2002年03月05日(火)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「大衆性」の巻 〜オーアエ、あなたは働き者〜

 久々の外来。アサミンジャーは張り切ります。
 何せ、新しいヒーローが忍者というので、
 そんな、忍びモノに地球の平和を守らせてたまるか、とライバル心メラメラです。
 (関係ないよな、話題には・・・・)

 本日の日記はサプライズ付き♪
 最後まで読んでくれたら、いいモノ見せたげます♪


 ここ最近、就寝前、アモバンを飲まずにデパスを2錠に増やし、
 ロキソニンも、まぁマメに飲んだりしていた。
 アモバンのある・なしで、寝起きに随分と差が出ることが発覚し、
 以来、あまり飲まないようにしているのだ。
 入眠に際しアモバンの威力は、他に飲んでいる、レンドルミンやロヒプノールの
 作用もあるので、ハッキリしなかったのだが、
 明らかに、起床時の瞬発力に影響していると判明。
 アモバンを飲むと、身も心もドロンドロンで、
 起床から2時間は何も出来ないのである。
 このせいで「怠け者」扱いされてはたまらない。
 大悪党・アモバン・・・・キミの出番はきっと盛夏まで来ないことだろう(ふっ)。




( ̄ー ̄)
ニヤリッ


「ごキゲンいかが?」



 オーアエ大先生、いつものノリです。
 こっちも、最近は発作もなければ大した倦怠感もないので、

「よろしいです。」

 と、答えておく。


 いつものように近況報告をして・・・・。
 いざ、本題・・・・。
 と、オーアエ。早速、「破壊モード」炸裂。


「あなたの病気って、何でしたっけ?」





























( ̄∇ ̄;)




























 うん・・・・きっと、この人は本気で言ってるんだろうな。
 ウケとか笑いとかを誘おうとしてるんじゃなくて、マジボケなんだろうな。
 16:30の予約、既に30分押しているし、
 公務員は、そろそろ荷物をまとめて帰りたいころだもんな・・・・。
 あたくしは、それこそ何度も復誦して自分でも暗記してしまった病名を告げた。

「広場恐怖、パニック障害からくる過喚起症候群、
あと、解離性同一性障害の特定不能型。
センセーがそう言ったんですからね・・・・。」


 と、オーアエ・・・・。
 いつもより、更に意味深にこう言う。同じようなことは前にも別側面から聞いた。


「あなたはねぇ・・・・パニック障害にはならないはずの人種なんだよねぇ。」


 とはいえ、あたくしが告げた病名の診断を下したのは
 このトボケた公務員医師なので、
 あたくしはどうしていいのかわからない。
 じゃあ、治すにはどうしていったらいいのか、それが聞きたいのだもの。


 そしてあたくしは思った。
 そろそろ、春が来る。
 世間は新しい年度を迎え、新しい環境、新しい生活、新しい仕事・・・・
 あたくしは、この時期を境に、どんどん自分を追い込み、
 そして夏に向けて、どんどん病状を悪化させている。
 ここ数年、それの繰り返しで、また今年もそうなのじゃないかと、
 不安を不安で上塗りしているのだ。
 きっとまた、そんな生活が来る・・・・確信にも近い「不安」である。
 悪くならないかもしれない。
 昨年よりもっと酷いことになっているかもしれない。
 わからない・・・・故に、不安。


「・・・・前にも話した『置き去り感』。
今は平気だけど、多分来月あたりにはそろそろ症状が出るんじゃないかと
それが不安で・・・・。」


「ふむふむ・・・・それでパニックかぁ。」

「ねぇ、センセー。
コレって、どうしたら治るの?」


「これはね、私しか使わないんだけど(笑)
人間はイソップ物語の『アリ』型と『キリギリス』型に分けられるんだ。
冬に備えてせっせと働きまくって、縁の下の力持ち的存在。
俗世を構成しているほとんどの人たちが『アリ』、
先のことなんかどうでもよくて、今の幸せを追求する。
他によっかかりながら、日向でのほほんとしているのが『キリギリス』。」


「あたしって、『キリギリス』のような気がするんだけど・・・・。」

「日本にこの話が入ってきた時、日本人は勤勉を良しとする風潮があるから、
少し加工されてるんだよ。
原作は、『キリギリス』的暮らしを絶賛している。」


「そうなんですか? 知らなかった・・・・。」

「で、だ。パニック障害になる人というのは、
『アリ』型人間っていうことなんだよ。フツーの人。」


「じゃあ、あたしも『アリ』??」

「いや、資質的には『キリギリス』。
あなたの文章はホント、読ませるもの。
あなたのその個性を『アリ』たちが評価してくれない、そんな中にいるんだよ。」


「じゃあ、状況的には最悪やん・・・・(-。-) ボソッ」

「そうなるね。」




 要約すると、あたくしは元来「キリギリス」でありながら「アリ」を
 演じなければならなくなったから病気が出たということ。
 今、症状が軽いのも「キリギリス」(パラサイト的存在)でいられるからで、
 「アリ」になって、せっせとやろうとするとまた酷くなるということ。


「あとねぇ・・・・あれも影響しているかもよ。
恩師の自殺。」



 先生(大学の恩師)と、あたくしの関係は
 先生が「アリ」であり、あたくしがパラサイトしている「キリギリス」であるように
 表面的には見えるけれど、
 その実、逆の関係でもあった。
 先生が「キリギリス」で、それを支えるあたくしは「アリ」・・・・。
 だけど表面的なあの関係で、ぽっくりと「アリ」という支柱を失った
 「キリギリス」のあたくしは、ポイっと本格的に「アリ」世界に放り出された訳で
 それで症状が酷くなった可能性もある、とオーアエは示唆した。



「『キリギリス』はパトロンでも作って、どんどん突き進んでいけばいいんだよ。
余計な心配なんかせずに、ドカッと構えて。
見てみろよ、芸能人や芸術家。皆そうしてるだろ?」


「確かに・・・・・。」

「それに、『アリ』たちが認めるものなんて、
所詮その程度なんだよ。」


「そうですよねぇ。賞をとらなきゃ本も出せない。
映画もハリウッドが一流・・・・何かヘンだと思う。」


「こっち(医学)の世界だってそうだよ。アメリカが一番、アメリカが最先端・・・・。
精神医学も今は、脳化学なんてつまんない研究ばっかりやってるけど、
本当はもっと面白い切り口もあるのにさぁ・・・・」


「センセーも『キリギリス』じゃん(笑)」

「私は違いますよ(* ̄ー ̄)ニンマリ」

「あたし、他の人の書いた小説や、あと映画とか・・・・
絶賛されている意味がわからないのが沢山あって、今すごくつまんない。」


「だから・・・・・」

「あ!! 今、芥川賞でもとって・・・・って言おうとしたでしょっ!?」

「あちゃぁ・・・・バレてら(笑)」

「だんだん、読めるようになりました、センセーのこと( ̄^ ̄)」

「さすがだねぇ・・・・ゲージツ家だねぇ♪」




 関係ないと思う・・・・(-。-) ボソッ
 でも彼は言った。
 「アリ」に認めてもらえない「キリギリス」みたいなゲージツ家はたくさんいて、
 彼らは「病気」みたいに見えるけれど、それは病気なんかじゃなくて
 「ゲージツ家」という1つの気質なんだと。


「あ♪ コレ言うとさぁ、またセクハラチックになっちゃうけど・・・・」

「何ですかっ? 気になりますっ!」

「致命的な欠陥は『お嬢様的な清楚さ』だ。( ̄^ ̄)」




 何じゃ、そら!?
 ・・・・っていうか、断定的に言い過ぎ。
 あたくしのありとあらゆる側面を知る人々が聞いたら、
 三日三晩、その話題が酒の肴になって明け暮れすること間違いナシの暴言だ。


 あたくしは、顎をひいて少々俯きながらも、恨みを込め(笑)
 視線だけはギラリとオーアエに向けて、彼の話を聞くことにする。


「ほら・・・・そうやってしてるとさぁ、アレみたいじゃん。
『風とともに去りぬ』の『スカーレット・オハラ』♪」


( ̄ー ̄)ニヤリッ

「だぁっっ・・・・スラッとしてて、キッと見据えるその雰囲気を誉めると、
すぐにそうやって笑っちゃうんだから。
彼女にあるような毒々しさが、あなたにはないんだっ!」


「だって・・・・。」

「それさえ出来ればなぁ・・・・いいのになぁ・・・・」




 それは、あんたの好みぢゃねぇのかっ!? (! ──__──)
 でも、ビビアン・リーに擬えられて、あたくしも満更悪い気はしてない(爆)。


「あと、コレも言っておこう。
パニックの要因の1つとして、『セックス恐怖症』がある。
何故なら、セックスには『死』がつきまとっているからだよ。」


「・・・・・・。」

「どうした?」

「いや、思い当たるフシだらけ(笑)」



 セックスに対する「恐怖」はない。
 死に対する「恐怖」も同じくらいかなぁ。
 が、明らかに他人とセックスの位置付けは違うなぁと感じていることを
 オーアエに話した。
 芝居をしていると、忙しくてオトコなんかに感けていられなくなる。
 で、一平モードバリバリのまま稽古に励んでいると
 「嗚呼、オンナが足りないなぁ・・・・」
 と感じるようになる。
 で、オトコ友達のところに電話をして、アポをとり、
 翌日にはそのオトコのところに転がり込んで、果たし、オンナを取り戻して
 帰ってくる。
 そんなあたくしのセックスライフの始まりは、決して早い時期でもなく
 でも、ロストヴァージンの相手は、
 何故だか、当時つきあっている人ではなかった。
 それからというものの、セックスに関してはワケありの事件が続き、
 「自分の好きな人」と本当の意味でのセックスをしたのは
 20歳を過ぎてからだった。何してたんだろ、あたくし・・・・。


「セックスにはアンコントロール性が含まれているのにね。
結構、コントロールされてるんだ(笑)。」


「うん。でも、今はそうでもないかも。
アンコントロールだからこそ、5番目のヤツも出てくるみたい。」


「確かに(笑)今は、コントロールの必要はないかもな。
5番目のヤツの存在も、あなた自身がもっと受け容れられるようになると
いいんだけど・・・・。」


「今、婦人科にもかかってるんで、彼には禁欲月間に入ってもらってます(笑)」

「いいんだ、いいんだ、何ならもっと待たせとけ♪
オトコなんかなぁ、1年くらいしなくったって何ともないから。」



 そう言って、オーアエはサラサラと処方箋を書き始めた。


「センセー、ごめんね。本当はもう帰りたいんでしょ?
今日、長くなっちゃったもんね・・・・。」


「だから、そういう『いい子』ちゃんさがいけないんだってば(笑)」



 そう言いながらも、明らかに、公務員・オーアエは帰りたそうだった(爆)。
 時計を見れば、18:00・・・・。
 あたくしの最後のセリフは、逆に彼に逃げ場を与えない、攻めの姿勢なのだろうか。
 あたくしがあぁ言わなければ、彼も家に帰ってビールを飲みながら
 あたくしの悪態もつけるだろうに(笑)。


 さて。
 問題のサプライズです。
 とうとう、激写しました!!
 が、不意をつけずに、こんな姿になってしまいました。



 次回、きっと彼の素顔をここに載せるべく、頑張りたいです。
 え? 目的・趣旨が違う??
 いいの。
 憂ささえ晴れれば( ̄^ ̄)。


 年齢を暴ける日も近い(爆笑)。
 「あっしには、関わりあいのねぇことでござんす・・・・」(腹が捩れる)。


あさみ


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