コホン・・・・。年始早々、何という破廉恥極まりない、おぞましい言動。本業が役者であることを絶対に忘れないよう、今年も、正しく、美しく、読みやすく、聞き取りやすい、日本語の扱いを目指し邁進するつもりだったのに・・・・(トホホ)昨日の日記といい、本日のタイトルといい、あっていいはずがない( ̄∇ ̄;)人の思考(嗜好)の向き加減というのは、殊、恐ろしいものだなぁ、と自らが感心してしまうわ。某ききあ嬢から、年末に大変結構なものを頂き、そのお返しもまだだったので、サヨコにチーズケーキを拵えてもらい、あたくしは、唯一の才である歌を送ることにし、早速、捻って一首詠み、本日は事実上の筆おろし・・・・書き初めである。書道の嗜みのないあたくしは、決して筆の使いが良いわけではないが、そこはそれ。本当の筆を使うことなく、筆ペンで( ̄∇ ̄;)それだと味も何もあったものじゃないので、自らの指まで使い、色紙を仕上げた。昨今、和テイストブームで、あたくしと同じようなことをやってらっしゃる方々が全国各地に出没しているので、二番煎じと言われないようにこっちはこっちで、対策を練っている途中なのである。それが、指で描く文字。ついこの間、ニュースで見た女流メッセイジストは大胆な太筆で、大胆なレイアウトで、大胆に文字を書き連ねていた。歌・・・・ではなかった。どんな言葉を書いてほしいですか・・・・?みたいな事を客に聞き、多分、客のイメージと渇望ポイントにヒットするレイアウトで書くのだろう。力強くて味もあり、オリジナルというのもあって、ちょっとしたインテリアにも向く。あたくしは、それにもっとプラスαしたことがやりたくて、HPにあの「お土産屋」を作った。周囲からは、価格設定が安すぎると、散々なご指摘を賜ったものの、あたくしの才は、とりあえずあんなところからが出発点に相応しいと自分では思っております。驕り昂ぶって、派手に贅沢な色紙や歌を贈るつもりは毛頭なく、正装(無論和服)に正座などといった、堅苦しいのも嫌だから、構想やご相談も、互いにフリースにGパンで十分だと思っている。裸が一番リラックスできるというならば、依頼者はそうして頂いても構わないし、あたくしも、暑ければ、どえらい薄着でやるだろうし、寒ければ、着膨れ覚悟でそれ相応の格好をするだろう。それが一番リラックスして、柔らかいものが生まれると、あたくしは信じているので、それはそれらしくやっていこうと思います。書道用の筆を敢えて使わずにいるのも、そのスタンスの一環で、粉絵の具やサインペン、絵手紙用の色筆ペン、水彩色鉛筆、クレヨン、クレパスまでもが実写許容範囲だと思って、実際に使っている。書道の嗜みがない以前に、あたくしには絵心もあったものじゃなく、デザインだとか、レイアウトだとか、そういうのもわりと苦手の範疇。だけど、あの色紙サービスを始めてからは、苦情が来ないところを見ると、リラックスムードの良さというのが早速、理解され始めているらしいことはわかった。書道の嗜みや絵心がなくても、ここまでできるというのをまずは身をもって立証できたので、今年は幸先がいいスタートになりそうだ。とりあえず、今のところ、一番怖いのがスランプである。詠めない時期は、何をしようとも絶対に詠めない。書きかけの小説が、次々に溜まっていくのと一緒で、依頼されても、何をどうすればいいのかわからなくなってしまうのが何よりも怖い。ただ、湧き上がってくるものを羅列する今までの作業とは違い、ちょっとした拘束であるとか、注文であるとか、そういう枷があるのは、却ってありがたい。文字を指定してくださると、もっとありがたい。何故ならば、日本には「漢和辞典」という物凄く素晴らしい武器があって、そこには、自分が知らなかったような漢字の意味だとか、音の根源だとかありとあらゆる情報が詰まっているので、煮詰まったあたくしを救い出してくれる可能性が今までの数倍になる。そういうのを逐一読み漁っていくと、案外面白い情報にぶつかるもので、やっぱり、今年も「新解さん」と並行して、漢和辞典というのは必須アイテムになりそうな雰囲気である。今、一番興味がある辞典は「歳時記」だけど、あたくしは俳句は嗜まないので、コレは保留。だけど、どうしてあの言葉が夏の季語で、この言葉が秋の季語なのだ?などといった、個人的解釈と汎用的解釈の誤差を埋めたり、現代と近代、また遡ってそれ以前の俳句の季語の誤差みたいなものは是非拝んでおきたいものだな、とは思っている。まだまだ宣伝が進んでいないので、フォームからの注文はゼロだけど、まず最初の目標は、月に1件のWEB注文。夏までに、どこかでブースをゲットして、店頭販売。2年くらいかけて、今の値段を倍額に跳ね上げる(爆)・・・・ここらが今の野望みたいなものである。ただ、心配なことが1つある。↑困ったもんだ、まったく( ̄∇ ̄;)病気との付き合いは長いが、病に芸を蝕まれてはたまったものではない。ただでさえ、舞台に立つのを泣く泣く諦めているというのに、これ以上、あたくしから何かを奪ったら、廃人になってしまうじゃないの。ちくしょお・・・・。そんなあたくしの些細な夢・・・・。↑内容は大掛かりだが、望み自体は些細だ( ̄^ ̄)「トノハジメ」そんなことばがあるならば狩りの仕様でいざ出撃なり一首献上。下品と思わないで(●⌒∇⌒●) 失敬。