2004年07月17日(土)
アヤコ大先生、現る!!/天下無敵の不可能な花嫁


あたくしの挙式を彩るために、ブーケ製作をかってでてくれた、高校時代の親友・アヤコ
何で、「大先生」なんていう肩書きにしたかというと、彼女はもう立派な
プリザーブドフラワーの講師の資格を持っていて、彼女のお母様にもあれこれと指南しているんだと言う。
そのお母様が作った作品を今日はお土産に頂いて、我が家の玄関は、
さしずめ「アヤコ展」でも開いているかのように華やかだ(笑)。


ブルー・ローズという言葉を御存知だろうか?
英語の辞書にも載っている・・・・Blue Rose・・・・すなわち、「不可能」という意味なんだけど、
昨今、どこだかの企業が、遂に創りあげてしまった( ̄∇ ̄;)
品種改良を重ねて、真っ青・・・・というわけではないが、今までになかった青紫っぽい色の薔薇を
開発したことは、ニュースや新聞で知った方も多いかと思う。


プリザーブドフラワーは、生花にはない色を確実に創りあげて、保存も半永久的。
ドライフラワーとは違って、見た目も瑞々しく、そして華やかで美しい。
ここ数年で市場もグンと拡大して、特に花嫁のブーケやリングピローなんかを中心にシェアを広げている。


渋い赤や、ハッキリクッキリした色を好むあたくしのそういう趣味を、アヤコは本当に理解していて、
あたくしが試着に試着を重ねた、ドレスの数々を見て、唸っていた。


「どれもこれも、日野っぽいよね〜♪ 中途半端な色は着てないね(爆)」

「御期待に添えているようで(笑)」

「色ドレスは、やっぱこういう赤か青なのね?」

「今、どっちにしようか迷ってんだよね。赤だったら似たようなカクテルドレスを自前で持ってるし、
青だったら借りなきゃだし・・・・そもそもお色直しをするかどうかで迷ってんだ(苦笑)。」


「そうなんだぁ・・・・でも、どっちも似合ってるよね。
赤い方は今までのイメージの期待を裏切ってないし、こういう青はくっきりしてて
意外と似合うし、でも、持つブーケとダンナさんの衣裳によって、作るブーケは全く違ってくるかもね。」


「やっぱりそうでしょう?? 赤だったらさぁ、ダンナにはこっちのを着てほしいの。
で、青だったら、こっち。ブートニアもそれに併せて作ってほしいしね。」


「難しいね・・・・。とにかくさぁ、色ドレスをガツっと決めちゃってくれるかなぁ。
その方が話が早いと思うよ。
何なら、ブーケ2つ作ってもいいし・・・・。」


「うん、わかった。とにかくあたしの色ドレスを来週金曜くらいにもう1回見にいくから、
その画像を送るわ♪」



そんな話をしながら、プリザーブドフラワーの本を見せてもらっている時に、
凄く衝撃的なブーケが飛び込んできた。
どんなものかというと、白い薔薇を青い色素で着色した葉やライスフラワーで彩り、
リボンもあたくしの大好きなロイヤルブルーという、今までに見たことのないような
究極のブーケだった。
そもそも、花嫁の持つブーケは、赤い薔薇だったり、黄色のフリージアみたいな花だったり、
ガーベラみたいな可愛らしい物やら、カサブランカで派手に作った白とグリーンの調和が美しいもの
色々あるんだけど、白と青というこの組み合わせは、
どこに行っても未だかつてお目にかかったことがなかった。


「うぉっっ!!! コレ、スゴいね・・・・(ほれぼれ)」

「花自体は白だから、白いドレスには合うと思うし、多分、凄いインパクトがあると思うよ。」

「でも、ダンナにこっちのタキシードを着せるとなったら、
この青は確実に合わないねぇ・・・・。」


「こっちのグレーのヤツにならバッチリだね!」

「う〜む・・・・そうかぁ・・・・この中に少しだけ、青い薔薇、入れらんない??」

「出来ないことはないよ。多分、物凄いインパクトになると思うけど。
日野がこのブーケを持って、ダンナさんのほうのブートニアに、ブルーローズを入れると
確実にイケるかもね。なかなかないよ、いい感じだと思う。」


「とすると・・・・こっちのタキシードかぁ・・・・。」

「日野が赤を着るのはある意味では当たり前で、多分、凄く似合うと思うんだけど、
青は意外性があって、いいかもしれんね♪」


「このブーケが捨てがたいわぁ・・・・青の方向で考えてみる♪」



そんなわけで、あたくしは情熱の赤を一時保留にして(爆)、ブルーローズのために、
青いドレスを本格的に考えることにした。
だって、自分でも「青いブーケ」を持つなんて、想像もしていなくて、
今抑えているあのドレスに、そんなブーケがきたら、そりゃ渋くてすんごい
みそじ花嫁になるだろうなぁ・・・・( ̄¬ ̄*)♪とか考え始めると、あたくしの妄想癖は止まらない(爆)。
業者に、「青のブーケを作って!!」と注文を出しても、多分NGになるだろうところ、
心強い友人がいてくれるおかげで、不可能が可能になるかもしれないのだ。
コレはスゴい!
アヤコ大先生の今後の努力を期待して見守ろう♪




そんなアヤコ・・・・只今独身。
あんなに結婚を焦っていたのに、今やすっかり、投げ出してしまっている(爆)。
驚きなのは、高校時代から体型が全く変わってなくて、天下無敵のスレンダーボディを
未だに維持し続けているということだ。
顔だって可愛い。ぷよ2ものけぞる、究極の小顔。
この15年、3サイズも身長も体重も変わらず維持し続けているという、その生活スタイルと
根性にまず脱帽だ。
頭もいいんだ。
うちら6人の中で、一番最初に指定校推薦枠で大学を決めたのは彼女だったし、
その後の就職先もスンナリと決まっていった。なまじ出来るだけに、
その会社では死ぬほど働いていたんだけど、今や、自分のペースで生活をすることのほうが大事みたい。


アヤコとは、同じ男性をとりあったこともある(笑)。
アヤコが相手じゃ、あたくしは敵わないな・・・・と勝手に決めて、あたくしは友情を優先し
その戦況から身を引いてしまった。
ともなく、1つ年上のその先輩とアヤコはつきあいだしたわけなんだけど、
どういう経緯でかはわかんないんだけど、2〜3週間でその仲が破綻してしまって、
アヤコは新歓公演の支度で超多忙だったあたくしに手紙を寄越した。


「先輩は悪くない・・・・私が悪いの。ごめん。」


謝られるようなことはされてないのになぁ。
先輩はアヤコを選んで、
彼女も先輩に轢かれていたんだから、あたくしが無理矢理にその仲に割って入ることなど
許されないことなんだから、別にアヤコがその短き恋の破綻を謝罪するようなことはないのに・・・・
と、その当時思った。
今でもそう思ってるわけなんだけど、その後、特にギクシャクするあれもなく、
元々彼女もサッパリとした性格なものだし、あたくしはあたくしで、元々仲の良かったその先輩と
旧交を温めるチャンスにも恵まれたものだから、別段揉めるようなことはなかった。
アヤコのことを、いいなと思っている男の子たちは沢山いたし、
あたくしもおかげさまでその当時、男友達には不自由していなかったし、
特定のステディにもすぐに恵まれたので、オンナの友情にも影響はなく、
そろそろ15年になるこのつきあい・・・・嫁に行くのを見送ってくれるまでになった(笑)。


ありがたいよなぁ・・・・素直にそう思う。
中学の時の親友といえば、リエくらいしか思いつかないんだけど、
ホントに、高校時代の友人には恵まれた。
ほとんど連絡を取り合っていないクセに、たまに連絡を入れると、そこできちんと関係が復活する
この距離感がたまらなくあたくしをノスタルジックにさせる。

↑いや、こっちは頗るマジなんで・・・・。

冷やかしとか、好奇心のみでの申し出は謹んでお断りしますが(苦笑)。
何せ彼女も、今やどこに出しても恥ずかしくない女性ですので、あたくしもささやかながら応援させて頂き
行く末は、必ず幸せになってもらいたいもんで(笑)。


で、やっぱり彼女の作ってくれたブーケをトスするなんて、そんな勿体無いことは考えられないのである。

あさみ


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