| 2004年04月28日(水)
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情報はどこから漏洩するのか? |
昨日あのような日記を書いた後で、我々ほどではないが、ぷよ2の会社でも似たような 気味の悪い書簡が届いたことがあったのだという。
その人は、先月、初孫(男の子)が生まれたばかりの新米おじいちゃん。 一所懸命名前を考えて、役所に届出をした2日後くらいのことだったという。 何と、そのお孫さん宛ての名前で、育児サービスか何かの業者から、早速DMが届いたので、 あまりの迅速さと不気味さに驚いたんだそうだ。
出生届は生後14日以内に出さなければならないとはいうものの、 生まれてまだほんの数日しか経っていない、その赤ちゃん本人宛に書簡が届くというのは、 コレ全く以って不気味な話である。 役所が情報を漏洩しているとしか思えない・・・・と考えたのだけど、 いや、ちょっと待てよ・・・・? という話になった。
我々も自宅の電話番号は、それこそ各々の実家の両親、あと、イタズラ電話なんかかけてこなさそうな 信頼ある友人知人のほんの僅かにしか教えていない。 役所に届出を出した時に、既に電話番号は決まっていたものの、緊急の連絡先のところには 携帯電話の番号を記載して提出したはずなのだ。
それがどうして、昨日のような電話がかかってきたり、出生届を出してわずか数日で 赤ちゃんの名前が割れたりするのかを、厳密に考えてみた。
そもそも・・・・。 役所がそんなにポロポロと情報を漏洩していたら、それこそ信用問題に関る。 うちの市内だけの出来事でなく、他の市町村でも起こっているようだから、 何もうちだけが特別なんじゃなくて、どこかであらゆる情報が漏洩しているに違いないのだ。 そう・・・・役場以外のどこかで。
「役場じゃないとすると、アレかぁ・・・・不動産屋。」
「仲介業者に電話番号なんか教えたか??」
「ホラ、駐車場の場所を変えてもらおうと電話した時、家の電話からかけてたじゃん。 わざわざ教えるようなことをしなくても、ナンバーディスプレイでもついてりゃ一発だわ・・・・。」
「あ・・・・あの時かぁ。そういえば、大家さんとの連絡のこともあるから、 ナンバーディスプレイ云々以前に、電話番号を教えたかもしれん。」
「・・・・っつうことは、だ。この番号が結婚している世帯だということがそこで割れてるんだ。」
「そういうことになるよなぁ・・・・よかったよ、役所のせいじゃなくて(苦笑)」
「気持ち悪いには変わりないけどね。」
「でも、アレはどうなるんだ? うちの課長のお孫さんの件。」
「それだって、考えてみれば話は早いわよ。・・・・産院。」
「あぁっ!! なるほど!!」
「最近、少子化でどこも競争が激しいからさぁ、生き残ろうと必死なんだねぇ・・・・。 産院にいる間に名前が決まって、退院する頃には向こうに名前がバレてる場合もあるでしょう? それに、母子手帳にも結構早い時期に名前が入るわけだし。」
「なるほどなぁ・・・・しかし、よかった。役所のせいじゃなくて(苦笑)」
「これだって、気持ち悪いに変わりはないけどね( ̄∇ ̄;)」
婚姻や出産に伴うことに関して、本人や親、そして周囲の人々は、殊、初めてのことだったりすると 右も左もわからずにオタオタしてしまい、余計な出費をしたり、金に糸目をつけないといった 巧妙な心理をついた、商戦だ。 昨日の電話はそれこそ目的もわからない、悪質なものだったけれど、 ひょっとしたら、大枚を叩かせてわけのわからない検査を受けさせる業者の仕業だったかもしれない。 ぷよ2の会社の課長さんのところに生まれたお孫さんに対してだって、 初孫だっていうから、そのDMが自治体から来ているものなのか業者から来ているものなのか 判断せずに、勢いで申し込んでしまったら、後々痛い目に遭うのだろう。 そもそも、教えてもいないはずの名前や電話番号が割れているという時点で、 疑ってかかり、きちんと対処するのが、本当の意味での「選択」であり「防御」でもあるので、 浮かれ気分であれこれと先走って決めてはならないということを、今以て思い知らされる。
それこそ、課長さん宅のお孫さんの件については、出生届を出して2日後くらいのことだったらしく まだお披露目やお宮参りも済んでいないのに、何故!? といった感じらしかったので、 救いがあったと思う。 普通は疑うよね・・・・真っ先に役所の手落ちじゃないかって(苦笑)。 だって、法的規則に基づいて、正式に届け出たのは役所「だけ」なんだから。
まさか、不動産仲介業者や産院が、こんなふうにして情報を漏洩しているなんて思わない。 ・・・・けれど、冷静に考えてみれば、かの業者たちは競争相手がいて、しかも、今の御時世、 家を借りるにせよ、子供を産むにせよ、こちらには選択肢がいっぱいあるけれど、 むこうは客を選んでいられない状況だ。 一旦つかんだ顧客は、全てデータとして打ち込んで、保存しておき、 2度目の出産、2度目の引越しにもきちんとそこで対応してもらえるようにと サービスにサービスを重ねる・・・・それに伴う「リスク」が、他の業者に流れる情報の漏洩だったのだ。
今、我が家はカード会社を仲介して、ここのお家賃を払っているわけだけど、 それだってかなり危険なことなのだ。 一応、その件はぷよ2パパが身元保証人として立っててくれているので、 安心といえば安心・・・・なんせ身元だけはきちんとした人だから(爆)。 両家とも、一族郎党揃って「金融」には喧しく、ヤの字の人から、ケの字の人まで 幅広くお知り合いがいるので、何かあっても・・・・それこそよっぽどのことがない限り大丈夫だと 思ってはいるんだけどね・・・・でも、カードって本当に怖いし、我々もそれはよく知っているから、 今、目の前にある現金しか使わないようにしよう!!と固く誓っているんだけど・・・・。
これから、どんなわけのわからないところに情報が漏洩しても、毅然として立ち向かっていこう。 「必要なもの」を買い、「欲しいもの」は検討する。 我々の身分を証明するものは、決して肌身離すことなく、そういうことだけは 家事をサボってもきちんとしたい!!(←家事もきちんとしませう・・・・(-。-) ぼそっ)
この危機感のなさを、誰か何とかしてください(爆)。
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