2003年05月04日(日)
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人ごみなんて大っ嫌い( ̄^ ̄) |
大体・・・・・・・・・。 どこへ行っても黒山の人だかり状態な、ゴゥルデンウィークなどという 謎の連休制度・・・・。あたくしは、子供の頃から「学校が休みだっ♪」ということ以外では あんまり嬉しくない制度でした。 外出先では、自分よりうんと身長の高い人々にもみくちゃにされて、 ダウン寸前。そんな状況からようやく抜け出て、両親が「こんな日くらい外食を・・・・」と 言っていてくれるのに、あたくしの心中は「こんな疲れた日こそ、家でお茶漬けを・・・・」と いった感じだったのです。<大人っぽいのを通り越して、ババ臭いような( ̄∇ ̄;)
ヤな子供・・・・(-。-) ぼそっ
要するに、あたくしのアゴラフォビアは別段、今に始まったことではなく、 幼少時代から、その片鱗を見せつつあったということですなぁ。 そんな時代は、人込みに行ったからって、どうしてそれが病気なんだ!? という了見だから、あたくしもそんなのが病気に繋がるだなんて思ってなかったし、 そもそも、人が集う場所というのが嫌いだったのだ。
あれ、あれ・・・・。 小・中学校恒例の、全校集会とか運動会とか・・・・。 あれもねぇ・・・・それこそ貧血で倒れることはなかったけれど、 うざっとした中にぎゅうぎゅうの鮨詰状態で、貧血状態というよりかは酸欠に近い状態。 しかも、小・中・高と、全校生徒はやたらと多い時代だったので、生徒同士が密着すような 体育館集会なんて、気の遠くなるような感じだった。 唯一、救いだったのは、学級委員とかを歴任してきたせいで、 身長は背の順でいうと後ろの方のクセして、列の一番前に居座っていられたこと。 運動会、体育祭など屋外集会系も、何かしらの役員をやっていたので、 列の一番前だとか、特設テントの下だとか、そういう位置を常にキープしてきた。 優等生をやってきてよかったと思うのは、こういう時だけなんだけど・・・・(トホホ)。
高校時代は、背の順なんか関係なかったので、割と空気の通りの良さそうなところを ゲットしたりして・・・・。 もしくは、「ちょっと機材の様子を見てくるわ♪」と尤もらしい理由をつけて、 体育館下手の2階に間借りしていた部室とか、調光盤の近くにそれっぽくスタンバイしていたりと 全校集会を抜け出す画期的な手口を考えるのに忙しかった。
高校3年の時、とある日の全校集会で、生徒全体がダラダラとしていたのを、うちの担任(体育)が 仕切っていた。まぁ、当時、若手でシャキシャキしていた方の男性教員だ。 前の方を陣取ると、居眠りもできないので、皆、前の方を嫌がるのであるのだが、そこは先生( ̄∇ ̄;)
「お〜い!!3年4組!!(うちらのクラス) 並ぶのが遅いっ!!! お、日野っっ♪ お前、さっさと前に出て来い♪」
と、このような「名指し」という汚い手で、生徒を並ばせていました。 しかも、マイク使って、大音量で、自分の名前を呼ばれたとあっては、 列中央、生徒の並びが一旦途切れる、空気の流れ的には最高のポジションに居続けると、 全校生徒はあたくしの顔・名前をその他の行事などで知っているので、一斉にこちらを振り向くのである。 そんな中を、悪友サナエに慰められ、諭され、最終的には「諦めろ」と言われ、 ずるずると引っ張ってかれて、列最前に落ち着くのが関の山なのであった。 (この間、一度集めた注目は外れることナシ・・・・( ̄∇ ̄;)) (何故なら、先生があたくしの名前をフルネームで呼び続けるからである。) この頃になると、全校集会サボリ組のスポットは、演劇部の後輩たちの手に渡っていたので、 我々には逃げる場所などなかったのである(トホホ)。 それこそ、訓辞を述べる校長の真上に金ダライを仕掛けるべく、キャットウォークでもいいから 予め逃げ出しておいて、昼寝でもしたかったのだけど、 そこにもいつしか先客が居つくようになり(どんな学校だっ!?) ますますあたくしは、こういう全校集会的集まりが嫌いになっていくのであった。
しかし・・・・。 キャットウォークにも先客がいるような学校って、一体・・・・。 ちなみに、うちの高校のキャットウォークは、端の方に皹が入っていて、 見るからに大変危険な地帯でした(爆)。
※キャットウォークというのは、照明とか吊りもの系とかを仕込んだり または仕込む際の足場のことを指す、舞台の天井裏みたいなところで、 普通の学校のステージでも、大体高さは3〜4mほどあるかと思われる。 落ちると、即死・・・・とまではいかないが、かなり痛い、というのが 一番人間心理的に恐怖を誘う。 「何やらと煙は高いところが好き」などと、古人も言っておられるとおり、 うちらはその「何やら」の方だったので、ここで、昼寝や鬼ごっこなど、 とても命知らずなことをしてよく遊んだものだ。
このような「閉塞的空間」は別に大丈夫なくせに・・・・寧ろ大好きなくせに、 人込みは嫌い・・・・。 アゴラフォビアは、直訳すると「広場恐怖」と訳されるのだけれど、 実質は、広場が怖いんじゃなくて、人込みがダメという症状の方が圧倒的に多いらしい。 あたくしなんか、それこそ、何にも吊り込んでいない舞台とか、誰もいない客席とか そういうガラ〜ンとした空間は、別段何ともなく、やっぱり寧ろ好きで、 逆に、キャパ500人以上クラスの劇場が完売状態で、 先方の計らいで、客席のトチリ段ドセンターあたりに自分がいると、すごく落ち着かなくて 観劇どころの騒ぎではない。
※トチリ段というのは、「いろはにほへとちりぬる・・・・」と前列から数えていって 丁度、6、7、8列目に当たる。 ここがいわば、特等席で、ゲネプロで演出家が最終的にミザンスを図ったり、 役者にダメ出しをする時にデスクを構えるのも、この辺のドセンター席になる。 近すぎず、遠すぎず、そして全体がよく見え、役者の表情もしっかり見え、 劇場全体に声が届いているかを見るのにも、絶好の席というわけ。 だから、特別招待客とか、ちょっぴり偉い人なんかは、こういう席に通される。
今年のゴゥルデンウィークは、そういった意味では大変平和でした。 何故なら、ぷよ2も「休みの日こそ稼ぎ時!!」とバイトに精を出している風だったし、 それまでに所用で結構、稼ぎ時に臨時休暇をもらっていたりしたので、 ここぞとばかりに、それを挽回すべく、働こうと頑張っていてくれちゃってるのである。 あたくしが予め、どっかに遊びに行きたい♪ などと言わないことはわかっているので、 わざわざ、人が多くて、どこ行っても特別料金で高くって、 「何でこんな日に・・・・(T^T)」と、気分最悪になるのはあっちも嫌みたい。 それでなくとも、こちとら365連休。向こうも、ウィークデー休日。 どこかへ出かけてふらりと入ったレストランでも、大概ランチは安いし、 アウトレットモールに出かけても、誰彼にぶつかることなく自分のペースで歩けるし、 疲れても、喫煙所が買い物待ちのパパたちでいっぱい・・・・ということは、まずない。 もう、マイペースまっしぐら。ストレスゼロで行動できる。
こんな生活をしているので、他人様が休日を取っている時は、あたくしらは大人しくしているのです。 家でビデオをまったり見たり、ぷよ2に至っては、ここぞとばかりに働いたり。 あたくしも、昨日、サナエから注文が入っていたので、 詳細メールを読みながら、インスピレーションで浮かんだ歌を 朝っぱらから、アーティストを気取りながら、指とか筆とかで色紙に書き付けていました。 今月、初めて仕事した(爆笑)。
そんな殊勝なこのあたくしに、朝っぱらから突然の悲劇が舞い降りたことも付記しておかねばならない。
悲劇というより、不思議現象ですわ。 この日、あたくしは本当にやることがなくて、弟が遊びに来たのをいいことにカラオケに行った。 数年前まで、GWといえば2時間あたり、このド田舎だからこそ¥5000は取っていたのに、 今は安いのねぇ・・・・。3人で、一人頭¥600円弱だった。 ん・・・・?どうして3人かって?
サヨコも大はりきりで参戦したのさ(爆)。 しかし、その大はりきりもから回りし・・・・
何とか事無きを得ましたが、モーニング娘。や氷川きよしをかなり熱唱した後での出来事だったので、 彼女は蒼ざめていました(笑)。
カラオケ屋さんは確かに繁盛している模様で混んでいましたが、 あたくしらが通されたのは、割と広くて、まったりとできる、和室仕様の部屋。 ナイス、店員♪ この日、あたくしは3時間しか眠れていなかったので、「こち亀」が終わる頃には ねむねむモード。薬流し込んで、とっとと寝ました。 12時間寝られました。満足です(爆)。
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