悪夢のゲネプロからちょうど1週間。もうそんなに日が経ったのか・・・・と、すごく間近なノスタルジーを覚えつつあります。あれから、色々な人からメールやその他の連絡がございまして、嗚呼、いい繋がりに恵まれて、あたくしってば年明け早々、メチャクチャな幸せ者だなぁ・・・・と感慨深く思っております。以前、この日記にも登場していただきました、トロンボーン奏者の方のサイトに今回の公演のレポ(日記)が画像入りでアップされていました。・・・・暴走をお許し願いたい。勝手にリンク貼ります( ̄^ ̄)(申し訳ないです!!)こちら ←まぁ、このような暴挙に出たのも、あたくしの言葉が物凄くド派手にピックアップされていたので、それも見ていただきたいかなぁ・・・・なんて思って(笑)。演出家やマエストロの先生、振付師が気付かないような視点でのコメントは我々、板の上に立つ人間としては、とても役に立ち、且つ、ありがたいものですので、この御意見は、今後、舞台に上がる際にも、みっちり参考にさせていただきたく思っております。それに、この日記の細部に至るまで細やかに読んで下さったことへの感謝の気持ちもある・・・・というか。彼は、創作劇の演奏に臨むにあたって、色々な不安をお持ちのようでしたが、あたくしが克明に日記をつけていたことで、それらの不安を少しでも解消できたのであればこんな嬉しいことはないし、それに、あんな毒舌(っつうか本人はそう思っていないところが毒)記録を鵜呑みにしちゃって大丈夫かしら?? みたいな感も否めなかったので、オケピの中の人の視点・・・・というのも同時に皆様に知っていただけたらなぁと思い、リンクを飛ばしてみました。楽器を演奏する人は、その立場で、やっぱり色んな不安や考え、そして、「表現」に対する心意気があるんだなぁ・・・・と、改めて感慨深くさせられました。そんな中、我々、宮廷サイドのアイドル(笑)、皇帝こと川出ちゃんからも意外なメールが届きました。・・・・彼女は、当初からここの存在を知っていたみたいです。・・・・だから、あたくしが通院し、服薬し、その上でフラフラしていて、先生に怒られてる(笑)なんてことも、全部知っていて、それでも何も言わずにあたくしのヘマにつきあっててくれたわけで。あたくしが、口を割らずに、現場では何事もないかのように振舞っていても彼女には全部わかってたみたい(苦笑)。終わってからだからこそ、明かせる・・・・みたいな。あたくしの「秘密」を把握した上で、つきあってくれていた川出ちゃんはすごく大人だなと思う。まだ、この間成人式を迎えたばかりの、弱冠20歳の女の子だというのに・・・・。あたくしは、知らないところで、またこういうふうにメンバーさんに助けられていたんだな、と改めて、感謝したい気持ちでいっぱいです。そんな彼女も自分のことを少し明かしてきました。あたくしは、それこそメンタル面をやられて通院中なのですが、彼女は体質的な問題で、ちょっとした病気を抱えつつ、やはりあの舞台に臨んでいたんだということを。あたくしが抱えている病気とはまた全然分野が違う(身体的疾患だよ)ものでしたが、今尚、通院中だとのこと。それを知り、あたくしはまた胸が痛くなりました。皇帝といったら、そりゃもう、うちらなんかよりもメチャクチャに出番も多くて、歌もダンスもせりふも盛り沢山。よくそんな体調で、あれだけのことをこなしていたなぁ・・・・と驚いてしまいました。彼女は文中で、「稽古中時々フラフラされている長の姿を見て、それでも病気のことを明かさない長の姿にとても驚きました。」と書いてきてくれたのだけど、あたくしにしてみれば、慢性的に体調が優れない彼女の方がもっと大変だったんじゃないかなぁ・・・・なんて思うし、それに、まだ若い身空だし・・・・オマケに、最後まで口を割らなかったのはお互い様だし(苦笑)。志保さんの一件の時にも書いたけれど、「どうして気付いてあげることが出来なかったのか・・・・」とそれが悔やまれてなりません。。。。あたくしの病気など、それこそ、芝居に携っていれば、少しずつ改善されていくんだ、と途中からわかり始めてきたものだし、実際に微熱が緩和されたり、食欲もきちんと出てきたりと、物理的な効果もあったのだ。川出ちゃんは、それとはまた違う持病を持っているようなので、日常生活そのものにだって影響が出そうなもの。本人はそう大した病気じゃないとは言っているけれど、そういうのを抱えつつ、あれだけの演技を披露したというのは、本当に拍手を贈るに値する。うちの皇帝は、どこに出しても恥ずかしくない、立派な役者だ( ̄^ ̄) と、女官長は太鼓判を押したい気分です!!そして、自分にとっても新たな抱負みたいなものを取り込むことが出来たかもしれません。たとえ、どっかしらが悪くても、体調が優れなくっても、舞台が好きなら、その気持ちだけで乗り越えていけるものなんだ・・・・ということ。自分だけじゃなく、ありとあらゆる面で身体的、もしくは精神的に健常ではない状態でも、ある程度のことはこなせることがこれでわかったし、こうやって自分のスペースで弱音を吐くことで調整も可能だし、何より、苦しかったのは自分だけじゃないんだ!という新しい事実が浮上してきたことで、あたくしにとってはそれがまたとない心の支えとなるわけで。ここに、川出ちゃんのことを書いてよかったものかどうか、彼女のプライバシーに関ることだし、その点、少し不安なのですが、それでも、あたくしは彼女が感じて書いてきてくれたメールを真摯に受け取り、同情とかそういうんじゃなくて、同じ「舞台人」として、彼女の今後の活躍を本当に応援したい気持ちになったのだ。同時に、彼女のメールのお陰で、自分の今おかれている状況を、冷静に見極める1つの判断材料にもなったわけだし、そういう意味で、彼女には心から感謝したい。↑今後の指針の参考にもなりそうだ改めて言おう。真利ちゃん、メールくれたこと、本当に感謝してる。稽古場にいる頃から、あなたのその溌剌とした演技や歌、そしてダンスに、あたくしは随分と救われてきました。真利ちゃんが負けなかったように、あたくしも負けない。そりゃ、置かれている状況は全然違うけれど(これはホントに当たり前なことだけど)、それでも、頑張った分だけ、神様はきっとご褒美をくれるはずなんだよ。あたくしのことをずっと見守ってくれてる人がいるように、真利ちゃんにもそういう人がいるはずで、その人たちの応援がある限り、きっとあたくしたちは健やかに舞台に立てるんだと思うの。普段、それぞれが苦しい中、舞台に立った時に「元気」をもらえると思うの。お互いに、自分の身体と向き合って、真摯でいたら、きっと報われる日も来るとあたくしは自分に対しても、そう信じることにしました。あなたが笑顔で、凛とした芝居を見せてくれたから、尚のことそう痛感します。ありがとう・・・・本当にありがとう・・・・。