昨日の日記の件で、あたくしとぷよ2は、危うく金輪際のお別れになるところでした。 【追記】分を読む前だったらしかったので、その誤解たるや凄まじく、こっちはこっちで かなりパニックになっている上、嫌なら別れてやるさ!!みたいな事も言った気がする。
実は・・・・。 ぷよ2と別れること自体は別段、怖くも何ともない。 無論、ひとりで生きていけるなんていう甘っちょろいことなんかは微塵も考えていないけれど、 彼と一緒にいることに意味を見出せなくなったらば、やっぱり別れるのが一番の良策だと こうしてまともに文章を書いている今もそう思っている。 ただ、あのヤロウの思惑のまま、「別離」を余儀なくされるのとなると、話は別だ。
そういう意味で、感覚も感情も、人格さえも乗っ取られ、あたくしが意図していないところで 勃発する事件等々に関しては、物凄く怖かったりするのである。
昨日の分の日記も本当は削除しようかどうか考えたんだけれど、 とにかく「記録」として残しておくことにした。 ヤツが言う「面白い、面白い」というその感覚は、所謂、証拠物件で、 あたくしが「面白い」と感じていないことを、ヤツはそう感じているみたいだから、 とにかく、残しておくことにした。
【追記】分の日記を読んだぷよ2は心身ともに凍てついたらしく、 こっちから死ぬ気でかけた電話も、最初はそっけなかった。 ・・・・と思ったら、今度は平謝りだった。
自分が嬉しくて興奮していたことは認めるし、状態が悪くなっていったことにも気付けなかった。 ごめん、ごめん、ごめん、ごめん・・・・ 死ぬほど謝られた。 許さないほどのことではないし、きっかけは些細な事なんだから、別にいいと思っていたものの、 今後の課題はやっぱり、あのヤロウのことだ。
あのヤロウは、あたくしの小さな怒りやストレスの受け皿なのだ。 1つ1つは小さくて些細なことなんだけれども、それを溜め込んで一気に爆発させようとしている。 コレが怖いのだ。 昨日、1度爆発して、とにかく皿の中は空っぽのはずだから、 しばらくは同じようなことはないと思うけれど、如何せん、今、芝居の稽古の真っ只中で、 人が言う「日常生活」とはまた別のところにあたくしはいる。 (あたくしにとってはこっちが「日常」なんだけど・・・・) そこで受けて貰って帰ってくるストレスは、常人の数倍くらいかと思われる。 無論、バトルモードでいるので、ちょっとやそっとじゃへこたれやしないが、 昔は、どこかでこのストレスを上手に発散し、中和していたはずなのだ。 それに、稽古も毎日のことだったから、感覚が麻痺していたのかもしれない。 真冬や一平が休むことなく動き続け、それが所謂「あたくし」であることに あたくしすらも気付いていなかったのかもしれない。
稽古中は、男に感けてなどいられなかった。 その後、恋が本格的に芽生えることもあったが、やっぱり稽古場は戦場だ。 相手のことを時に罵倒しなければならないし、押し通すべきプランは押し通さなければならない。 いくら自分が好意を抱いている人の意見だからといって、間違いは指摘しなければならないし、 それこそ普段は悪意を持っている人間の方が正しいとその場で判断すれば、そちら側につくこともある。
究極の駆け引きの中、ヘトヘトに疲れて帰ってきても、またバイトが待っていて・・・・ といった生活の繰り返しであった。 で、女が足りなくなってきているなぁ・・・・と感じれば、一時的に受け入れてくれる 「駆け込み寺」的男性のところに行って、一晩過ごし、心機一転、新たな気持ちと切り込みの角度から、 煮詰まっていたものを解消していた。
要するに、あたくしにとっての「日常生活」に、男は特に重要なものではなく、 足らなくなったら、必要な分だけ補填するという、サブのサブみたいな存在だったわけで・・・・。 そんなことをしていたら、確保しておいたステディはどんどん離れていくし、 こっちから、鬱陶しさのあまりに切り捨てることも多かった。
今。 やっと、リハビリ的な課題ではあるが、昔のカンを取り戻しつつある中、 ぷよ2の存在は、ハッキリ言って邪魔なのである。
それも昨夜、ハッキリと言った。 自分勝手だと思われるかもしれないが・・・・と注釈は入れたものの、あたくしのとっている行動は 明らかに、理に反していて、ご都合主義なのだ。 それこそ、自分の身体が空いているときにだけ必要な存在・・・・そんなふうにとられてしまっても 仕方がないとすら思っている。 だから、言った。「別れよう」と。
でも、ぷよ2は、こんなことではへこたれないのであった。 たとえ、1ヶ月、2ヶ月、会えないようなことがあっても、今後あたくしはきっと このような活動を続けていくべき人間なのだから、それをこっちが受け止めなければ 彼氏なぞ務まらないと、そんなことを言った。
これ以外にも、彼の本格的な就職が目の前に立ちはだかっている中、 一体どのようにしてあたくしたちは、時間と都合をつけて会ったり話したりしていくのだろう? そんなことを話さなければならなかったのだ。 結婚を前提に・・・・などと言っている割には、彼のやっていることは矛盾だらけで、 そのことに関しても、かなりイライラしていたのも事実だったのだ。
こっちはこっちで、土日にしか稽古日が取れない中、むこうはこの就職が決まれば、 研修期間はきっと、土日休みになる。 あたくしは休みに、どこかに出かけたがる性質ではないので、そんなことはどうでもいいのだが この芝居が終わるまで、明らかなすれちがい生活が予想される。 今までは平日に、人があまり集っていない所を狙って遊びに連れ出してくれていたことも これから数ヶ月、叶わなくなる。 遊びに出ることなんかはどうでもいいが、あたくし中心に彼が生活のプランを立てているのだとしたら、 ちょっと・・・・いや、かなりヒク。
住む場所、勤務地、あたくしの状態、お互いのペース、本当に色々と考えなければ、 結婚なんか出来るはずもないのに、 あたくしの状態が悪く、ペースもまちまちで、収入が確実でない中、 どうやって暮らしていくのかも見えないのに、「結婚」という恐ろしい現実を あたくしは考えることが出来ない。
そんなことよりも、あの大きな舞台で、オープニングやM2のダンスを間違うことなく踊ることの方が 今は大事で、それ以外のことを生活に持ち込みたくない。 それでなくとも、都落ちしたことでかなり凹んでいるのだ、あたくしは。 チャンスというチャンスを捥ぎ取られて、部屋のすみっこで泣いていたのだ、今まで。
コレを乗り越えなければ、結婚は出来ない・・・・ぷよ2はそう言った。 あたくしもそう思っているが、もう少しコレは先になりそうな話(苦笑)。
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