2004年01月09日(金)
プライド


あ、自称【暴れるのが好き系】だからといって、本日の表題で以って、
某格闘技のことを書こうとしているわけではない、ということだけ、最初に注釈しておこう。


あたくし、自分でも思うのよ。
標準以上にプライドは高いんだろうなぁ・・・・って。
まぁ、誰だってそうかもしれないけれど、自尊心を傷つけられるとめちゃくちゃ凹むし、
常に「無敵」を目指しているところなんか(バカだろう)、それっぽいし。
でも、ここ1年で、やっと開いた悟りがある。
最近、この日記でもよく使うことばでもあるんだけど、「適材適所」ということ。
このことばに、あたくしそのものが救われていった、昨年はそんな年だったような気がする。


15までのあたくしときたら、やっぱプライドの塊で、常に人より少しでも抜きん出ていないと、
不安になったものだ。
授業で行なわれる5教科の授業の点数や偏差値、授業態度からも査定される内申書の内容、
課外活動での活躍ぶり、広く浅めの交友関係、雑学知識への欲求と追求、
要求された内容以上の結果を突きつけること、等々・・・・何だかちっとも可愛らしくない人間で
それこそ、「完璧」なことや「無敵」なことに美徳を感じていたりしたのも事実だ。


昨日、リエと話していて、気付いたのだが、この「プライド」が一体、いつの時点で吹っ切れたのか
その瞬間のことを思い出していた。
高校に進学した初年度は、まだまだ、自分はイケる!!という、
わけのわからない自信みたいなものがあったのだけど、1市5郡から集まってきた
大体同レベルの人間たちと張り合って、巧いこと自分が抜きん出ることなんて、
そうそう簡単に叶わないのである。
これが真実であり、事実。
半期くらいは何とか踏ん張りを見せたのであるが、それでもどうしようもない壁にぶち当たってしまう。

最初の壁は、1年の秋に執り行われた、3教科限定200点満点の実力テストで明らかになった。
・・・・200点満点です。
・・・・100点獲っても、イコール50点です。
でも、100点以上獲れるということは、範囲が定まっていない実力テストにおいて
とりあえずは安心できるボーダーだったりするんだけど、
あたくしはこのテストの数学で、輝かしき実績を収めた・・・・。














































4点・・・・(-。-) ぼそっ











































あたくしの他にも、一桁組は何人かクラスにいたりして、もうゲラゲラ笑うことで
誤魔化すしかねぇな・・・・みたいな感じだったので、そこは勢いで乗り切った。
もう、あたくしはどうしても数学がダメなんだ・・・・という自覚も芽生え始めていた。
数学が弱いがために、あたくしは中学の頃、数学だけを教えてくれる塾にも通い、
高校入試まで、実は数学で8割を下回ることなく模擬試験を突破してきたのだ。(これがそもそも不思議)
本当に、「もうダメだ〜!!」というのを知って、あたくしはますます数学を毛嫌いして、
ちっとも努力とかをしなかったんだけど、そのツケは学年末テストで表出してしまった。















































赤点、一名のみ。・・・・いわゆる、ビリ??(-。-) ぼそっ















































この時はね、もう、何もかもがどうでもよくなりました(爆)。
あ、もうあたくしに数学なんかは必要ないんだわ♪ とか思いました(爆)。
ぷつっと面白いように何かが弾けて、そこからあたくしの暴走は始まった・・・・そういうわけです。


どう頑張ったって出来ないことってあるよ・・・・ホントに。
人間、決してマルチにできているわけじゃなくて、それぞれ見合った才能みたいなものがあって、
そういうのが「適所」に納まると、ドッカ〜ン!!と花開くんだって、マジで思った。
当時は言い逃れするための「体裁」だったけれど、今となっては正にこれが座右の銘だったりする。


その後のあたくしがどうなったか・・・・まぁ、学力に関して言うならば、
数学でまたとんでもない記録を樹立したり、同じ日程でやったテストなのに
国語は、学年のトップ10に入っていたりと、物凄いムラっ気を発揮(爆)。
職員室では呆れ返られていた(苦笑)。
進路指導室では体面で慰められ(笑)、体育教官室ではこの異彩を放つ乙女は可愛がられた(爆)。




リエは普通科の高校じゃなくて、
県立は県立なんだけど、女子高の服飾デザイン科というところに進学していった。
そこを本当に優秀な成績で卒業して、晴れて自衛官になった。
デザイン画やスタイル画を描く授業もあったらしくって、あたくしなんかは
絵を描くのが下手糞だから、そんなのが授業にあったら多分赤点は逃れられないな・・・・って感じ。

今でも、ほんのちょっとしたイラストや、絵コンテを描ける人に出会うと、
それだけで「すごいなぁ〜・・・・」と尊敬してしまう。

リエは 「あんなものは慣れよ、慣れ!」と言ったけれど、
どう頑張っても、どう慣れても、やっぱり最終的には絵心って重要だと思う。




そして、数学的なことができちゃう人にも同様の尊敬をする。
あ、あたくし、数学以外に致命的にダメなのは、物理で(爆)、これをガンガン凄い計算能力で
やっつける人に出会うと、人格がどうであれ、とりあえずその部分では尊敬する。




今、この歳になっても、頑として譲れない部分みたいなものはあるんだけど、
それは、昔に比べてほんの僅かになってきた。
他人様からは、結構マルチな扱いを受けているのだけど、あたくしはそんなにできるわけではない。
これは見苦しい謙遜とかではなくて、実際にそうなのだ。


あたくしが、プライドを持って輩出できるものは、色紙に詠んだ歌であるとか、小説であるとか、
すぐそこで儚く進行していく、せりふの一節一節であるとか、そういうものだけになった。
この分野での自尊心・・・・いわゆる、プライドは捨ててはならないと思っているし、
ここが最低ギリギリのラインかもしれないなぁ・・・・と思うのだ。
二十歳以降のあたくしに残された「みち」みたいなものは、かなり絞られた。


今後、もっと絞られると思う。その中で自分をどう見出して、新しい発見に繋げるか・・・・
嗚呼・・・・今年の抱負ですね(苦笑)。
篩にかけて失うばかりではなく、新たに手に入れるための努力を決して怠ってはならない。
そういうところにきているんだなぁ・・・・と改めて実感できるようになりました。皆様のお陰です。

↑こんなトコにも「適材適所」♪

彼女は先頃、HPのトップ画像をご自分で描いたイラストで壁紙にしてリニューアルしたばかり♪
こういう他人様の才能は本当に羨ましく感じられるが、今、あたくしが出来ることって何だろう?
それを考えさせられたりもして、凄くいい刺激になった。
ひとつの柱「自尊心」。誇りを持って生きるために、この柱が倒れないように、
日々、邁進していこうと思う。

あさみ


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