2003年10月23日(木)
呪われた「右」


今朝の新聞の広告チラシに、何とも心ときめくものが折り込んであった。



・・・・無痛整体。



いや、予てから凄く興味があったのよ。骨盤矯正とか整体とかそういうの。
と、いうのもさ・・・・。
最近、また少しずつダンスが生活の中に入ってきて、
自分のバランスの悪さにほとほと呆れているのである。


この間の稽古でも、本当に簡単なナチュラル&リバースのターンを1人だけ間違えて、
実はヒトミ先生に睨まれていたのである。
あまりの醜態だったので(爆)日記にすら書けやしなかった( ̄∇ ̄;)
出来ないわけじゃないのだけど、自分のあんまりのボケぶりと、重心のとり様の下手さ加減に
自分で呆れてしまったのだ。


物理的なせいにはしたくないのだけれど、どのような体勢であっても、あたくしは
どうも右重心をとるのがヘタクソで、左だとダブルで出来るピルレットも、
右を軸足にした途端、1回転しただけでフラフラ〜っとなってしまうのである。
まぁ、利き手があるように利き足というのもあるし、こりゃ仕方ないな・・・・と、
ジャズをやっていた頃は適当に諦めていたのだけど、今は適当に諦めることが許されない状況なわけで。


下半身の安定に乏しいと指摘されたあたくしなんだけど、
実は、本当に安定していないのは上半身の方で、利き手とかそういうの以前に
明らかなアンバランスさが出ている。
無論、人間の身体というのは完璧な左右対称には出来ていないのだから・・・・
例えば、内臓はどちら側に偏っている・・・・とか、心臓に近い胸筋の方が発達しているとか
そういう範疇は抜きにして、とにかく「右」が貧弱すぎるのである。

幸い、下半身に関しては、怪我などでハンディを抱えた経験がないだけマシなのだけど、
上半身・・・・特に右半身に関しては問題だらけなのである。


幼少の頃・・・・まだ立って歩けるようになって間もない頃、あたくしは右肩を脱臼している。
これは、ハイハイをせずにいきなりつかまり立ちをしてしまった名残というか、
要するに、生活をしていくにあたって、肩付近の筋肉を鍛える前にスクっと立ってしまった
あたくしのマヌケ振りがそもそもイカンのだけど、ここからあたくしの悲劇は始まった。
赤ちゃんの頃というのは、ほぼ8割の確率で両利きだというが、1歳半で右を封じられたあたくしは
否応なしに左を使わざるを得なかった。
脳みそは右利きですよ〜と言っているのに、生活そのものは左なのである。


5歳になって間もない頃、今度は右肘を複雑骨折した。
これはもう、事故なので仕方がないのだけど、右手で字も絵も書いていて、
お箸やスプーンも右手で持つようになっていたので、今度こそ本当にあたくしは右を封じられて、
全て左でこなさなければならなくなった。
長期、ギプスで手首の辺りまでを固定されてしまったため、今でもその名残はある。
鋏を右手で使えない。
だからあたくしは、左利き用の鋏と出会うまで、鋏というものはこういう切れ方をするのだと信じ、
右利き用の鋏で、それは器用に紙切れを切っていたものだ。
それが今になって、左利き用の鋏というのが登場して、今度は却って戸惑っている。
今までの力加減では上手に切ることが出来ないのである。


以降、右肘の周りにつくはずだった筋肉は、あたくしがリハビリを嫌がったため、
関節を曲げ伸ばしする程度にしかつかなかった。
因って小学校時代、年に1〜2回は必ずといっていいほど、同じ箇所ばかり、捻挫や肉離れを繰り返した。
この悪循環で、あたくしの右肘の周りは気持ち悪いくらいに筋肉が乏しい。


肩にいたっては、左右で厚みが違う。
不気味なほど違う。利き腕がどうのという範疇では説明がつかないくらいに。
だからあたくしには、致命的に出来ない運動がある。

↑そのわりには胸筋が発達しているのだけど(笑)


これがビックリなことに、左だけでやるという難度の高いやつなら出来てしまうのである。(数回だけ)
(難度、高いんで(爆))


筋肉に関しては、もうこれは自分の努力で付けていくものだから仕方がないとして、
左右のバランスがもっと良ければなぁ・・・・と思っているあたくしは、
「整体」という言葉を聞くと「!!!」と反応してしまい、
ひょっとしたら、施術を受ければもっといいバランス能力のある身体になるんじゃないか・・・・とか、
もうヒトミ先生に身体のあちこちをバシバシ叩かれることはないんじゃないだろうか・・・・とか、
まっすぐ、美しい立ち姿というのを手に入れられるんではないだろうか・・・・とか、
バカみたいな夢を抱いてしまう。

↑本当は右利きなんだろうな(苦笑)


その他のものはほとんど左。
実は、鏡文字がスラスラと書けるあたくし。
お裁縫も、返し縫が面倒だと、裏を返さずにそのまま針を左に持ち替えて、
並縫いくらいは両手でできる。
両手を使って行なうもの・・・・例えば、剣道の竹刀であるとか、野球やソフトボールのバッドなどは、
スイッチ可能(爆)。
さっき、この投手との相性が悪かったなぁ・・・・と思えば、右打席、左打席、どちらに入っても打てる(爆)。
バランスは悪いが、相手を撹乱させることに関してはスポーツにおいて最高の才能を発揮する、
無意味なあたくし( ̄∇ ̄;)


この間、オーアエと腕相撲をやって、まんまと負けて帰ってきたのだけど、
忘れてた・・・・( ̄∇ ̄;) アイツの趣味はアウトドアだったんだ。
選ぶ相手を間違えた(爆笑)。


そんなあたくし。
いくら男性が気を使ってくれても、絶対に自分の右手は取らせないよう、
常に相手の右側を歩く。
急に手を取られても、捻挫や脱臼を起こさないためでもある(笑)。
左腕なら、そのまま肩を押し込んで倒すことも出来るので、最低の安全対策として、というか、本能で(爆)
あたくしは、常に他人の右側を歩くようにしている。


呪われた「右」・・・・。
右につく霊って、悪霊だっけ? 守護霊だっけ?(爆笑)

あさみ


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