| 2004年02月26日(木)
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3週間の成果/2人目のお母さん |
たった3週間で・・・・。 まず、住処が決まった。 両家の両親が、首を縦に振った。 大物家電の買い付けが施行された。 オマケに、買わないはずだったベッドまで買われていた。 書類が揃い始めた。 (あたくしも住民票等、用意しなきゃ) 両家の挨拶兼お食事会の日取りが決まった。 彼の恩人の墓参りの日程も決まった。 彼の引越しの日取りもほぼ確定した。 双方、見解に捩れや歪みもなく、トントン拍子に話が進んでいっている。 名古屋のチャコットで、ドレッサー代わりにメイキャップボックスをねだって買ってもらった。 高いけど、高機能。 ドレッサーは要らない( ̄^ ̄)と言い続けていて、あれこれ物色していたんだけど、 なかなか「これ!」という品に巡りあえず、結局、メイク用品の最後の頼みの綱、 チャコットに駆け込んだら、製造は打ち切りなっていたものの、在庫が残っている良品に巡りあえた。 嬉しいな♪
オマケに本日、マリッジリングを買った。 10日くらいで出来上がるんだそうだ。 刻印はサービスだというので、どう彫ってもらうか、それを考えていたんだけど、 あたくしたちの結婚記念日とやらは、一体いつになるのか、それがわかんなくて・・・・。 そもそも、入籍した日を基準に考えるのか、とすると、受理されるのはその当日なのかどうか、 一緒に住みだした日を基準に考えるのか、はたまた挙式の日をそうと見做すのか、 あれこれ悩んだ結果、ひとつの結論に達した。
「どうせ、どの日が結婚記念日になっても構いやしない。 イヴェントの少ない日あたりを、刻印してしまえ〜!」
ムチャクチャです( ̄∇ ̄;) 普通、こんなことしません。 ジュエリーショップのお兄ちゃんは、日付を入れますか? という問いに 「はい」と答えたあたくしらを前に、メモ帳に迷わず「2004年・・・・」と書き始めたのを 2人して慌てて止めた(笑)。
「ちょっと待ってください!! 2004年じゃなくて、2000年にしてください!!」
「2000年、8月7日でお願いします。」
先方は頗る不思議そうな顔をしていたが、顧客がそう言うんだからと、そのように 刻印のメモを申込書に書いてくれた。
・・・・となると。 今度は「結婚記念日」というのを絶対に忘れないようにしなきゃ(爆)。 まぁ多分、3月の月末か、4月のドアタマくらいになるんだろうけど、 自分の誕生日と一緒に祝う・・・・というのが何だかなぁ、しっくりこなくてなぁ(爆)。 普段、人様と同じように行なうイヴェントは頗る嫌いで、家から外に出るのも嫌がるくせに、 自分だけのイヴェントに関しては、奇妙なこだわりがあるアサミンジャー。 別に、祝っても祝わなくてもいいの。誰かに祝ってほしいわけでもないの。 ただ、その日が自分にとって、そして自分以外の誰かにとっても、大切な日ならば きちんと胸に留め置いて、自分ひとりででも祝いたい気持ちだけはあるのだ。 でも、お祝い続きだと疲れるので(爆)、多分、自分たちは刻印した日付を目安に これからもあれこれとお祝いしたりするんだろうな♪
昨夜の宴会で、お義母さんが
「何か足らないものや欲しいものがあったら、今のうちに遠慮なく、何でも言いなさいね♪」
と言ってくださった。 とはいえ、うちのサヨコがあれこれ浮かれて、大物を全て揃えてしまったので、 さしあたって、生活そのものが不便になるようなことはないのだが、ウ〜ンと考えて、 とあるひとつのグッズがないのに気付いた。
「あぁ♪ あげるあげる!! 持っていきなさいよ♪」
よっしゃ♪ 快諾♪(爆) 話のわかる人でよかった(爆笑)。
いや、そうでなくてもぷよ2ママはこの結婚に大賛成で、
「嗚呼〜!! 私にもやっと念願の娘が出来る〜〜♪ お嫁に来てくれてありがとうね〜♪」
と、こんな感じの喜びようで、逆に貰って頂くこっちが恐縮してしまう(苦笑)。 彼女は本当は、女の子が欲しくて欲しくてたまらなくて、ぷよ2が生まれてくるまでは、 本当に女の子の名前しか考えてなかったくらいで、本当に「娘」を欲しがっていたのだ。 しかし、体調が思わしくなく、子供も本当は3人くらい欲しかったのだそうだけど、 1人産むのが限界・・・・しかも、その1人を産むのに、病院側から一筆書かされたのだそうだ。 ともすれば、自分の命さえも危うかったかもしれないのに、 嵐の日・・・・丁度、七夕の日だ。 彼女はぷよ2を産んだ。
初めてぷよ2ママに会ったのは3年半前のことになるのだけど、 その時は、まだあたくしたちはただの友達で、つきあう、つきあわないとかいう段階ではなかったのだけど あたくしは、彼女の天真爛漫ぶりな様子を見て、ぷよ2とつきあってみよう・・・・と決めたようなものだ。
「彼女の息子なら、まず間違いはないだろう・・・・。」
そういう観点でオトコを選んだのは、実にこれが初めてかもしれなかったのだが、 ある意味では正解だったかも。 だって、あたくしはそれこそ新居こそ大垣だけど、籍を抜いて、彼の実家のある本籍に移すのだ。 長い長いつきあいになる。
「私ね、夕雅ちゃんがねそう言ってくれた事、まだちゃんと覚えてんのよ。 すごく嬉しかったもの。言ってみれば、この子は私のひとり息子だけどさぁ、 私が自信を持って育てたんだから、そういってもらえるのが一番嬉しいんだよね〜♪」
「(笑)・・・・でも、あれが多分、本当に本音の部分だったと思います。 彼だけを見て、あれこれ判断するより、彼を育てた人に会ってみた時に、 やっぱり自分がどう感じるか、そういうのって結構大事だと思ってたし・・・・。」
「でも、本当に嬉しいわ。夕雅ちゃんが私の娘になってくれるんだもんね。 これから、長いことになるけれど、よろしくね。」
こんな欠陥不良品を、こんなに喜んで貰ってくれるのであれば、熨斗の他、何をお付けいたしましょう? みたいな感じなんだけど、望まれて嫁ぐ喜びというのは、案外、身体的にも精神的にも 負担が少なくていいかもしれない。 握手を求めてこられて、握り返したその手は、あったかくて、思いのほか柔らかで、 自分の母親とは違う感触だったけれど、懐かしい感じがした。
彼女は2人目のお母さん。 「母」と呼べる人間が、複数存在することは、案外、いいのかもしれない。 そりゃ、子供にして親が離婚・・・・そのあと、後妻が入って・・・・となりゃ話は別だが、 こうして枝分かれしていく如くに「人脈」が増え、今まで以上に深い付き合いをすることになる 「家族」が増えるのは、やっぱり、何よりの喜びなのだろう。 自分で、こんな風に思える日が来るなんて、想像もしていなかったけれど、
「お互いに溜め込まずに、言うべきことは言っていこうね♪」
と微笑みかけてくれる「2人目の母」は偉大だなぁと改めて確信した。 彼女はきっとそれを実行するだろうし、あたくしの母親とも、「友達」になりたいと言っていた。 こんなにありがたいことってあるだろうか・・・・。 サヨコだって、悪い気はしないだろうし、 娘や息子のいないところで、母親たちが楽しそうに羽を伸ばしていられるのなら、 それはそれで、頗る幸せなことだと思うのだ。 そういった意味で、ぷよ2ママは偉大で、あたくしにもこれから大いなる影響を及ぼすだろう。
今の時点。良縁に恵まれたことを素直に感謝しよう。 この「素直さ」が持続する限り、この良縁は永遠に続くと思う。
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