2004年01月02日(金)
元旦早々、巻き込まれたアホウ


明けましておめでとうございます・・・・の挨拶もそこそこに、まるで嵐のように
突然、その電話は鳴り響いた・・・・。20時を猶に回っていた。


高校時代の悪友で、野球の応援で一緒のメンバーでもあり、うちの団のライバル・白団の団長を歴任した
ケツ(仮名)くんである。


「飲みにいかへん?」


断る理由もなかったあたくしは、誘われるがまま支度をして、夜の街に繰り出した・・・・って、
学生時代は、これが夜中であろうが当たり前だったのだけど、病んでからは
夜の外出なんて、だるいし、そもそも他人様に迷惑をかけてしまうかもしれないという可能性も
孕んでいたので、前々からの約束があるならともかく、臨時でのお誘いはなるべく断っていた。

アサミンジャーは服薬者なので、正常稼働時間はおよそ12時間程度。
薬の影響で、起き抜けは2時間ほど身動きが取れないし、夜は夜で熱が上がってしまって、
それで動けなかったりする。
正常に稼動している時間で以って、その日すべき事を全て済ませて、夜は大人しくしている・・・・
というのが近年のライフスタイルだったのだけど、この男のペースに乗せられて、
つい、首を縦に振ってしまった、バカアサミンジャー( ̄∇ ̄;)


高校を卒業して、キャンパスライフが始まった頃、彼らとはよく豪遊したものだ。
何がそうさせたのかというのはハッキリと思い出せないけれど、いらんワルサとか、
親にこっぴどく叱られるレベルの朝帰り等々・・・・悪事の限りを尽くした(笑)。
これが男の子ならば、きっと笑って済ませてくれるのだけど、メンバーを見渡し、
紅一点・・・・というのも珍しくなかったゆえ、あたくしは朝帰りの度に叱られていた(爆)。


で、昨日もそんなノリだったのだ・・・・実は ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
彼はあたくしの知らない、元・男子クラスの同朋を連れていたけれど、
その人とは、一度も一緒に遊んだことがないし、話したこともない。
けれど、あたくしを呼んでしまう・・・・そういうヤツなのだ(トホホ)。


彼は、東海エリアでは多分最大手だろう、広告代理店に勤めていて、
その就職先ゆえに、これからも何かあれば世話になろうかな・・・・と思っていた人材ではあった。
が、病んで都落ちしたあたくしは、しばらく仕事に就くことも叶わずに、そして昨日を迎えてしまったのだ。
彼がそういう仕事をしている・・・・ということは覚えていたけれど、ひょっとしたら
あたくしの知らないタイミングで転職をしているかもしれないし、
いつまでもズルズルと連絡を取り合っていて、果たして宜しいものかしら??という
昔では考えられないような「モラル」みたいなのも頭をよぎっていたので、
携帯番号を変えた時に、彼には連絡をしなかったのだ。


ところが・・・・。
そもそも彼の方に「モラル」なんていう言葉は存在しないのだった。
いつまでも変わらないのは大変結構だが、彼くらいのレベルに達するには、
相当の便(よすが)がないと無理だと思う(爆)。きっと生まれ持ったテンションというか
まぁ、良く言えば、これも「才能」の一種なのかもしれないのだけど、
一緒に豪遊していた頃と、考えることはちっとも変わってなかったりするのである。
それが、足元を軽くし、フットワークの良さを生み出しているようで、仕事もなかなか順調のよう・・・・。
あたくしも、ミュージカルさえカタがついたら、彼に色々とプレゼンしてみてもいいかもしれない。


「ったく・・・・大垣に帰ってきてんなら、きちんと連絡してくれりゃいいのに。」

「あはは・・・・だってさぁ。帰ってきた理由が理由だったからさぁ・・・・」



昔、飲み慣れていた「山崎」を薄めの水割りにしてもらって、カウンターで飲んでいた。


「自分ではどう思ってるわけ? そういうふうになった『理由』とかさぁ・・・・」

「う〜ん・・・・やっぱり仕事が来なくなっちゃったことかな。1年半くらいフリーで踏ん張ってたんだけど
どうしても無理が生じちゃってね・・・・とうとうバイトにも行けなくなるくらいに
悪化させちゃったってわけ。食っていけるだけ稼げてたら、もう少しは持ち堪えたかも。」


「な〜に言ってんだよ。今のこのご時世、どこに所属してるからとかフリーだからとかって
関係ねぇって・・・・そもそもこの業界はただでさえ仕事がない状態なんだからさぁ。」


「東京にいれば何となるって思ってたのよ!」

「地方に来るよりかはマシかもしれんけど・・・・でも、結局なかっただろ? 仕事。」

「・・・・まぁね。オマケに電車やエレベーターに乗れなくなって、眠れなくなって、
身体はボロボロよ。あなたが知っているあたしじゃないっしょ?(笑)」


「おぉ・・・・マジでびびったぞ!! 胸はなくなっとるし、ケツもなくなっとるし、脚は細くなっちゃって・・・・。
『どうしたんやっっ!!??』って思った(笑)」


「まじまじと胸を見ない( ̄^ ̄)」

「別人かと思ったぞ??」

「うん・・・・あの頃より16kgか、減ったもん。」

「おいおいおい・・・・大丈夫かいな。」

「大丈夫だと踏んで、今日は出てきたの。ねぇねぇ、仕事ちょうだい〜(笑)」

「それくらいはいくらでも発注まわしたれるぞ。」



服薬内容やかかっている医者についても話した。彼は素直にのけぞっていたが、
昔のあたくしを知っているせいか、色眼鏡で見ない。
あたくしの友人は、篩にかけられた結果、そういう人間しか残らなかった。
彼も、性格は【野放し的破天荒】であるが、つきあいそのものにボーダーラインみたいなものを
持ち込まない。
あたくしがかつて持っていた性質を尊重してくれて、その部分で話をしてくれる。

昔馴染みというものは、こういう時にありがたい。
心の支えになってくれる。

彼の知っているあたくしは、健康的ボディラインの持ち主で、考えることも行動そのものも破天荒(爆)。
一緒になってバカ騒ぎができる、男子寄り女子の一人なのだ。
なので、寧ろ、今、何らかのブレーキがかかっているあたくしを、解き放ちにかかろうとして、
色々とあおってくる(笑)。←オーアエみたい(爆)

2杯目は、「山崎」を炭酸で割ってもらった。
外でここまで飲むのは久し振りかもしれない。

彼は、ちょっとあたくしのことを誤解していた。
昔の豪遊記録を掘り下げても、あたくしは最後までいつも元気だったので、
お酒が強いと勘違いされていたようだった。
あたくしはかなり弱い。なので、自分で調節しながらその場のテンションを考えつつ飲む。
これは昔から変わっていない。
で、今は、毎夜のメニューとなった薬とケンカするといけないので、お酒は飲まないようにしている。


「あれ? 前はもっと飲まへんかったっけ?」

「いやいや、こんなもんよ?」

「おいおい・・・・今更しおらしくしてもダメやぞ(笑)」

「してへん証拠に、元旦早々、こうしてつきあっとるでしょうが!!」



元旦早々、巻き込まれたあたくしと、クラスメイトだったとかいうもう一人の男性は、
ケツくんのペースに巻き込まれたアホウなのである( ̄∇ ̄;)

実はおじょ〜にも途中で電話を入れたのだけど、羽島にいるとかで結局つかまえられず、
他の(あたくしの)友人も心あたりがあまりなく、
(あったんだけど、昔、彼の口説きで落とせなかった婦女子だったりして(爆))
結局、日付が変わる少し前まで、3人で飲んでいた。
あ・・・・おじょ〜も、昔の豪遊メンバーの一人です(笑)。類は友を呼ぶ・・・・(-。-) ぼそっ


ふと、話題が

「あの頃の同級生たちって、どのくらいの人間が結婚して、どういうメンバーが残ってんだろう?」

みたいなことになって、「そうだ! 同窓会を開いてみよう♪」ケツくんは言ったが、
なぁ〜んか、幹事の役目がこっちに回ってきそうだったので、丁重にお断りしてみる。


「ゆびとまに登録してる子、結構いるから、今から【未婚者限定】で召集かければ
結構、面白いメンツが集まるかもしれんけどね・・・・。」


「そういうのやろうや♪ 誰か紹介してやぁ・・・・」

「っつうか、彼女いないの?」

「彼女はいない( ̄^ ̄)」

「( ̄∇ ̄;)「は」ね・・・・。相変わらずお盛んだこと・・・・。」



本当に彼は、昔と全く変わっていないようだった(苦笑)。
風貌も破天荒さも全くの別人になってしまったあたくしを前にして、彼は何を思っただろう?
昔より4サイズも下がったジーパンのサイズから、あたくしのケツのサイズを推測する彼(爆)。

↑できることならリセットしたいぜ(爆)

あたくしにはこの頃、常に流動的ではあるがステディがいたにも拘らず、この顛末で、
要するにその頃のライフスタイルが、如何に破天荒だったかを裏打ちするような歴史だったりする。
「歴史は繰り返す」・・・・とかいうけれど、アレは過ちに近いので、繰り返さない( ̄^ ̄)


これを読んで、ぷよ2が要らん心配をするんじゃなかろうか・・・・?とお思いの方も多々あられよう。
が、我々は、済んだことに関しては基本的にノータッチで、過干渉しないというスタンスなので、
昨日飲みにいったことも、そのメンバーも全て報告済み。
無事に帰宅して、酔っぱらったまま電話をして、そのまま寝ようかと思ったのだけど、
ちょっと心配だったので、いつもの5分の1の量の薬・・・・3錠だけ飲む。

↑わりとスッキリ目覚めました♪

まさかあんなメンバーで「初飲酒」となるとは思っていなかったが、
今後の仕事の絡みもあることだし、ケツくんとは程々に仲良くしておこう。
あ、この事例↑も既に相方には報告済みなので、心配御無用です♪
・・・・っていうか、『浮気』でもあんなタイプの『遊び人』は、あたくしが遠慮したい( ̄∇ ̄;)(爆)

すっかり牙を抜かれた女豹に成り下がりましたが、あたくしはこれでいいと思っているのです。
十二分に充電を果たし、酸いと甘いを噛み分けられるようになった今、
もう遊ぶ必要などないのです(苦笑)。

それにしても、元旦早々巻き込まれたあたくしは、真アホウかもしれぬ・・・・(トホホ)。
しかし、転んでもただでは起きぬアサミンジャー( ̄ー ̄)ニヤリッ これを何らかの形で「仕事」に変換し、
コラボレイトという形態で具現化できることのみを祈って、
2日目の本日は大人しく家で過ごすことにしよう。

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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