2004年11月14日(日)
「車=オンナ」論


先日。某養成所出身のワルども(笑)とメッセでチャットをしてた時のこと。

「土足厳禁の車で、皆で遊びに行くとかいう、そういう根性のオトコは大っ嫌い!!」

という、女性の意見に賛同しつつも、そして感性が「朝美」に乗っ取られつつも、あたくしは
そうだな・・・・高校時代くらいから一つの持論があったので、それについて語りを入れてしまった。
それが表題にもなっている、「車=オンナ」論なんだけど。


もうそりゃ、ハタから見ているとそりゃちょっとないぜ・・・・( ̄∇ ̄;)ってくらい、
車に対する愛着を示す人がいて、転じて「土足厳禁」などのルールを勝手に作って
同乗する人に煙たがれる・・・・そんな人が周りに1人くらいはいるんじゃなかろうか?
ちょっと擦れた傷に対して異常なほどの怒りを顕にしたり、週に一度は必ず洗車・・・・
車内を物凄い勢いで装飾するならまだしも、装飾好きが転じてオールペンまで自分でする・・・・
まぁ、あたくしの知り合いにも車が好きで好きで・・・・というのが昂じて、
今や、サーキットでしか現存しないはずのエンジンを、別車体に組み入れた
手作りの車を堂々と公道で走らせている人がいるくらいだから、車に入れ込むその度合いというのは
多分、上を見たらキリがない。


で、だ。
そのメッセ中に、怒りを顕にしている女性に対して、あたくしはこう言った。

「あぁ、車=オンナなんだよ。」

すると、同席していた1人の男性が、頗る感心を示し、確かにそれはあてはまるかもしれない・・・・
といった同意を示してくれた。

女性からは反感を買うかもしれないが、車好きが昂じて色々とやってしまう男性というのは
結局、車が恋人になっちゃっている場合が多いのだ。

例えば、こんな感じ。


自分が肩入れして、すごく気に入って手に入れた車は大事にしたい。
他人に傷つけられたくないし、汚されたくない。
ましてや貸すなんてもってのほか!!
なるべく綺麗なままでいてほしいし、元気に走ってほしい。
自分の思う通りに操りたいから、手も加えるし、それによって返ってくるレスポンスだって気になる。
自分の理想に近づけば近づくほど、誰かに見せびらかしたくなるし、
一緒に遊びに行ったりもして、楽しさを共有したい。
美しくボディアピールさせたいし、ポテンシャルを最高領域まで出せるように工夫もしたい。

・・・・と、書けばキリがないのだけど、これを「車→女性」に置き換えて考えていただきたい。


自分がすごく好きになっちゃって、付き合い始めたそんな女性は勿論大事にしたいと思うのは当然。
他人に傷つけられたり、汚されたくないと思うのも、極々当たり前。
ましてや、貸せないでしょう(苦笑)。
やっぱり、表面上、言うか言わないかは別として、綺麗だったら言うことはないし、
その上、健康で明るく元気だったら、尚のこと言うことはない。
でも、胸のうちでは、自分の言うことを聞かせたい気持ちも誰しもあるから、
進言や忠告、プレゼントやサプライズなんかで気持ちを自分のところで留めておくように努力もする。
ぶっちゃけ、体の相性だって気になるところ・・・・だけど大事にされれば女性だって悪い気はしない。
そうやって磨き上げた自分だけの恋人を、ある時期が来ると誰かに見せびらかしたくなる。
友達なんかを誘って、ダブルデートをするもよし、飲み会やコンパ(幹事)を買って出ることも増える。
コイツは磨けば絶対に美しくなると確信すれば、彼女のいいところをもっと引き出そうとしたくなるし、
そうなると、センスのいい洋服や化粧品、装飾品、或いは中身を磨くという点では
習い事や豊富な知識を与えていくのも、次第に快感になってくる人もいるだろう。


苦笑している女性の皆様の顔が目に浮かびますが、男性の興味の対象が
無機物だろうが有機物だろうが、結局は原点は一緒で、これが行動を共にする「車」になってくると、
その存在は、ますます女性に対するそれと似通ってくるのである。


女性を大事にする人は、同じように愛車を大事にしている。
たとえそれが特別な高級車やスポーツカーでなくても、
サスの具合や、アクセルを踏んだ時・ギアをつないだ時のレスポンスなどを、逐一理解している。

ただ、逆もまた真なり・・・・かというと、コレばっかりはそうじゃない場合が多いので厄介といえば厄介。
車のことはとことんまで知り尽くしているのに、女性の扱いとなると途端ダメ・・・・
そんな男性は世に五万といる。それは無機物に一方的に注ぐ愛と有機物に一方的に注ぐ愛とでは
レスポンスが全く異なるからである。


それでもまだ、「車=オンナ」というのには、やっぱり理由がある。
上手に大事に扱っていれば、自然と、自分の間合いや呼吸に合ってくる。
手を抜いたら、どこかに歪みや故障が生じてくる。
乗りこなすにはそれなりの年月も要するし、苦労もかかる。お金もかかる。
別れるとなれば、悲しい。
ここらへんの共通点が、もはや、現代の文明から切っても切り離せない「車」と「人間」の
相性にとてもよく似ているからと言えるからなのだ。


だから、男子目線のあたくしなどは、車にメチャクチャ肩入れしている男性を見ると、
逆に「カワイイな・・・・うぶだな・・・・」とか思っちゃうわけ(爆)。
「女性にも同じだけ手をかければ、オマエ、モテモテになれるぞぉ♪」という青年を
もう何人と見てきているから、余計にそう思う(笑)。


ま、このような持論を高校時代に、面白おかしく男友達と交わす下世話な猥談の中でやらかしていた
あたくしの性根が腐っているといえばそれまでなんですが(爆)、
それにしても、その話をした時の少年たちの食いつきっぷりの良さったらなかった。

「俺のオンナなんか、まだ、シートにビニールかかってるくらいの新車だもんね♪」

「俺の愛車は、すぐエンスト起こすぞぉ(爆)」

「そりゃ、お前の扱いが悪いんだよ!」


と、彼らは異様に盛り上がっていた。
猥談ですが、これらをわかりやすく訳しますと・・・・

「俺の彼女、まだ処女だもんね♪」

「俺の彼女は、すぐに怒って座り込みだよ(トホホ)」

「そりゃ、お前の扱いが悪いからだよ!」


と、こうなるわけ(苦笑)。多少お下品な表現があった点はお許しくださいまし。
高校生だから、まだ車どころか免許も所持してなく、でもそれらに対する憧れだけは強くて、
猥談も、置き換えて話すと、何となくスマートに聞こえる「隠語」みたいな役割にもなってくれる
「車」という存在は、少年たちのステイタスでもあったというわけ。
いい車に乗りたい!という欲望と、いいオンナと付き合いたい!という欲望は、
彼らの中では同じ階層下にあるものとも言えて、若気のいたりであれこれと女性関係で失敗したり、
同じく若気のいたりと熟練度の低さから物損事故なんかを繰り返していくうちに、
車の扱いも、女性の扱いも、徐々に上手になっていくのである。
まぁ、全部が全部あてはまるともいえない「絶対」事項ではないので、
何度も同じような事故を起こしたり、同じような失敗を繰り返して恋愛が破局を迎える・・・・なんてことも
やっぱり、身近に1人や2人くらいはいるもので、物損事故の多さが女性との破局回数と比例する・・・・
くらいは言えるかもしれないけど(爆)。


ちなみに、英語でも「船」は女性代名詞を使いますよね。あたくしの感覚の中では、
「車」もあれと同じなのです。
日本では、船に「▲▲丸」などといった、男性っぽい名前を付けますが、外国の客船には
本当の女性の名前や、下手すると国王妃の名前が付けられている場合もありますものね。
「it」ではなく「she」で表現しないと失礼というわけ、か(笑)。
これは俗説だけど、「sea」と「she」を掛けてるとか掛けてないとか・・・・?
航海に女性を乗り組ませないのも一つのゲン担ぎだと聞きます。
船が嫉妬して、嵐に巻き起こさないようにという、古い風習が現代でも一部に残っているのです。


なので、あたくしも車に乗る時は頗る気をつけてたんですよ。もう8〜9年運転していないんだけど。
コイツが嫉妬をしないように、なるべく波長を合わせないと、やられるな・・・・とか。
ひしひしとそういうものを感じつつ、運転していました。
もし本当に、「車=オンナ」だとしたら、あたくしは自分のダンナを寝取られないように
細心の注意を払いつつ、加えて、一番近い場所にいる同朋になれるように心がけねば。
オンナの嫉妬は嵐より恐ろしく、雷より危険で有害。ただ、一たび味方につけておけば、
コレほど頼りになる後方支援者はいないということにもなりうるのである。

どちらにせよ、「車」も「オンナ」も扱いを間違えると、命を落とすほどに危険・・・・これに間違いはない。

↑これには女性も賛同(笑)

丈夫でありたい、今日この頃(しみじみ)。。。

あさみ


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