2004年01月08日(木)
あたたかい友達


今日は、親友・リエと2人だけの新年会♪
お昼過ぎに出かけて、少し前に帰ってきました。
・・・・うちらの凄いところは、
ノンアルコールでこれだけの長い間、話題に事欠かず、ハイテンションが持続でき、
互いのトーンが一発で分かり合えて、2人しかいないのに同じせりふをユニゾンで口に出す・・・・
まぁ、物凄い『絆』みたいなもんがあったりするとこだと思う。


出会って、18年。・・・・あたくしの人生では長い付き合いだと思う。
一度は歯車が噛みあわなくなって、嗚呼・・・・あたくしはもう彼女とは一巻の終わりなのかな・・・・
そんなふうに思ったこともあったのだけど、綻びは全て繕われ、
今でもこうして、会っては楽しく話が出来る、貴重な親友になれた。


彼女は、かつて、あたくしをいじめている側の人間だった。
ガンガン攻撃され、あたくしはその頃、心身ともに弱りきっていたけれど、
何とか歯を食いしばって、学校へ通った。やることが山積みになっていて、
1日でも休むことなど許されない状況だったからだ。
しかし、そのいじめの状況をがらりと変えたキーパーソンがリエだった。
彼女は、あたくしと彼女自身の悪かったところを潔く論って、その上であたくしに頭を下げた、
凄い人間なのだ。
この時のいじめは、あたくしにも非があると自分でも認めざるを得ない状況だったので、
騒ぎが収まるまで・・・・卒業するまで・・・・辛抱しようと、自分でも心に決めていただけに、
彼女のこの潔い行動は、正に、嬉しい誤算でもあったのだ。


あの、ドロドロとしてまるで何かが腐乱したかのような人間関係は、当時を知る人間は
思いだしたくもないだろうけれど、
リエだけは、今でもそのことを忠実に思い出しては、その度にあたくしに詫びる。
もう十分すぎるほどに、その謝罪は受け止めて、あたくしも記憶のひとつとして
自分の外側に流動させているつもりなのだけど、彼女は多分、それを自分の痛みとして
常に抱えているのだなぁ・・・・あんな昔のこと、もう忘れてしまえばいいのに、
彼女は、きちんと自分の胸に留め置いて、そしてこんなことを言う。


「あれからも、色んな人の色んな局面を見てきたけれど、あの年齢にしてあの試練というのは、
やっぱり苛酷すぎたと思う。・・・・夕雅は凄いよ。あんな中、ひとりで耐えぬいて・・・・。」



いや、ひとりじゃなかったよ。
リエや、トモくんが、どれだけあたくしの存在を支えていてくれたことか。

あたくしは確かに、あれをきっかけに群れるのを一切やめた。
どの意見にも属さずに、常にひとりでいることを決めた。
リエと話す時も、トモくんと話す時も、他の誰の意見も交えずに、
あたくし個人の意見や主張を伝えることに重きを置いてきた。
そのお陰で「今」がある。

意地を張っていたわけじゃなくて、誰かの勝手な主張に自分が流されていくのが怖かったから。
せめて、「その他大勢」にならないように、自分が正しいと思ったことを遂行したかった。

失ったものも多かったけれど、後に得るものも多かった。
あの時に、失ったものは、その後の人生で十分に補填できるものだったし、
失ったものに固執しなくても生きていけるようになってきた。


だから、今、リエとこうして笑って話が出来ているのだと思うし、
沢山の人間を見ることもでき、そしてその分、出会いも多く、恋も沢山した。
あの時失った恋や友人、それはそれで大事なものに相違はなかったけれど、
それ以上に素晴らしいものを、あたくしは神様から与えてもらっている。今、とても幸せだ。


「私は今でも、とんでもない過ちを犯したと思ってるよ。
詫びても詫びても、許されないようなことをしたと思ってる。
でも、考える時間っていうのがあってよかった・・・・そのお陰で、軌道修正ができた。」


「あたしはもう・・・・ね(苦笑)。あの時のことはもういいんだよ。
リエが謝る事はもう何もない。あたしは十分に救ってもらった。
正直に吐くなら、マサヨ
(仮名)のことはハッキリ言って厚顔無恥だと思う。
もうそれだけだよ♪」



あたくしは、あたくしを貶めた人間を許しきっているわけではない。
しかし、いい人ぶって、その人のことをかばうようなバカな真似もしたくない。
あるがままの意見を言い、あるがままの姿勢でいることを「あの時」決めたのだ。
リエの前でだけは、せめてそういう正直な状態でありたいと常々思っているから、
こんな毒を吐いてみたりもする。
醜いとは思わない。本当に今でもマサヨのことは厚顔無恥だと思っている。
今のマサヨがどうであれ・・・・たとえ笑って話せる間柄になれる時間が流れていたとしても、
あたくしは心のどこかで、彼女のことをせせら笑ったままだろう。

「あの時」と違い、だんだんと逃げ場や言い訳が限られ、人間として、女性としての真価が
問われるところにまできてしまったのだ。
今のマサヨはできるだろうか。

↑あたくしはできる。自信がある。

当時もその自信があった。今とは少し違う形ではあるけれど、あの時代に自分が受けた
全ての感受性を総動員して、それを愛する人に伝えただろう。
気位とプライドの高い彼女に、果たして今、それが可能かどうかはわからないが、
少なくとも、あの頃、あたくしはそういった意味で彼女に勝っていると自負していたので、
「ひとり」だろうと何だろうと、全て乗り越えてこられたのかもしれない。


リエは、あたくしとは全く違うベクトルと次元でもって、マサヨのことを見ている。
あたくしの吐く毒も、彼女の意見そのものを左右するものではない。
彼女は同意もしなければ批判もしない。
自分が思ったことを言う。
あたくしも彼女の意見に同意したり批判したりしない。
自分が思ったことを言う。

↑こういうのは「偶然」という(爆)

リエはこの18年で、すっかり女性らしくなり、柔らかく、そしてより温かい人になった。
神様が齎してくれる、最高級のご褒美だと思う。
自分で自分の心の泥を洗い流せた人間は、自然と自分にも他人にも温かくなれる。
あたくしも彼女を見習って、自分で自分の心の泥をきちんと洗い流せる人間になりたい。
あったかい、柔らかい人間になりたい。
そして、そういう友達をもてたことに、素直に感謝できる心だけは決して忘れたくない。

本日・・・・心の泥を洗い流すかのように、2人で死ぬほどアニソンを歌ってきた(爆笑)。

あさみ


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