーアエが言う度に「誰がなるもんかいなっ!」と
頑なになっていたんだけど、考えてみれば、「正義」を手に入れることがイコール
彼が言うところの「悪くなる」(笑)だったのかもしれない。


世間的にどうとか、そういう問題じゃなかったんだ。
自分がどう考えるか、どう筋道を立てて動けるか、そしてそれをきちんと理解して信用できるか、
それにかかっていたというのに・・・・。
おんな三十・・・・気付くのが遅かったでしょうか。
今ならばその正義に基づいて、ペンで人を殺すことくらい辞さない。
守るべきものは守らなきゃ。邪魔者は躊躇せずに消さなくちゃ。


少し飛躍するけれど・・・・。
ここを読みに来て下さる方々も、そう多くはないが、毎日毎日、何らかの形での訪問を受ける。
文責を負うという大事なことも学んだつもりだ。
その上で、あえて書くのだけれど、ペンが人を殺す怖さをわかった上で、あたくしはひょっとしたら
この場所でもそれを実行してしまうかもしれません。・・・・万が一、の話ですが。
しかし、そこに自分の正義がある限り、あたくしは自分自身の事を守り、
そしてあたくしのことを守ってくれる人に対しても、その正義を如何なく振りかざすつもりです。


そのペンを握るのは、私。
正義を振りかざすのも、私。

↑押してくれてありがとう♪


決意表明というか、整理整頓したら、モヤモヤしていたものがスッキリとした。
自分で自分の病を「治った!」と思い込むのは良くないことだが、
今の姿をオーアエが見たら、多分、きちんと見放してくれるだろう。
見放されても、怖くも何ともないもの。

あさみ


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