金曜の深夜、リョウジくんから電撃入籍報告があったばかりで、 こっちの事情も事情なだけに、あんまりツッコめなかったものの、その次の日・・・・ つまるところ、昨日、共通の友人・・・・悪友リング・・・・であるおじょ〜のところに久々に電話をした。 案の定、彼女のところにも電話の履歴が残っていたらしいが、おじょ〜は何でか、 この歳になって「はしか」にかかり、しばらく寝込んだ上での休暇中であった(爆)。
はしかって・・・・アンタ( ̄∇ ̄;)
小さい頃に既に1度は経験しているらしいが、どういう経緯か、また感染してしまったらしく、 入院まで経て、1週間ばかし、ずっと家にいたんだそうだ。 この、素っ頓狂ぶりというか何だかよくわけのわからない素性というのが、 あたくしの悪友の共通項だったりするんだけど・・・・( ̄∇ ̄;) ・・・・で。 こういう素っ頓狂ぶりというのは、何もリョウジくんやおじょ〜に限った話でなく、 あたくし本人にも言えちゃう話なんだけど(トホホ)。
久々に長電話をした。 どうもあたくしのオンナ友達というのは、働きすぎなヤツばっかりで、ご多分に漏れず、 おじょ〜もその中の1人なんだけど、この夏、会社を辞めるかも宣言をした。 今つきあっている人と、結婚を前提とした同棲・・・・或いは入籍をしたいみたいなんだけど、 先方のご両親が、入籍と挙式と同居は同じタイミングでないとGOサインを出してくれないらしく、 加えて、彼氏の実家が仙台・・・・という微妙な条件ばかりが出されていて、 本当は入籍&同棲のみで、しばらく東京でやっていきたいんだけど、何だかなぁ・・・・無理っぽいなぁ・・・・ みたいな話をしていた。
おじょ〜はあたくしのことを「ばあや」と呼ぶ。 ・・・・そう。わけのわからぬ主従関係なのだ(爆笑)。可愛く言うと「ごっこ遊び」みたいなもんなんだけど。
「ばあやのとこはいいよねぇ・・・・何か、話もとんとん拍子だし、追い風吹いてていい感じじゃん♪ やっぱりタイミングと勢いっていうのが欠落してると、進む話も進まなくなっちゃうのねぇ。」
「あはは・・・・全くアゲインストなしで、ここまできちゃって、必要なものは追々揃えたようなもんでね。 新しい道路が出来たから、おじょ〜の実家からも近いよ、ココ。」
「新しい道路なんかできたのかぁ・・・・どんどん変わってくねぇ。」
「そういや、リョウジくん、しばらくは世田谷に住むって言ってたよ。」
「やだ、超近いじゃん!」
「桜新町だったかなぁ・・・・?」
「(* ̄m ̄) ププッ 杉並区にしときゃ、住民税安くて済むのに(笑)。高いんだよね〜、世田谷は。」
「(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)うんうん セレブの街って感じがするもん(爆)。」
「あ〜ぁ・・・・私もホントはこの春から三鷹に住む予定で、後はハンコ押すだけだったのに。 3DKのいい物件見つけてあったんだよ〜。」
「そっかぁ・・・・。まぁ、三鷹まで下れば、結構掘り出し物があるかもねぇ。 下連雀あたりだと、まだまだ高い気もするけど・・・・。」
「大体、社屋が見附にあるのに、どうして西武線の沿線に住んでる意味があるんだか( ̄∇ ̄;) 昔はばあやがいてくれたからさぁ、退屈しなくて済んだのにさぁ。」
そう・・・・。あたくしは在京時代、西武線沿線に住んでいて、駅にして4つ上ったところに おじょ〜が就職してから上京し、住み始めた。 何でか、おじょ〜のご両親からあたくしは妙な信頼を得ているので、 あたくしが沿線近くに住んでるからってんで、その物件に決めたらしい。 単車だったら15分、チャリでも30分あれば、電車を使わずとも、青梅街道を爆走するだけで、 余裕に彼女の部屋とはアクセスできて、よく彼女の実家から送られてくる米や野菜の御裾分けを貰った。
あたくしが帰郷した今、その場所から赤坂見附まで通うのには、ちょっとした遠回りが必要で、 彼女はわざわざ中央線の駅まで出て、そこから会社に通っているようだ。 引っ越すチャンスを失って、夏に仕事をやめさえすれば、自分の自由な時間が取れて、 彼との入籍の準備も出来るかも・・・・なぁんて言っていたが、彼女を襲うアゲインストは 何も彼氏の実家の問題だけではなく、諸々とあるようで、この風向きがフォローになるには、 まだ相当の時間がかかるかもしれないようなことを、彼女自身の口がそう言っていた。
リョウジくんとおじょ〜とあたくしは、どういう関係かというと、 先日、侍従長様らが来訪した際にこの日記にも少し触れたが、 あの例の生徒指導の先生に、揃ってとっ捕まった繋がりなのである(爆)。 理科室かどっかに半ば監禁状態にされて、反省文を原稿用紙20枚書くまで出してもらえなかった(爆)。 夏休み中だったので、「自宅謹慎」ではなく、史上稀に見る「学校謹慎」という珍しい処分で、 強制登校させられ、以降、コレも伝説となる( ̄∇ ̄;) まぁ、同じレジェンドに絡んだ者同士なので、卒業してからも一緒にワルサをする機会が 何気に多かったというわけ(笑)。 個人的にやってきたワルサの報告会が年に1回くらい持たれたり(何じゃそりゃ!?) 3人揃わなくとも、タッグを組んで、夜な夜な徘徊することも結構あったりした。
おじょ〜に言わせれば、
「ばあやとリョウジくんって、絶対にくっつくと思ってたんだけどなぁ・・・・。」
らしいんだけど、それらしい雰囲気になっても、面倒なことは避けたくて あたくしとリョウジくんという組み合わせは、いつしか人畜無害・不毛の中となった(笑)。 実際に、超・仲良しで、互いにその気はあったものの、将来、見据えている方向がまるっきり違う ということがわかった時点で、こうなった・・・・とも言える。 今では都落ちして、このていたらくなあたくしだけど、絶対に中央に残留し、仕事をしたい! と努力していた最中、リョウジくんは全国行脚に近い転勤族で、それでもそんなあたくしに対し、 1度だけ、
「一緒に来るか?」
と真顔でそう言ったことがある。 北海道に転勤する時だった。 一瞬、グラついたけれど、丁重にお断りした。
彼の目標は、いずれは大垣に帰って実家の後を継ぐという前提がそこにもうあったから 自分の将来をその時点で決めてしまうことはどうしても出来なかった。 まぁ、後々になって、酒を酌み交わしている時に、
「あの時、一緒にくるって言われたら、多分、叱り飛ばしてただろうなぁ・・・・。」
なんて言われたから、あたくしの出した答えは、あの時点でも、 そして現在でも、けだし「正解」だったのかもしれない。 自分が大垣に帰ってくるようなことになったとしても、自らの手で可能性を潰すような真似だけは 絶対に避けなければならなかったし、何にせよ、大垣を見据えながら芝居を続けることほど、 バカバカしいこともなかったし・・・・。
そんな彼は、北海道で新しい彼女を作り(当時、犯罪的な年の差だと思われたんだが・・・・)、 この度、(多分)その彼女と結婚する。←相手のことを聞くの忘れた( ̄∇ ̄;) まぁ、彼が全国行脚をする中、あちこちで様々なワルサをしてきたということは、 この際、御祝儀代わりに全部腹の中に納めてあげよう♪( ̄ー ̄)ニヤリッ 何かあった時のために、奥さんになる人には「ここ」を逃げ場所とできるように、 避難勧告くらいは出しといてあげよう(爆)。
似たようなことを、トモくんに対してもやったんだった(爆)。 トモくんは、中学の時・・・・っつうか、もう、保育園の時からの幼馴染で、 今でも目と鼻の先に住んでいるんだけど、彼が結婚する直前、妻となるマキちゃんに引き合わされた。 実はその直前まで、トモくんはあたくしの紹介でおじょ〜とつきあっていたのだ( ̄∇ ̄;) 二股をかけている・・・・というのを正直に吐いてくれたのはいいが、おじょ〜に対してのフォローは やっぱあたくしがするんじゃん??と納得がいかなかったけれど、まぁ、男女の仲というのは 常々そういうもんなので、あんまり気にしないようにした(爆)。 トモくんとの別れに関しては、おじょ〜も納得しているようだったし。 で、だ。 初めてマキちゃんに会った時、彼女は呆れていて、あからさまに嫌な顔をしていた。 そりゃ、そうだ。 二股をかけられていたのは、マキちゃんも一緒で、しかも目の前にいるあたくしの紹介で 片方はつきあってるっていうんだから、あたくしを親の敵でも見るかのようだったけど・・・・。 でもまぁ、諸悪の根源はあたくしではなくて、トモくんなので、 そこんとこをわかってもらった上で、何とかお友達になれた(爆)。 (↑ ココが自分の凄いところだと思っている(爆笑)) トモくんがトイレに立った時、マキちゃんは少し声を潜めてこう言った。
「あたし、こんなの初めてです・・・・。」
「え・・・・?( ̄□ ̄;)!!」
「自分の彼氏になる人と、前に一緒に寝たオンナの人にこうやって会うことなんて、初めてです。」
「( ̄∇ ̄;)(アタシだって初めてだよ〜!こんなシチュエイション!!)」
「『会っておいてくれ』っていうから、どんな人かと思って・・・・(苦笑)」
「あのヤロウ・・・・( ̄― ̄メ) いらんことまで洗いざらい全部喋りおって・・・・(-。-) ぼそっ」
「つきあってはいなかったんですよね?」
「あはは・・・・まぁね・・・・。」
「どういう神経してんだか、あの人も・・・・。」
「まぁ・・・・心配になるのはわかるけど、あたしも前の彼女を紹介した手前、 コレだけははっきり言えるんだけど、彼女たちが交際してから以降、 うちらは関係もってないからね? コレだけは絶対に信用してくれていいからっ!! そうじゃなかったら、あたしだってこんなところに、ノコノコ顔を出せるわけないし(苦笑)。」
「そうですよねぇ・・・・。」
冷や汗モノだった( ̄∇ ̄;) で、今度はマキちゃんが席を立ち、トモくんと2人きり・・・・( ̄∇ ̄;)
「貴様ぁ・・・・あることないこと、全部喋ってんじゃねぇよっ!!」
「ないことは喋ってねぇって。」
「リアクションに困るじゃんかっっ!!」
「いや、一応さぁ・・・・夕雅の目から見て、彼女、どうかなぁと思ってさぁ。」
「あたしが何か言ったら変わるんかいな?」
「よっぽどの意見だったら、従う。」
「あのねぇ・・・・。」
「価値観がマイ(おじょ〜:一応仮名)と似てるっていうか、ほとんど一緒だろ? まさか、マイと引き合わせるわけにもいかねぇしさぁ・・・・。」
「あんた、そんなことしたら全面戦争間違いないよ?」
「だろ? だから夕雅に立ち会ってもらったんだよ。」
「理屈は通ってるように見えるけど、騙されないもんね( ̄^ ̄) あたし、以降、おじょ〜とマキちゃん、両方の味方になるからっ!! どっちとつきあおうが、それはあんたの自由だけど、つきあった方のオンナが泣いてたら、 あたしは全面的にそっちにつくつもりだから、それだけは覚悟しといてよねっっ!!」
その後、彼らはめでたく結婚し、今や6歳と3歳、2人の女の子をもうけ、良きパパ&ママになった。 毎年年賀状も、マキちゃんの字で届くので、あの家庭の中であたくしの位置付けは そう悪くないところにあるとも言えるんだけど、一時は、悪友を1人失いかけるところであった。 あたくしも、宣言どおり、トモくんではなく、マキちゃんを立てるようにし、 平和的なお付き合いが、今でも続いている。
そんな本日・・・・。 究極の再会を、近所のスーパーで果たしてしまった( ̄∇ ̄;)
「あっれ〜? マキちゃん??」
「????」
「(笑)日野です。お久しぶり。」
「あぁ〜っっ♪ すごい偶然ですね〜!! よくわかりましたね〜♪」
「いや、その・・・・( ̄∇ ̄;) 百峰ちゃんも桃和ちゃんもそっくりだったもんだから、つい(笑)。」
「でしょ〜?? ホント、日に日に似てくるんですよぉ〜♪ 張本人も来てますよ、あっち、あっち♪」
と、トモくんのいるところにひっぱっていかれた(爆)。 うわぁ・・・・親子並べると、壮観だな、こりゃ(爆)。 マキちゃんには悪いけど、ほとんどトモくんの遺伝子だわ、コレは(爆笑)。 もう、ホントにそっくりで笑ってしまう・・・・っつうか、本人目の前にして大爆笑をかましてきた。 朝っぱらから、こんなネタに出会えるとは・・・・(* ̄m ̄) ププッ
改めて、その旨を伝え、今住んでるとこが、彼らの住いのすぐそばなので、 また近いうちに遊びに来てよ、うん行くよ、なんて話をしていた。 百峰と書いて「もね」ちゃん(翌2月で6歳)、桃和と書いて「とわ」ちゃん(翌3月で3歳) まぁどっちも、本当にトモくんそっくりで、あたくしもあの混雑したスーパーの中、 よくまぁ、この親子を、もともとの悪友本人抜きで見つけ出したものだなぁと、暫し感心するくらいに よく似ていた(爆)。
3タテで、別ベクトルの悪友と連日コンタクトが取れてしまったのは、何かの縁だろう。 「悪友」だからこそ、この縁も途切れないのだ、きっと。 週末、奇妙な「悪友ウェイブ」に見舞われたあたくしは、ノスタルジックになるよりか、 どっちかっていうと、「現在」の彼らの姿の方に興味があったりして、 それぞれ、きわどい爆弾を抱えあっている我々は、互いの伴侶に対し、極力細心の注意を払いながら、 その友と旧交を温める。
今だからこそ笑える話と、一生笑えない話・・・・その両方を互いに共有している我々は、 常に薄氷を踏む思いで生きている(爆)。 たまにこうして思いもよらぬところでバッタリと出会うと、そのことをまざまざと思い知らされるのであった。
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