2004年11月12日(金)
|
あのね、うんとね・・・・ |
電子ピアノをぶち壊さんばかりの勢いで、熱唱していたKANの行方が気になるところですが、 サビとのころで、こんな歌詞があった曲を彼は「愛は勝つ」の大ヒット以前にリリースしてるわけで。 確か、「言えずのI LOVE YOU」とかいう曲だったような。 確かに、「愛は勝つ」よりかはうんと名曲だった気がするんだけど、 「大事MANブラザーズバンド」と同等の究極の一発屋としてしかあたくしの中に残っていない彼は 今頃、この歌詞のように、何か言いたいことがあっても言えずにモジモジしているのだろうか。
そんなあたくしですが、昨日は風邪がナリを潜めて、主にPMDDのみの症状と闘えばよかったのに、 今日になってまた風邪をぶり返したようで、自らを「悲惨だな・・・・」と憐れむ始末( ̄∇ ̄;)
かの子からかかっていた急ぎの発注の品を、郵便局に納品してホッとしている矢先、 ききあ嬢から早速のレスポンスが入ったので、日永一日 歌を詠みながら過ごしていました・・・・う〜ん♪ 平安女房みたいだな♪ こちらもそろそろ、歌が完成に近づいて参りました。史上初、4兄弟に揃えてお贈りする歌とあって 少々時間がかかっておりますが、いつもの4倍かかっているかというと、意外とそうでもなく、 1.5倍〜2倍くらいで済んでいるので、能率いいな、自分♪と、とりあえず自分を褒めておく(爆)。
31音で表現することを選んでしまっているので(さすがに字余り字足らずの多少の誤差はあれど) 表題のように「あのね、うんとね・・・・」で誤魔化している隙間は微塵もなく、 どちらかというと接続詞すらも排除せん勢いで、詰めて詰めて詰めまくって・・・・ そんな作業が続く・・・・あ、作業じゃない!! 「創作」です( ̄^ ̄)
特に、あたくしが商売にし始めた「命名色紙」には、確たるテーマが存在しているので、 他人様が想像している以上に、結構サクサクことばが沸いてくるので、苦痛ではない。 だから、ある程度の情報収集という「作業」を終えると、結構ラクなスタンスで詠める。 これら作品を、まず第一に発注主やお客様に気に入ってもらわないと話が始まらないわけなんだけど 自分でも驚くほどの高確率で、「何か」がひっかかってくれるようで、 それを取っ掛かりにすると、ことばの枝葉はどんどん広がっていく。 なので、たまに、いらんコトまで詠み込んでしまう( ̄∇ ̄;)←明らかなる悪癖(爆)
でも本来、歌ってさぁ・・・・「あのね、うんとね・・・・」くらいの余裕があってもいいんじゃないかなぁ って、最近思い始めました。 散文詩でいう「オノマトペ」に近いような何かが、明らかに自分には欠落しているのです。 コレがきっと、本来「創作」であるべきところを「作業」と言わしめている気がして・・・・ね(苦笑)。 でも、最低限のルールとして自分で作った「枠」は、やっぱり必要で、 その中で如何に「遊び心」を発揮できるか・・・・あたくしは今、 きっとその手腕を問われているところなのだろう。 当初、踏韻という手法に凝ったこともあったが、あれ以外で「音の遊び」ができないか、 今日も、発注案と格闘しつつ、そんなことを考えていた。
今、組み合っている4首にはもうイメージがある程度できているので、 歌にGOサインが出れば、かの子の時の発注レベルで色紙は出来上がると思う。 美しく仕上がれば、壮観だろうな・・・・ニヤついている場合ではない( ̄∇ ̄;)
この後に待っている新しいいのちたちも、全員男の子・・・・今年は男の子の当たり年か?ってくらい 男の子だらけである。 前に一時的に発注のピークを迎えた時は、ビックリするくらい女の子だらけであった。 でも、嬉しいのは、噂を聞きつけて発注してくださった方が第2子をもうけられ、 「またお願いしたいんです♪」 と、リピーターになってくださっていること。 そんなリピーターの方々が、丁度「一姫二太郎」を成し遂げてらっしゃるのである。 出生率はどんどん下がる一方だけれど、こういうふうにお子さんに恵まれた喜びを あたくしにまで分けてくださるのは、何かの縁で、神様のよきはからいなのかもしれない・・・・ そんなふうに思うようにしている。 だから、名付けられた子供たちには「あのね、うんとね・・・・」と上手にことばにできない気持ちを ご両親たちに成り代わって、あたくしがストレートに伝えなくてはならないんだな、という 妙な使命感もあったりするのだ(苦笑)。
もし・・・・。もしも・・・・の話。 万が一、あたくしが子供を持てない体だとして、それが明らかになり、例えば少し凹む、 少しどころかかなり凹む・・・・なんてことを、この日記に発表したら、顧客は減るのだろうか? そんなことを考えた。 以前、テレビか何か・・・・確かドキュメンタリーだったと思うんだけど、不妊治療を続ける 一組の夫婦を追い続けたのを見たことがあった。 女性の方が、それこそ言葉にできない何かを一所懸命言葉にしていた。
「正直・・・・お腹の大きな女性を見ると、悔しくなります。悲しくなります。」
「避妊や堕胎をしている人もいるのに、どうして自分には赤ちゃんができないのか、自分を責める。」
煮詰めて書くと、こんな具合のこと。 子供が欲しいと願えば願うほど、できない時のショックは大きいのかもしれない・・・・ その頃は、まだ妊娠どころか結婚も具体的に考えておらず、他人様のところに新たに生まれた 新たないのちに、精一杯の「おめでとう」を伝えたくて、あたくしは歌を詠み続けているところだった。
実に入籍して半年以上が経ち、そろそろ挙式してから1ヶ月が経とうとしている今、 あたくしも、自分の体を厭う時期が来ている気がしている。 先日、がん検診を受けた時も、今、処方されている薬が妊娠や出産に影響がないか、 ホント、真剣にお医者に相談したくらいだった。 あたくしも・・・・子供が欲しい。
まだ今は、具体的にいつ頃・・・・とか、そういうのは考えていないのだけど、 作ろうとした時に「できない体でした」では遅すぎる・・・・そういうわけで、 あたくしは、助成金が適用されない年齢の時分から、定期的にメンテナンスに通っている。 まだ今なら、子宮も卵巣も元気。排卵もきちんときている。
子供ができたらできたで、できないとわかったらその時で、 あたくしは単純に、ことばを失ってしまうのかもしれない。 「あのね、うんとね・・・・」としか表現できないような、そんな状態に。 それでも歌は詠み続けるだろうし、小説も書き続けるんだと思う。 「あのね、うんとね・・・・」だけでもいいから、残したい何かがある限り、 あたくしはペンを置くのを辞めないだろうし、こうしてキーパンチを続けていくと思う。
今、とっても怠いんですけどね・・・・PMDDのせいだとわかっているので、 嗚呼・・・・自分は女性だったんだ、と実感中。時々忘れてしまうこともあるから。
主導権は早くも「朝美」の中にあり・・・・。感性もろとも持ってかれております。 一昨日も半ば駄々をこねて、2日連続夕飯をコロッケにした・・・・そういう前科がある「朝美」。 自分1人ならいいけれど、ダンナであるぷよ2まで巻き込んで騒ぐ「朝美」。 症状を説明せよと言われると、「あのね、うんとね・・・・」くらいの語彙力しかない「朝美」( ̄∇ ̄;) こういう感性は嫌いではないけれど、自分で、どうしようもないな・・・・と自己嫌悪に陥ることの方が 恐ろしかったりするので、早く来い来い、月の使者・・・・そんな感じの今日この頃です(爆)。
|