2002年11月12日(火)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「我儘」の巻 〜血筋の恐ろしさ〜


毎度。
最近、あんまり面白いことを書かないせいか、極端に投票が減って
ちょっとヘコみ気味のアサミンジャーです。
投票ボタンをポチっと押してくれると、それだけでめっちゃやる気が出てしまう
・・・・元々、誉めそやされたり、持ち上げられたりすることで
実力以上の力を発揮する性格なので(爆)、訪れた記念に、
新しくピンク色にしたあのボタンの裏側に隠れている、
あの1文もついでに読んでってくれると、すっごくすっごく嬉しくて、
それだけで、日記もはかどってしまうんだけど(苦笑)。

うぅ・・・・押し付けがましくてごめんなちゃい(トホホ)。
いやぁ・・・・実際に、「文芸」ジャンルの人数が徐々に減っていっているのは
確かなので、多分あたくしのネタだけが原因ではないとは思うんだけど、
日々、そんな面白おかしいことが起こるんだったら、
あたくしも、病院なんかに通わずに、元気でバリバリ過ごしてるんだけどね。
冒頭に、こんなお願いしちゃうなんて、あたくしって「プライド」ってもんが
ないのかしら・・・・イヤんなっちゃう(苦笑)。
そんな自分を元気づけるために、今、懐かしの「TOP GUN」のサントラ
なんか聞きながら、ノリノリで執筆中です♪


このアルバムにはすっごい思い出があって、
最近レンタル屋に行って、たまたま見つけたので、焼いちゃいました。
大概「すっごい思い出」というのはオトコがらみだということも
察しちゃってください♪






さて・・・・。
地獄の午前診察に回されて早2ヶ月・・・・。
地獄を味わいながら、大病院に通っているものの、
例年ならば、だんだん落ち着くはずのこの季節・・・・。
予想外に発作を頻発しているので、ここぞという時に必ずリタリンを飲むように
心がけるようになってしまっているあたくし・・・・( ̄∇ ̄;)
でも病院に行く時は、あんまり元気だと診察時間を減らされかねないので、
薬は一切飲まず、化粧も一切せず、
正に、限界ギリギリ・・・・デンジャー・ゾーン(爆)を往く覚悟で
大病院を闊歩して、階段で3階の外来まで行ってます。
この間、あまりにしんどかったので、エレベーターを使用したところ、
余計にしんどくなってしまったので、もう3〜4階の建物では絶対に
エレベーターを使わないと固く心に誓ったのでありました。


11:30の3番目の予約という微妙な時間帯に予約を入れられていて、
看護婦のイマイさんにも

「多分、12時過ぎると思うから、あんまり早く来なくてもえぇでね。」

と言われていたので、わざわざ12時になるのを待ってから家を出た。
外来に到着してビックリ・・・・( ̄∇ ̄;)
どうしてこんなに混んでいるのさ???
案の定というか、全然納得いかないんだけど、それから更に40分ほど待たされて
やっと診察室に通された。
予約時間通りに行っていたら、あたくしはまた待ち合いで倒れて、
セルシンのお世話になるところだったわ。


オーアエにいつも通りに調子を聞かれ、
やっぱりあんまり優れないことを伝え、熱も実は全然下がってないことを主張し、
今日は、もっと突っ込んだことを話した。
この間、11月10日(←くりっくすると別窓で読めます)の日記にも
書いたようなことを話した。
・・・・そういえば、先生が自殺したことは散々話してきたけれど、
その背景に何があったかっていうのは、
何だか怖くて今まで全然話していなかったことに気づく。
オーアエもその話を聞いて、
何だか別方向から妙に納得した素振りを見せた。


あと、弟のことも話した。


「小さい頃ってさぁ、自分で変な歌とかを作詞作曲して
口ずさんでることがあって、それが親にとってはかなり面白いらしくてね。
実際、我が家に残っている名曲集(爆)も
あたしのより、弟の方が多かったりするんだよね・・・・。」


「ほうほう・・・・そんなこともあったかな
(多分、自分の家庭を省みているんだろう)」


「実際、作文とかの能力っていうのも、
あの子もある時代まではすごく面白いのを書いてたんだ。」


「ある時代って??」

「あの子が中学に入る頃までかな。」

「断言するね。」

「だって・・・・あの子が中学に入ってきた時に
何て言われたと思う??
『コイツがあの日野の弟か・・・・』って。
あたしが色々とバリバリやりすぎてたからさぁ、
同じような目で見られちゃって・・・・あの子もその期待に
少しは応えようとしていたのかなぁ。
対抗馬がいるのに生徒会とかに立候補したり、無茶なこと結構してたわ。」


「へぇ〜。それはまた面白いな。」

「完全にその呪縛が解けたのは、あの子が高校入った頃かな。
高校は全く別々だったんだけど、あたしがあんまり面白そうに
演劇部で楽しんでたから、あの子も自分の高校の演劇部に入っちゃったの。」


「そんなことがあったのかぁ・・・・。」

「で、極めつけが文章能力での挫折。」

「面白い作文が書けてたのに??」

「あたしも人のことは言えないんだけどさぁ・・・・
戯曲を書くのって、あたしも苦手なのね。
あの子、自分は出来るって勘違いしちゃってたらしくって、
挑戦したのはいいんだけど、結局書けなくて、
あたし当時、東京にいたから、そこに原稿と原作を送りつけてきて
『何とかならないか?』って頼むの。
あたしも悪戦苦闘したんだけど、
結局、戯曲は専門外で難しいってこと知ってたから、突っ返したけど・・・・。」


「ほほぉ〜・・・・」(カルテに記入)

「演技にしても、文才にしても、これ全部
 山賊 譲りだって、
あたしも弟も何となく気づいてたんだ。
だから、弟は私と何でも同じように出来るって、
多分、途中までは信じてたんだと思う。」


「常々思うんだけど、やっぱり
 山賊 の威力は絶大だなぁ。
あなた、理想のタイプって
 山賊 でしょ?」

「・・・・うん。否定できない( ̄∇ ̄;)」

「それ、意識し始めたのっていつ頃からか覚えてる?」

「・・・・んっと、高校の時くらいかな。
彼氏とかが出来て、家に連れてこようとはするんだけど、
何となく、
山賊 のいる時って、誘いづらくて・・・・。
で、何でかなぁ・・・・ってそれから考え始めたりしてた。」


「そうか。正に理想だったわけだな。」

「うん・・・・当時はそういうふうに意識したことはなかったけどね。」

「今はどうなの?」

「今かぁ・・・・今は、私にとってはあの人はお父さん。」



根拠はあった。
ぷよ2山賊と多少は似ているところもあるけれど、
タイプは全く別。だから、自宅にも店にも気軽に連れて行けたんだと思う。
山賊もいい加減、娘もいい年だし、大人げなく突っぱねることもせずに、
病気の娘の面倒をマメに見ていてくれるぷよ2のことを
歓迎・・・・とまではいかないけれど、それ相応に受け入れてくれてはいるし、
あたくしも、その現場を一目見た時に「安心」ではないけれど、
何となくホッとしたのを覚えている。



「そうそう♪ 『文才』っていったらね、
弟が高校3年の時に、どうしても夏休みの宿題が間に合わなくて、
あたしが原稿用紙1枚500円で、
読書感想文を書いてやるって言ったことがあったのよ。
あの子、自分の小遣いから2500円出して、あたしに書かせたよ(笑)。
その作品がさ、角川コンクールか何かの学校選考で、最終まで残っちゃたの。
アレがとどめで、多分、弟はあたしとの違いを自覚しちゃったんだと思うよ。」


「ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!
それは、傑作だな(爆笑)
でも、あなた・・・・弟のこと嫌ってなかった??」


「あぁ・・・・あの子が自己啓発セミナー受けて、しばらくはね。」

「気持ち悪いって言ってたじゃない?」

「うん。当時はね。口もききたくなくて、
実家に帰っても、絶対喋んなかったし。」


「今は?」

「あはは♪ 先生は知らない?
自己啓発セミナーなんてね、合宿コースでも効力はせいぜい3〜6ヶ月。
継続して受けてなきゃ、そのうちあのテの催眠なんてすぐに解けるのよ。
今はヤツも普通だし、普通に喋るよ。仕事までもらってる(笑)」


「なら、よかった♪」




















今日も平和に診察は終わっていく。
月末に東京遠征を計画しているから、どうしても2週間後の火曜日に予約を
入れて、薬を補充をしないと困るんだけど、何だか入りづらそうだった・・・・
と訴えると、オーアエは予約表を看護婦に持ってこさせた。
案の定、空いているのは11:30枠の一番最後で、
ひょっとしたら13時くらいになりそうな勢いで、
予約患者の名前がずらりと書いてあった。
また待たなければいけないのか・・・・とあたくしはちょっと顔を曇らせた。
と、オーアエは自分の手帳をパラパラとめくり、日付けを確認している。


「26日だろ? だったら2時でいいよ。
2時においで。」


「まぢ? ならね、今日はコンスタンとデパスはいらないや♪」

「アモバンは?」

「う〜ん・・・・リタリン飲んだ次の日とかには飲んでるしなぁ。
眠れない時が多くて・・・・。1日おきくらいには飲んでるから同量ください♪」





もう、こっちの言いなり・・・・っていうか、あたくしもワガママっぷり全開である。
自分のリクエストで薬の分量まで調節できるようになり、
本当は名古屋に帰って残りの仕事をやっつけなければならない
オーアエの時間を確実に侵食し、
それでも尚、地獄の午前診察から抜け出せたのが嬉しくて、
ついつい笑顔で「ありがとうございまぁ〜す♪」などと挨拶しちゃうのであった。



あたくしは、処方箋を渡されて、最後にこう言った。

「センセー。あたしね、観覧車は乗れたよ♪」



オーアエは笑っていた。
そしてこう言った。

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多分、大丈夫のような気がする。
エレベーターに関するトラウマは、話していないだけで
思い当たるフシがないわけでもなくて・・・・。
ただ、あんまりにもくだらなくて、話していないだけで・・・・。


それにしても、次回の診察はかなりラクな午後診察。
あたくしのワガママっぷりをオーアエもきっと喜んでいることだろう(爆)。

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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