2004年01月26日(月)
不得意分野でもその気になれば・・・・


昔、ここの日記にも書いたけれど、【女性にとってのさしすせそ】というのがある。
あたくし、これに関してはほぼ全滅状態で(苦笑)、それこそ「宝塚音楽学校」にでも行っていたなら
話は別だったかもしれないけれど、ものの見事に「全滅」に近い自分が嘆かわしくもある。


一応、この【さしすせそ】を復習しておきます。


さ・・・・裁縫

し・・・・躾(=子育て)

す・・・・炊事

せ・・・・洗濯

そ・・・・掃除



あはははは・・・・( ̄∇ ̄;) 苦手なものばっか(爆)。
しつけと炊事は、状況と必要に迫られてやってみたらできた・・・・みたいな部分があるけれど、
あとの3つは、ハッキリ言って、嫌いなんです・・・・┐( ̄∇ ̄)┌オホホ


今の現場で、一番小さい子というのは小学4年生で、板の上での稽古となったら、
それ相応の苦言を吐いたり、優しく注意するなど、まぁ躾というよりは、
「舞台人」としてのいろはの手解きに近いかも。
前の狭〜い稽古場にいた時などは、それこそ挨拶の仕方から仕込んでいったりしたものだが、
これはやっぱり各ご家庭や学校で為される方が相応しいと思われることだったりするので、
あたくし自身が、ほんのちょこっとの注意をしたところで、それが彼女たちにどのように影響をしているか
本当のところはわからない。
半年間という長いようで短いスパンで、彼女たちも少しずつ変わっていったけれど、
舞台を通して、ご挨拶やお返事がしっかりできる子になっているのなら、それはそれでいいな・・・・
とか、ほのぼの思っていたりする(*^^*) ま、そんな程度♪


炊事・・・・まぁ、料理ですわな。
今、これは全部オカンに任せている。たまに自分で朝食を用意したりする程度。
昔、ひとり暮らしをしていた時分は、あれこれやったりしたけれど、手の込んだ、
それこそ、本に載っているようなものはあんまり作らなかった。
ただ、常時、冷蔵庫に卵と牛乳、冷暗所に玉ねぎとじゃがいも、調味料各種は揃っていないと
気が済まない性質だったので、それを何となく使いまわしながら、あれこれ作ったりはしていた。
例えば・・・・今日は彼氏が来るから頑張って作らなくっちゃ♪ などということはほぼ皆無で、
相手の顔を見てから、それから冷蔵庫の中身を見て、

「ねぇ、これとこれがあるから、こんなしかできないけど、それでいい?」

とかいう調子で、まぁ歴代我が家を訪れた男性陣も、あたくしが作ったものを
文句1つ言わずに食べていた上、あたくしも自分で食ってみて不味いと思うものは
他人に出したりしないので、コトは円滑に進んでいくことが多かった(笑)。
なので、「料理が上手♪」という誤解を招くことも少なくなかった(爆)。
今、おつきあいしているぷよ2だって、ちょっと勘違いしている。
確かに・・・・卵料理に関しては何度も何度も練習して、見られる&食えるようなものが作れるように
努力しましたともさ。
パスタだって、表示時間をアテにすることなく、自分の感覚で茹でられるようになりましたともさ。
冷蔵庫の野菜と相談して、創作料理??みたいなものも披露してきましたともさ。
ただなぁ・・・・これを「上手」と言っていいものかどうかは、甚だ不安なところ。
嗚呼・・・・お嫁に行く前に、煮魚くらいはマスターしておきたいと思う、今日この頃・・・・。




昨今、洗濯は全自動が主流なんだけど、ひとり暮らしの頃から、どうも溜め込みがち(苦笑)。
掃除だって、掃除機の他に色々と便利なものが出てきていて、それが手元にあるというのに
億劫がってやらない始末( ̄∇ ̄;)
最悪だわ・・・・。うん・・・・自分でもそう思う。


で、問題の裁縫。
本日、あたくしは衣裳で使う「帯」の製作をしていました。
後で修正が効くように、針や糸は使わずに、両面テープ等を利用することで、
何とか自分の思うように仕上がった。
自分の身につけるものに関しては、ギリギリの執念で取り組むあたくし・・・・。
かつて、改造制服を作ったのも、今、着ている洋服がノーブラでも通用するように
あれこれ細工を施したりするのも、本当に最後の最後・・・・
窮地に追い込まれた時の執念が、自然とそうさせてるようなものだ。

刺繍とかアップリケ、雑巾を縫ったり、簡易的な巾着袋を作る・・・・くらいのことは
多分やってできないこともないだろうけれど、それこそ必要に迫られない限りやらない( ̄^ ̄)
なるべく避けて通りたい(苦笑)。

サヨコや祖母は縫い物や手芸に関しては、無類の才能を発揮する人だったから
例えば好きでやってみたりした時でも、幼少の頃から、あーだこーだと茶々が入った。
で、結局、途中で嫌になってしまって、やめちゃって・・・・。
ミシンを使うような作業も嫌い・・・・それでも、殊「芝居」に関ることとなれば、
嫌いでもがむしゃらに、果敢に挑戦してきた。
あたくしがついうっかり、「定式幕でも作ってみたらどうですかね〜?」なんて言ったところ、
その案が通っちゃったものだから、その日からとてつもない量の布地をミシンがけ・・・・
しかも「幕」なのでひたすらまっすぐ・・・・(笑)とかいうこともあったっけ。
とりあえず、「機能」重視というよりは、「何となくそれらしく見えるもの」だけ作れる
厄介な人種かもしれない(あはは・・・・)。

帯は無事に出来上がって、使用するたびにどこをどう補正していけばいいかというのも頭に入った。
けれどね・・・・例えば、所詮、料理にせよ裁縫にせよ、物理とか化学とか生物とか
所謂「理科」に属する分野で、加えて、美的センスとか直感的アイデアみたいなものも要求されるわけで
根本を辿ると、そこが全滅なあたくしは、やっぱりどう頑張っても、そこそこのものを
輩出するのがやっとで、好きで・・・・例えば趣味で取り組もう・・・・なんてとてもじゃないけど思えない。


しっかし・・・・我が家にはとんでもない掘り出し物があるんだな・・・・(-。-) ぼそっ
昔々・・・・それこそサヨコが生まれる前の時代、我が家が布地を扱う商売をしていた
というのを聞いた事があったけれど、その遺跡みたいなものがまだまだ我が家に残っていて、
帯の中身に使う、丁度いい厚紙を探していたところ、サヨコは本物の帯芯を
「好きなだけ使え〜♪」と言って提供してくれたのだ( ̄∇ ̄;)
し・・・・昭和の遺物、平成にて大活躍・・・・(-。-) ぼそっ
その帯芯を眺めながら、あたくしは呟く・・・・。

「あたしがモノを捨てられないのは、何も芝居のせいだけじゃなくて、遺伝かもな・・・・。」

「ホントに、今になってこんなものが役に立つ日が来るとはねぇ・・・・。
これからますます、モノが捨てられなくなるじゃないの(ぶつぶつ)。」


今日の今日まで、その帯芯をとっておいたサヨコのエコロジックな保管能力も
またコレ、遺伝かもしれない・・・・そんなことを思ったのであった(笑)。

↑今後の言い訳を、今ここで(爆)

昨日書いた、志保さんにお貸ししているチュチュだって、高校時代のダンスのコスチュームの一部。
まだ持ってたのかよ!? って感じですが、捨てずにおいたお陰で、大活躍ですわ。
あ・・・・アレを縫製したのはプロの人なので、あたくしもおいそれと捨てられなかったんです(笑)。
でも、まさか今になって使い道がある代物になろうとは、あたくしですら思ってなかった。
アレも、自分で作ったものだったら、他人様に提供するなんて考えなかっただろうな(苦笑)。

不得意分野のことでもその気になれば何とかなるものだとわかってはいるものの、
この腰は非常に重いのであった(爆)。

あさみ


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