ちと、身内・・・・っつうか、それに近かりしことについて書くんで、その部分は下げときますね。
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サヨコから聞いたんだけど、うちの店に大いなる加担をしている、三本柱のうちのおひとりの会社が どうやら倒産したようだ。 街ひとつ全部を取り仕切るくらいの羽振りで、その人の豪遊ぶりと豪腕ぶりは、それこそヤクザもびっくりなくらいだったんだけど 世の中、あっけないものよねぇ・・・・これも不況のあおりってやつっすか・・・・?
世間では、会社の統合にリストラ・・・・失業率の急上昇と、自由業であるあたくしなんかは この道を選んだ時点で、既に、不況どころか好景気でも貧乏確定だったわけなんだけど、 いきなり会社が倒産して、リストラされる人たちって、本当にビビるんだろうな・・・・。 永年就職システムが破綻を来している今、めちゃくちゃ強いのは自営業だったはずなんだけど、 それにしたって、不景気だとお話にならない。
ビッグニュースだわよっ!!と、あたくしに持ちかけてきたサヨコの表情や口調が、 少々「ざまあみろ」的であったことは、まぁ、見なかったことにしよう(苦笑)。 これにも色々と事情が絡んでいて、今の3号店を出す出さないで、うちの中が揉める以前に、 山賊が勝手にGOサインを出してしまったことは、サヨコならずともあたくしだって、 そんなに気分のいいものではなく、その計画を半ばゴリ押し的に進めていた張本人の会社の倒産・・・・ というのは、少なくとも山賊を除く我が家にとっては「天に向かって唾を吐く」実写版みたいなので、 他人様の不幸をどうこう・・・・という前に、「あら、やっちゃったのね」みたいな感のほうが強く、 この先、手広くあれこれやっていたその彼の会社がどのような顛末に向かっていくのか 興味がないといったら嘘になる。
この人の場合、とてつもない底力で以って、あそこまで会社を大きくしたのは とりあえず、「一代記」には変わりなさそうなので、潰れようがどうしようが 当面はここで働いていた社員さんたちがどう乗り切るか・・・・みたいなところだろうけれど、 不渡り出すようなヘマをする人だったんだ・・・・と思うと、阿吽形のような形相をしている その人が、急におちゃめにも見えるから不思議だ(笑)。 会社を潰す人がお茶目か?? という愚問は、なし、なし♪
我々の目から見ると、所謂、「団塊の世代」の人間って本当に怖いものナシに見えるんだけど、 この御時世、そしてこの時流の中、いつまで「団塊の世代」の人たちが耐え抜くか・・・・?という 極々、身近で素朴な疑問が沸くのだ。 「団塊の世代」は自分たちの父親の世代でもあるからだ。
で、しかも、あたくしの父親の周りは、何だかヤバそうな人たちがゴロゴロしていて、 あたくし自身の感覚も麻痺しつつあるんだけど、あれは絶対にヤクザに違いねぇ・・・・(-。-) ぼそっ みたいな人も大勢いたり。 要するに、あたくしの見てきた大人たちの半数以上は、全然カタギの人間じゃなかったっつうわけ。
そうよね・・・・。よく考えたらわかること。 カタギの人間は、会社なんか創ろうとは思わずに、どこかに就職しようと思うわよね、普通は。
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と、まぁ、あたくしは凡そこんな環境で育っちまったお嬢ちゃんなんで、 世間の仕組みなんかちっともわかっちゃいないし、そもそも就職活動をしないまま 大学の卒業式を迎えた口なので、なぁんも言えた義理はないんですが、 周りの大人たちが、会社を創ったり、独立したり、そうかと思えば行方を眩ましたりと、 そこらのドラマよりも何だか凄くてエグいことが頻発しているので、ホントのところ、 会社員の人たちが何を考えているのかっていうのは、全くわかりません。 (自分のダンナが、バリッバリの会社員のクセして(笑))
なので、ぷよ2の言いたい事が、時に本当にわからないことがある。 組織の末端で働いている彼の言い分というのが、今ひとつ、理解できていない気がする( ̄∇ ̄;) こんなんじゃダメだってわかってるんだけど、ホントにわかんない( ̄∇ ̄;) 多分、自分がお勤めをしたことがないからだろうとも思うんだけど、でも、少なくとも、サヨコは あたくしが物心ついてからもしばらくずっと、サラリーをもらう仕事をしていたのだから、 理解できても良さそうなものの、そもそも、そのサヨコの動向があんまりよくわからないので、 これも意味がない(爆)。 同じ時期の山賊は何をしていたかというと、土建屋から家具工場という道程を経て飲食業に辿りついた。 サラリーの時期もあったようだが、基本は「日銭」の人みたい。 あたくしが4年という長期に渡って、同じ店でアルバイトをしていた時も、基本は「日銭」であった。 もう、結婚するまで、「月給」という言葉や「賞与」という言葉に、まるっきり縁がなかったのね(笑)。
オマケに、あたくしの周囲にいる今でも仲良しの昔馴染みって、そろそろ独立を考えてる輩が多くて、 揃いも揃って野心家(爆)。父親たちが築いたファンデーションをそのまま横取りする形で 社長に就任しかかっているヤツが、パッと見、3〜5人くらいいるからビックリだ。 おいおい、お前・・・・昔っからそんな野望を持ちつつ生きてた?? と伺いを立てたくなるくらい 「団塊の世代」に比べると、ナヨナヨしたのが多いんだけど、土台や箱を作る、 ハードを追及する時代は終わったんだなぁ・・・・ってことに気付くのだ。 今やその土台や箱に何を埋めていくのか、そしてそれをどう動かせばいいのかという、 「ソフトの時代」なんだわ。
MPさんや極道さんに、物理的な力が必要だった時代も終わってて、 今や、きちんと生き残っている人たちって、皆、頭がキレるのね。 最近、ヤクザ同士の「戦争」ってあんまり表沙汰にならないのも、多分そのせいだと思う。 水面下では、色々とややこしいやりとりが繰り広げられてるようで、ここにその詳細を書くと、 エラーが出てしまいそうだからやめとくけど、生き残っている人たちって皆、ホントに頭のいい人。 あ、あと、極道とヤクザはまた別だとかいうのもあるけれど、どっちにしろ「カタギ」ではないので、 一緒にさせてね♪ あとMPさんも♪ だって、ニュース見てると、捕まるのは皆、誰かに陥れられた人か鉄砲玉かのどっちかで、 たまに、デカいのが槍玉に挙げられたな・・・・っていうのを見ると、たまさかその人は ちょっと周囲より頭を使う回数が下回ったってだけのことで、別段、極悪人・・・・というわけでもない。 嫌な時代になってきたよ、ホント・・・・。
で、そんなあたくしも、すっかりカタギの奥さんになっちゃったわけですけど、 そうそう簡単にスタイルがスライドするわけもなく、何とか誤魔化してやってはいるけれど、 やっぱりわかんないコトだらけだ(苦笑)。 今、ぷよ2が勤めている会社の親会社は、聞けば誰もが知っているような大きなところで、 そこでどんな人がどういう方針で経営を成立させているかなんて、あたくしは愚か、 多分、働きにいっている張本人・ぷよ2もわからないと思う。 ただ、経営陣と雇用者が凄く近い距離にあった、我が家のような小さな店(会社)だと、 チェスの駒と打ち手の関係性が手に取るようにわかって、あたくしなんかは一切関与せず、 第三者的に俯瞰でいつもそれを見てきたから、博打すべきか否かくらいは何となく直感的に わかるようにはなってきたんだけど・・・・。
山賊はヤクザなやり方がお好みのようなので、合理的なようで義理に流されているところもあり。 でも、それをずっと見てきたあたくしは、自分では彼のようには出来ないと思いつつも、 彼のやり方自体はあんまり嫌いじゃなかったので、彼の博打はいつも楽しみではあったんだ。 (サヨコはあからさまに嫌がるけど(笑)) で、多分、こういうのを世間では「怖いもの見たさ」とか言うんだろうな(笑)。
まだ水モノを扱っているからには、自分も完全なカタギではないだけに、 今回身近で起こった騒動も、また俯瞰視しちゃうんだろうなぁ・・・・あたくし( ̄∇ ̄;) 趣味が悪いからやめときゃすむが、後学のために一部始終を是非とも拝んでおきたい気がする。
会社興すほど、あたくしにはパワーも知恵もないので、そういう真似はしないけど、 野望度だけはべらぼうに高い・・・・としょっちゅう言われる( ̄∇ ̄;) ま、そのうち、余裕が出来たら、博打を打ってみるのもいいかなぁって思う。
※ぷよ2の場合、勝算が見込めない博打には一切手を出さない。 理詰めでその計算上の理論値を説明してくれるが、あたくしはそういうのに興味があるわけじゃない。 負けたときのリスクも含めて、プロセスが楽しめるか否かに集約されるので、 そもそも、「博打」の意味が2人の間で擦れ違っているようだ(苦笑)。 過去、何度か、金や人が多く絡む大博打を擦り抜けてきたが、一般遊戯システムの理論値で計れるほど 「博打」は甘くないし、そもそも計算できてしまうものは博打ではないと思う。
あと、死ぬまでに1回の大博打が打てたら、何ら悔いはないなぁ・・・・(笑)。
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