2004年10月29日(金)
あこがれのひと


好みの範疇を度外視して、「憧憬」というものは存在するんだな・・・・などと、
ちょいと哲学めいたことを最近よく思うようになった。


うん。
例えば、タレントのMEGUMI。
顔貌やバストの大きさ、その他、色んな個性を鑑みても、特別「好き」ってわけではないけれど
何でか憧れる。
どこにそれを感じるかというと、「髪」だ。
彼女に対して、特に悪口をここに書くわけでもなく、糾弾するわけでもなく、
ただ当たり障りのないことを書くかといえばそうでもないのだけど、あえて伏字にはしなかった。
彼女の髪は正直言って、羨ましい。
トータルバランスでいって、彼女が好きかというと、別に好きとか嫌いとかそういう感情はないんだけど、
彼女の髪には何となく憧れる。自分の髪の毛を全て剃り落とした後に、彼女のような髪が生えてくるという
確証があるのだとするならば、あたくしは迷わず、剃髪している・・・・そのくらい憧れている。

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特に主婦の皆様、たしなみとして、利用しまくりましょう♪(爆)


それで、その「憧憬」に近づけたかというと・・・・。
( ̄ー ̄)ニヤリッ
近づけたんですなぁ、コレがっっ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
あたくし、本日、昼寝分の時間を差っ引いて、興奮状態ですもの(爆)。


テーマに沿った話をしましょう。
好みの範疇から出ているけれど憧れる・・・・まだ幾人かの女性がいる。
まずは、もう随分前に書いたけれど、瀬戸内寂聴(笑)。
尼僧で、印税生活って最高だと思う。
ただその部分には憧れるんだけど、あとは結構どうでもよかったりする(苦笑)。

江角マキコ。
顔は決して好みではないのだけど、何となく風情がよろしいとあたくしの感性が叫ぶ。
あの身長の高さがいいんだろうな、彼女が和装をしている姿があたくしは結構好きだったりする。
声や歌、芝居のベクトルはそんなに好きじゃないのに。

カルーセル麻紀。
昨日付けで、彼女も本物の女性になりました。61歳だそうです。
彼女の存在は、別段「好き〜!!」というわけではないのだけど、あの根性は見上げたものです。
戸籍もきちんと女性に訂正されたそうです。
適合手術を受けて尚、数十年間、ずっと男性だった彼女の内面の傷みは計り知れないだろうところ、
晴れやかにパスポートを記者たちに披露している、あの若々しい、正に「女性」であることを
愛しているあの姿勢には正直脱帽します。
彼女の容姿その他はともかく、芝居の向きは嫌いではなく、寧ろこれからも応援したいのですが、
如何せん、この暗いご時世の中、長きに渡って戸籍内容申請に挑んだあの精神力は
この国において、何らかの活力源にならんもんかな・・・・?と、密かに思っていたりもします(笑)。
だって、国や法が動く時って、よっぽどのことしかなくて、一個人の事情を
きちんと聞き入れてくれているのかどうか、庶民にはちっとも響いてこないことが多いんですもの。




少し話題からは逸れますが・・・・。
最近ニュースでは、台風での被災、新潟中越地震での被災、それに対する救援状況、
そうかと思えば、またイラクで邦人男性が人質に・・・・等々、国や法が動く前に、それこそ嵐のように
天災(人災)がふりかかり、国や法が動く前に一個人たちが動いて救済活動をしていたりする。
それぞれのニュースに対し、思うところは多々あるのだけど、
一貫して思うのは、報道のやり方に違和感を覚えるということ。
とあるキー局の、有名女性キャスターが、中越地震関連の報道において、
余震が起きる度に、口調がワクワクしているようで、とても不愉快に思った。

あたくしは育った土地柄、台風や水害がどんなに恐ろしいものかというのを、
学校でも家でも叩き込まれてきたが、それでも尚、吹き飛ばされそうになりながら
台風の正に通り道で実況をする必要がどこにあるのだろう? 定点カメラで十分ではなかろうか?
堤防決壊や土石流の模様しかり、台風ですらあんなに恐ろしいのに、
まだ余震の可能性がまだ残されている地震被災地での取材など、もっての他だと思うのだ。

ただ、救助や復興のプロたち、またはボランティアに慣れていてきちんと動ける人だけは話が別で
そういう人たちが、きちんと定時に、正しい情報を決められたルートで流す方が、
よっぽど確かだと思うのだ。
そういう人たちが、雄々しく必死に勤しむ様子は、見ていて清々しくもあり、
それこそ「憧憬」の対象になったりするわけだけど、それを伝えるメディアの不確かさ、不安定さが怖くて
あたくしはその媒介に対して、複雑で歯痒い思いをさせられているようだ。


少しずつ話題を戻していきます。
本日、朝のワイドショーか何かで、島田紳介氏が涙ながらに平謝りをしている光景を目にした。
内容はあまり克明ではなかったものの、どうやら女性に対して暴力を振るってしまったことに対する
記者会見兼謝罪のようであった。
あたくしは、コレを見ながら、どうしても彼が悪いようには思えなかった。
彼が所属する事務所は、昔気質な風潮が残っているし、しかも大きな会社だ。
昔気質な風潮が残っている大きな芸能プロダクションといえば、それはもうひとつの「社会」で
「世界」だ。芸事をひとつでも嗜んだことのある人なら、全てを語らずとも何となくわかるだろう。
郷に入っては郷に従え・・・・そんな言葉があるが、被害に遭った女性はそれを守れなかったから
こんな目に遭ったのではなかろうかと、あたくしは勝手に推測してしまった。
・・・・まぁ。「暴力」というのはいただけないが、このご時世、「痛み」で以って
何かを教えてくれる人というのはなかなかいないのだから、大切にした方がいいと思う。
ちょっと前の芸能界・・・・まぁ、芸能界とまでいかずとも、芸事の世界なら今でもそうだけれども
礼を軽んじたら、たちまちその歪みは己の身に降りかかってきて、やがてはその世界にいられなくなる。
芸能界というひとつの「世界」が、如何に庶民的で一般的になってきたかというひとつの矛盾が
島田氏をたちまち加害者にしてしまった。
で、だ。
あたくしはそんな島田氏に、適切なアドバイスをしたという、もう引退された上岡龍太郎氏に憧れる。

「辞めるということは許されない。番組ひとつに何人の人間が関っているかを考えろ。
自分が辞めることで、その人たちに迷惑をかけることになる。
土下座でも何でもして、謝れることをし尽くして、仕事はきちんと続けなさい。」


色々と事情があったためか、事務所が島田氏に下した処分は10日間余りの謹慎であったが、
彼を簡単に切らなかった、あの事務所、あの「世界」というのは、やっぱり今でも
礼を重んじる、すごいところなんだな・・・・と痛感してしまった。
警察に通報し、告訴状まで取った被害者女性には悪いが、多分、島田氏の旗色の方が強かろうと思う。
同じ会社(事務所)の女性らしいが、多分、あの世界から切られるのは、被害者女性の方だろう。
「礼節」というのは、時に、そのくらいの効力を発揮するものなのだ。


芸能界というものは、常々「憧憬」の対象にされるものであるが、あまり庶民レベルにまで引き込んで
あの世界のことを考えると、庶民は痛い目を見るのである。
自分の生活が、どのようにその「世界」と隔絶されているかを自覚・理解して初めて、
その世界に対する「憧憬」が成立する。
ただ、あたくしは芸事に片足を突っ込んだ身でもあるので、色んな意味で
あの世界に対する「憧憬」は歪曲しているとは思う。
しかし、MEGUMIの髪には憧れる。それは多分、彼女とこの先、同じ現場で過ごすことがないであろう
観測がそうさせている。だから真似もしたくなる。
カルーセル麻紀と同じ舞台に立つこともないだろうから、文章にもできる。
まぁ、この先、そういうご縁に恵まれたら、また違った視点で彼女たちを見ることになるんだろうけど
それはそうなった時に書く。今日のところは、今日の時点まででの文責ということで(苦笑)。


嗚呼。巧い事、「憧憬」に始まり、「憧憬」に終わることができた。
話があちこちする、長文書きは、コレだから嫌われるんだな(苦笑)、と自己嫌悪に陥り、
きちんと反省して、閉じることにしよう(笑)。

↑ちょっと不謹慎なサゲだったかしら・・・・(陳謝)。

あさみ


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