2004年07月23日(金)
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今日でお別れ・・・・ありがとう、説田さん! |
某有名ブライダルデザイナーのショップに足を運ぶようになって、1ヶ月以上・・・・。 あたくしは、白とカクテルドレスを合わせて何着試着したことだろうか? 本日こそ、運命的なドレスとの出会いに渾身の勢いを込めて、ショップに足を運ぶ。
うちらをずっとお世話してきてくれたのが、ここのショップの説田さん。 いつもすごく明るくて、あたくしたちをいい意味で和ませてくれて、加えて、 うちらの我侭を限界まで聞いてくれた、頼もしき相談相手だ。 本来なら、カクテルドレスが決まって、その後にブーケを決める・・・・というのが正しい順序なんだけど、 如何せん、何もかもがフライング気味のうちらは、ここでもバカみたいな飛び付きを発揮( ̄∇ ̄;) 先日、アヤコが見せてくれたカタログの中にあった、ロイヤルブルー純白の組み合わせが 凄いインパクトを醸し出していたあのブーケを持ちたい一心で、青を基調にしたカクテルドレス探しをする などという謀反を起こしたのである(笑)。
そんなハチャメチャな希望にも、笑顔で応じてくれる説田さん・・・・あなたに一生ついてくわ(爆)。
先週だったかその前だったか忘れたが、「金スマ」で、丁度ここのショップの デザイナーさんの特集をやっていた。 タイミングがタイミングなだけに、このショップを非常に気に入っていたぷよ2も興味を示し、 2人で一緒に見ていたのだった。 テレビでは、新作のドレスや変わった感じの色やデザインなんかを大々的に取り上げていたんだけど TBSの安住アナが真っ赤なタキシードを着せられていた時は、ちょっとだけヒイた(爆笑)。 それ、見ましたよ〜♪なんて話をしながら、本日のめあてのドレスを探していたんだけど、 あたくしにはどうしても気になることが1つだけあった。
「あのぉ・・・・『ユミライン』っていうのはどんな感じのドレスなんですか?」
「あ、番組でも大々的に取り上げられてましたもんね♪ え〜っと、あぁ♪ 丁度、日野さんの今、抑えられているあのドレス、あれがバッチシ『ユミライン』ですよ〜♪」
「えぇ〜? そうなんですか♪」
「アレが正にそうだったかぁ・・・・よかったな♪ 『ユミライン』着られるぞぉ♪」
よくわかんないんだけど、ぷよ2が何か嬉しそうである(爆)。 よかったね・・・・あたくしはアンタに 真っ赤なタキシードを着せるような謀反だけは絶対しないから安心してね♪
ここ1ヶ月通った甲斐があって、説田さんは、すっかりあたくしの好みのデザインや色を把握しちゃって、 出されるドレス、全てが好みの対象になってしまって、逆に迷ってしまう(苦笑)。 白はもう、かなりの勢いで気に入ってしまったのが1着あったので、それで決定♪ 今日は、青っぽいのばかり4着、試着した。
1着目。 期待通りの「ユミライン」(爆)。ただ、青というよりは水色チックで、お花が可愛らしい。 ラインが白のドレスと似ていたので、少々迷いながら、次を出してもらう。
2着目。 こちらは物凄いクラシカルな、渋い青で、見ようによっちゃ少々グレーが入った感じのAライン。 上半身が思いのほか綺麗に見えて、そこまでは良かったんだけど、スカート部分の後ろに、 まるでベルサイユ宮殿のカーテンみたいなフリッフリがついていたのに、あたくしが些か難色を示す。 悪くはないんだけど、今ひとつインパクトに欠けたので、次のを出してもらう。 (カクテルドレスにインパクトを求めているあたくしって一体・・・・( ̄∇ ̄;))
3着目。 ヤバい・・・・かなりときめいてしまった( ̄□ ̄;)!!(笑) 青なんだけど、肉眼で見る限り紫で、オマケに同色でオーガンジーのショールまでついてくる! ビーズの細工も凝っていて、今日見た中で、最有力候補になり、写真も何枚か撮った。 何より、ぷよ2がかなりの好感触を示していて、一事はコレに決まるかと思われた。 が、説田さんがその時、こんなことを言ったのである。
「あとはベルベット調のもので、少し広がる感じのものになりますねぇ・・・・。」
「ベルベット!! 着てみたい〜!!」
「じゃあ、少し待っててください♪ 探してきますから♪」
そして、運命の4着目・・・・。 ヤヴァい・・・・どうしよう・・・・これだよ、説田さん・・・・多分、コレになるよぉ(爆)。
「いかがですかぁ?」
「さっきのも良かったけれど、コレ、凄くいい!! 気に入っちゃいました!!」
「そうですか? よかった〜♪ じゃあ、早速ご主人にも見てもらいましょうよ♪」
いざ、ぷよ2にもお披露目!!
「おぉ〜〜〜っっ!!! スッゲ〜な、それ・・・・。」
「でしょ? でしょ? なかなかいないと思うのよ、『黒い花嫁』って!!」
「さっきのもなかなか捨てがたいが、こっちはこっちで・・・・これ、スゴイなぁ・・・・。」
うちらは挙って、さっき写真に収めておいた3着目のドレスを、デジカメのプレビュー画面に出して、 雁首揃えて「う〜ん」と唸り始めた。
「こうやって見ると、どっちもいいよなぁ・・・・。」
「うん・・・・この黒いドレスのインパクトにやられて暫し血迷ったけど、 3着目のヤツもこうしてみると捨てがたいよね・・・・。」
「う〜ん。」
「う〜ん。」
あたくしが心をすっかり奪われてしまったのは、青でも何でもなく、黒いベルベットのドレス・・・・。 しかも、スカートの部分にはエメラルドグリーンのような、サファイアブルーのような ラインストーンかビーズだかで、バラが刺繍してあって、あたくしが持ちたいブーケには バッチリとそぐわってしまうような色合い・・・・しかも、「黒い花嫁」なんてなかなかいないし・・・・。
「うん! よしっ!! 決めたっっ!! あたし、コレにするわっっ!!」
決める時はメチャクチャ速攻のアサミンジャー。 新居を決めた時も、入籍する時も、挙式の場所を選んだ時も、インスピレーション優先で ここまで来たんだもの・・・・ここで尻込みしてなるものかっっ( ̄^ ̄) 多分、日本中探しても、このドレスを堂々と着られるのは、あたくしくらいしかいないわっ( ̄^ ̄) くらいの勢いで以って、決めてしまいました・・・・黒いドレス。
画像をアップしたくてウズウズしてるのですが、それは挙式が済むまでとっておきます。 列席してくださるゲストの皆様に対するサプライズの意味も込めまして♪ 既にPCには取り込んで、タキシードを本決定したぷよ2との堂々の2ショット写真は、 我が家のプリンタで出力済み(爆)。 某G嬢と、どっちのテンションが高いか!? みたいな感じで、A4サイズの写真紙に デカデカとプリントアウトした(笑)。
さっきから、それを覗き込みながら、夫婦揃って、ニヤ〜っとしている( ̄∇ ̄;) バカップルだ・・・・(-。-) ぼそっ
本当は、もっと「ありえない」色とか形とかのドレスをいっぱい着て、披露宴や2次会会場に 「コイツ、ありえない」コーナーを設けるべく、色々と考えていたんだけど、 あたくしが、「コレにするっ!!」と決めてしまった時点で、説田さんとの楽しい一時も 今日を以って、終わることとなってしまった。
何度も何度も足を運ぶことは別段苦痛ではなかったものの、挙式まで3ヶ月を切ってしまっているので ドレスに合わせた小物も全部揃えることにした。 渋いカクテルドレスになったので、アクセサリーはキュートなものに。 ロイヤルブルーの石の入ったティアラや、アクアマリン色した花を模ったネックレスを調度してもらい、 お揃いのイアリング・・・・ベルベットで黒いロンググローブをつけることになった。
白いドレスの時は、極々シンプルに、ベールもレンタルで済ませることに。 ただ、短くて可愛らしいものより、『ユミライン』にはやっぱり引き摺るような長いベールでなくっちゃ♪ ということで、オフホワイトのシンプルなベールに、バレッタ調でパールをあしらった 髪飾りをつけることに。 季節柄、レースのグローブになるんだけど、あたくしの右肘には醜いケロイド状の傷跡があるので、 こちらも肘がすっぽり隠れるくらいのロンググローブにした。
それにしても、説田さんの毎度毎度の心配りには本当に感謝してもしきれない。 コレが最後のお衣裳合わせの打ち合わせとなりますので・・・・と言われた時には少し寂しい気分になった。 彼女は
「また何かわからないことがございましたら、気軽に御連絡してくださいね♪」
と最後まで明るく、親切であった。 よく考えてみれば、小物合わせにしたって、沢山あるアクセサリーの中から、 いかにもあたくしが好きそうなものを厳選して、既に2択か3択かくらいの状態にしていてくれたので、 きっと、あたくしらが本日来店するまでに、あれこれと考えていてくれたのかもしれない。 あたくしは、メチャクチャ、ハイスピードでその中からお気に入りのものを選び取ることが出来たし、 コレも全て、説田さんの根回しの良さのお陰なのである。 この人が担当で本当に良かったよ〜!!
あとは、いいお式をするために色々と決めていかなくちゃならないんだけど、 挙式が終わって落ち着いたら、説田さんへの感謝の意を込めて、 「こんな挙式になりました♪」みたいなお礼状を書こう♪とぷよ2と2人で話していたのだ。
あの有名デザイナーが輩出する数々のドレスを瞬時に把握して、花嫁のイメージに一番似合うものを、 という、デザイナー本人の意思が、きちんとショップの末端にまで行き届いているなぁ・・・・ そう感じて、あたくしのドレス選びも、最高の決着を結ぶことが出来たのでした。
打ち合わせとしては、今日でお別れなんだけど、あのショップで出会ったのも何かの縁・・・・。 あたくしたちの結婚を心から祝福してくれる、全く無縁の第三者なんだけど、 全く無縁の第三者だけに、この協力姿勢がすごく嬉しかったりするのである。
そう、丁度昨日、炎天下で困っていたあたくしを助けてくれたおじちゃんのようにね・・・・。 あの人も、言ってくれたんだ・・・・「おめでとう、幸せになりなよ」って。
そういう人たち皆に、ありがとうをしなくちゃなぁ・・・・あたくしは結構義理堅いので、 そんなことを思っちゃうのであった(苦笑)。
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