2004年01月05日(月)
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リュウコちゃん来襲! |
リュウコちゃん・・・・などと気安く呼んではいるものの、彼女はうちの弟の同級生のお母様(爆)。 故、サヨコと非常に仲が良い。 家のめちゃくちゃ近所に住んでいて、昔っからの顔なじみ♪ それこそ、彼女の息子らなんかは、あたくしよりもそれぞれ2つと4つ年下だったが、 登校班が一緒だったので、小学生の頃からよく顔をあわせていた。
女性なのに「龍子」と書いてリュウコちゃんなわけだけど、 この彼女、年齢以上に気持ちが若く、いつも明るくて元気で、とても楽しい。
実は、彼女の来襲を待たずに、今度のミュージカルのチケットの売込みをしようと、 リュウコちゃんのところへはこの休みの間にこちらから出向こうとしていたのだけど、 彼女の長男・・・・つまるところ、弟の同級生の方が、つい先頃、結婚をしたので、 その写真やらをお披露目に彼女の方からやってきてくれちゃったのである。
そんでもって、まぁ楽しく明るい昼下がり・・・・話す話題は尽きず、あれやこれやとやっているうちに 夕方になってしまった(爆)。 リュウコちゃんも学校の役員やら何やらを歴任してきたので、 誰それのお母さんとは今でも交流があるだとか、そんな話をしていると あっという間に時間は過ぎていく。
結婚式の写真は綺麗に撮れていて、弟と幼馴染でもある新郎は、凛々しく立派な男性になっていた。 それを見ながら、「素敵ね〜♪」「いいわね〜♪」なんて話していると、 小一時間くらいすぐに経ってしまう。 あたくしも、結婚を視野に入れているので、やっぱり興味があるし、 他人様の新郎や、新婦の格好そのものが気になったりもする。 うむ・・・・やっぱ、ドレス選びって重要よね・・・・とか 礼装をしなくてもいいけれど、写真は残るものだから、信頼できるカメラマンにお願いしたいわ・・・・とか。 新婦は少し太めだったけれど、お色直しのドレスは濃紺のきらびやかな渋いヤツだった。 リュウコちゃんは、どうもこれが今ひとつ納得いかなかったらしい。
「あ♪ リュウコちゃん、絶対、お色直しのドレスは、 ピンクとかのヒラヒラ〜ってしたやつが良かったんでしょ??」
「そうそう! そうなのよ〜。わかる〜??」
わかるって・・・・(-。-) ぼそっ センスや好みは、あたくしの叔母・チカコにそっくりだもの( ̄∇ ̄;)
「でもね、あたしも何人かのドレスを見てきてるけど、赤はね・・・・着る人を選ぶよ。 此の方『赤』で成功した人は、あたしの知る限り一人しかいないわ。」
「え!? そうなの?? やだわぁ、あたし、赤も薦めてたのよね(爆)。 良かったわぁ・・・・ここで、『失敗例』とか言われなくて(爆笑)」
あたくしは、その『赤』のドレスの成功者の写真を見せた。トモくんの奥さん、マキちゃんのヤツだ。 アレを見たときは、本当に良く似合っていて、華やかなんだけど清楚な感じがして、 肌の白さや線の細さがハッキリくっきりと表現されていて、本当に似合うなぁ・・・・と お世辞ではなく、しみじみそう思ったのだ。 マキちゃんはそういった意味では、華があるし、何にせよ元々美人だから、 赤でなくても成功してしまう人なのかもしれないけれど、 失敗する人が多い『赤』を着て、見事成功を収めた、サクセスブライドなのだから、 あたくしは事ある毎に、トモくんから送られてきた結婚の報せのハガキは 色んな人に見せて、まるで我がことのように自慢している。 センスの良さと、ドレスのチョイスが見事に成功している人が周囲にいると、 やっぱり自慢したくなってしまう(笑)。
そんなこんなで、結婚式の話も一段落したところで、あたくしのチケットも買ってもらう。 嗚呼・・・・やっと一枚売れた(苦笑)。 ウィークデーしか空いていないあたくしは、なかなか人に会うことができず、 今月、もう5日だというのに、まだ1枚もチケットをさばけていないのであった。 嗚呼・・・・リュウコ様、感謝!!
あれこれ駄弁っていると、話が意外なところに飛躍することもある。 今度のミュージカルの話にしたって、年齢は違えども、同じ中学を卒業した子が あたくし以外に2人もいて、オマケに、あたくしの同級生が今尚、その学校で教鞭をとっているので、 そんな話に縺れ込むと、あっちこっちに話題が広がったりもして・・・・。 しかも、その先生になったあたくしの同級生はまだ同じ町内に住んでいて、 その子の妹は、家の弟や彼女の長男坊なんかと同級生なので、尚更話題は尽きない( ̄∇ ̄;) ・・・・世安町版「ご近所物語」(矢沢あい先生・万歳)なのである。
今度のミュージカルで主役を務めるユキちゃんは、あたくしの同級生くりたさん(仮名)と 部活動で先輩後輩の関係にあり、 今、現役高校生で、あたくしの手下(女官)の役を務める斉藤ちゃんは、ついこの間まで、 くりたさんに家庭科を教えてもらっていたのだ。 くりたさんというのは、あたくしの同級生の中でもトップレベルの優等生で、 女子の花形委員長でもある文化委員長を2期連続で歴任、 学年合唱のピアノ伴奏となると必ず彼女に白羽の矢が立ち、オマケに合唱部の部長さん。 誰もが、学区トップの進学校を卒業した後は音大へ進み、それっぽい仕事に就くもんだと想像していた。 で、音大はともかく、教員免許を取って先生になったらしい・・・・と風の噂を耳にしたので、 あぁ・・・・きっと音楽の先生になったんだろうなぁ・・・・なんて勝手に想像を膨らませていたところ、 うちの母校に転任してきて、蓋を開けてみれば、家庭科教師で、卓球部の顧問・・・・。 最初は耳を疑った。 才色兼備のあの彼女が、音楽ではなく家庭科!? 合唱部ではなく卓球部!? 何ゆえ、そのようなつながりになるのか、俄かには想像がつかなかった。
で、実際に彼女の先生振りを斉藤ちゃんに伺ったことがある。
「実はね、あたしもその中学出身で、今、同級生がそこで先生をしてるはずなんだよ。 もう、かれこれ3〜4年はいるんじゃないかなぁ??」
「え? どの先生ですか!?」
「くりたさんよ。」
「え〜〜〜〜っっ!!?? 日野さんとくりた先生って同級生なんですか!!??」
「( ̄∇ ̄;)その『え〜〜〜〜〜っっ!!??』ってのはどういう意味よ・・・・。」
「いや、想像つかないっすよ。」
「あらやだ、あたしの方が年増に見えるってこと?(笑)」
「いや、どっちかって言うとその逆です!!」
「っつうか、今更、言い訳は遅いでね(爆)」
「マジですって!! あたし、あの先生に家庭科教えてもらってたんですよ。」
「あら、そうなの? で、どんな感じ?」
と、ここで、斉藤ちゃんはちょっと言葉を濁した。 というか、完全に二の句が告げなくなってしまっていた(苦笑)。 まぁ、要するに、生徒のウケはあんまりよろしくないんだな・・・・と、凡その予想はついたけど。
「何ていうんですかねぇ・・・・一口で言うと、ヒステリックなところがあるような・・・・」
「あはは♪ 確かに厳しい人っぽかったからね、当時から。」
「やっぱりそうなんですか??」
「う〜ん・・・・あたしは同じクラスになったことがないから、詳しいところはよくわかんないんだけど、 ちょっとしたことですぐに泣くって、当時、彼女と同じクラスだった子からよく聞いたわ(苦笑)」
「あぁ・・・・やっぱり(納得)。そんな感じしますもん、今でも。」
「三つ子の魂百までとはよく言ったものよねぇ・・・・(しみじみ)」
「っていうか、何でか良くわからないんですけど、くりた先生が担任になったクラスは、 合唱に異様に力を入れさせられるんですよ!! めちゃくちゃ厳しいらしいですよ!!」
「そりゃあんた、元・合唱部部長の、文化委員長だもん。 彼女ね、本当に凄かったんだよ〜。あたしだって、先生になったって聞いた時は てっきり音楽の先生かと思ってたくらいなんだから。」
「へぇ〜!! 文化委員長・・・・これで謎が解けましたよ!!」
「今でもあの学校、合唱が凄いんだねぇ。」
「力は入れているみたいなんですけどね。どうも、うちらの1個下くらいから、 また下手糞になってきたみたいで・・・・その年その年で、レベルがえらい違うんですよ。」
「あら、うちらの時と背景は変わらないわね(笑)」
生徒から見たくりた先生と、同級生から見たくりたさんでは 若干のイメージの違いというものがあるものの、根本はそう変わっていないみたいだ(笑)。 同い年であるあたくしに、学校の先生の愚痴をこぼせても、 多分、あたくしと同じ年の学校の先生にはなかなか言い難いものがあるだろう。
こんな話をご近所でもあるリュウコちゃんが興味を示さないわけがない(笑)。 あれこれ話していたら、3時間くらい過ぎてしまった( ̄∇ ̄;)
しかし、いっつも思うのは、なかなかリュウコちゃんが老けないということだ(爆)。 思えば、小学校の頃や中学の頃に見た顔と同じ顔をしているような気がする。 息子たちはどんどん成長し、それこそ、長男坊は結婚するに至ったわけだけど、 彼女だけは何でか変わらない。その秘結がどこにあるのか、聞いときゃよかったよ(爆)。
いつまでも若い秘結は、案外ここにあるのかもなぁ。見習おう、見習おう♪ それにしても、あたくしを取り巻く人間たちというのは、キャラが濃いのが多い気がする・・・・。 男性女性不問で、まだ年が明けてから5日しか経っていないのに、ここに登場した新キャラは こう、客観的に見てみると、けっこうぶっ飛んでいるというか、個性的というか、 濃縮されたエッセンスを持っていることが多いよなぁ・・・・と思う。 役者の世界ならいざ知らず、堅気の、しかもご近所づきあいの中にも、 そんな人材がいるとは・・・・。お隣のノリコさんにせよ、結構、いいキャラが勢ぞろいだ。
自分のことはまず棚に上げておいて、周囲を見渡すと、なかなか面白い人間が揃っているので、 人間ウォッチングをした挙句には、結構な規模の小説が1本くらいは書けそうな感じ(爆)。 天が恵んでくださったこの人脈は、あたくしの創作意欲を掻き立てる、ひとつの果報かもしれない。
●●としたのは、あたくしには色んな肩書きがあるからで、その全部の冥利に尽きるので、 伏字にしてみた(爆)。 この肩書きにしたって、「歌人」から「社長令嬢」まで、聞けば「うぉっ!!」っとなるものが多いのだが 実際にきちんと発動しているものはほとんどない(爆)。 サラリーをもらわずにここまで来た、成れの果てです、ハイ・・・・。
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