2001年09月28日(金)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「約束」の巻  〜Dr.オーアエの3つの命令〜
 毎度。

 本日、年内きっての大吉祥日。
 はりきってまいりましょう・・・・


 と、いつもはしない化粧をして、黒いシャツに赤のプリーツという
 誠にもって年齢を誤魔化しているとしか思えないファッション。


 いつもお世話になっている看護婦さんに


「あらぁ♪ 今日は、かわいらしいわね♪」




 などと、早速診察前に洗礼を受けてしまった。
 エヘヘ・・・・と笑って、いざ出陣。




 オーアエも、目を丸くする(爆)。
 なんだ? 今日は、真冬か?朝美か?などと聞いてくる(爆)。
 こらこらこら・・・・・。
 そりゃあね、あなたの前で、化粧をしたことなんかただの1度もなくってよ?
 いつも、Gパンかチノパン、
 スカートなんか穿いていって、待っている�里砲屬壇櫃譴任發靴燭蕁�
 おパンツ丸見え、涙で化粧はぐっちゃぐちゃ・・・・。
 これでは発作どころの騒ぎじゃない。

 でも、そんな予防線など、今日はいらないのである。






なにせ気合いが違うのよ












 よせばいいのに、あたくしったら、
 その大吉祥日の話をオーアエにする。
 化粧の意味たるや、女性にとってはこんなもんです・・・・みたいに。




 そしたら






オ 「あなた、その考え方、ちょっと年寄りくさい(笑)」








 一撃である(爆)。


 い〜じゃん。
 年に1度、こういう無意味な気合いを入れる日があったってさぁ。







 さて。
 今日は、前回の診察から今日までに起こったことと、自分がしたこと
 そういうふうから、亡くなった恩師の所に話が及んだ。

 やっぱりダメね。
 思い出すと、涙が出てしまう。

 くそっ!!
 せっかく、上手にひけたアイラインを、ここで無碍にしてたまるか。
 そんな馬鹿げた気合いで、一念に涙を止める。<ティッシュでは拭かない(爆)
 それが役者ってもんだ。<アホです。






 オーアエと話していく中で、
 亡くなった先生に対して何か責任みたいなものがあるのか、
 自分はどう思っているのか、
 なんていうのを話していたら、涙が出てきた。


 前にもここの日記に書いたけど、
 あの人は、あのタイミングで死ぬべき人ではなかったのだ。
 そして、
 あたしは先生と公私共に関わりを持ち過ぎた。
 同じように関わりをきちんと持った同期生たちでも
 今、ちゃんと名をあげている人がいる。
 しっかりと先生離れができた人たちだ。
 ある人は中央でTVの番組を中心に音楽活動。
 ある人は、デビューからして世界に飛び出していった舞踏家。

 あたしと同じように、先生に可愛がられて
 そして、今も尚しっかりと活躍しつづけている。

 これは妬みだろうか・・・・・・。

 先生が紹介してくれたバイト先でも
 先生を巡るあたしの存在は、異色だった。
 一お客様である先生のプライベートな部分を知っているのは
 もてなす側でいうと、あたしとママしかいなかった。
 ママは昔からの仲なので、大学の中での様子は知らない。
 そのかわりあたしは、昔からの先生の素行は知らなかったけれど、
 大学でどんなふうだったかというのを知っている。
 お客様の中に、言わばあたしの先輩にあたる人なんかもいて
 そういう人は、大学でのこともちゃんと知っているけれど
 病んだ先生と学内で対峙するのは、
 あの店の中であたしだけだった。



 どういうふうにしてあげればいいのか、わからなかった。



 どうすれば、先生の暴走を止められるのかわからなかった。



 あたしはその当時、病を抱えていなかったから
 片っ端から本を読むくらいのことしかできなくて、
 それも間に合わなくて、先生は死んだ。




 よく稽古場で、先生に言われた。


「下手くそだなぁ・・・」
「田舎帰って、子供でも産んでしまえ。」



 その言葉をオーアエに言ったら、さすがの彼も少しひいていたが、
 この言葉は稽古場の中では挨拶みたいなものだ。


 そして、あたしは付け加えて言った。



「今の自分の状況が、まさに先生の言ったとおりになろうとしているから、妙に焦る。」




 そしたら、オーアエは少し黙ってしまった。
 まぎれもない事実で、
 そしてどっぷりと芝居の世界に浸かってしまっていて、
 キーワードを発した先生が亡くなっているのを知ってしまっては
 言うべき言葉など、何も出てこないのだろう。

 そんなこと、自分でもよくわかっていた。

 どうしようもないことだもん。


 そんなオーアエはあたしのことを真面目すぎると言った。
 もっとワルくなれとも言った。
 あと3年くらい遊べと言ったところで、カルテを見つめなおし、
 ぎゃははと笑った。
 カルテには、きちんとあたしの年齢が書かれている。
 



 あたしが眼光をギラリとさせて
 「3年は遊ばれんぞ」と無言で圧力をかけたからである。




 30まで遊ぶのは、無理ですよ、先生(オーアエ)。
 あたしは、10月はとっても忙しいんです。
 東京へ行って、自分の作品用のモチーフを撮影して、
 病の友を見舞い、
 名古屋へ後輩のゴスペルを観にいって、
 それに新しい作品も書きたいし、
 オーディションも受けに行きたい。
 やりたいこと沢山ある。
 いっぱい休んだよ。
 だから今動かないと、
 頭の中にできてきたイメージがどんどん壊れていってしまうの。


 そう、訴えたら、3つの命令が出された。



�,發辰班埒震面椶砲覆襪海函�
�△發辰箸燭�さん遊ぶこと。
��「悪女」になりなさい。































・・・・・・。






















 月夜を堪能しているうちは無理ってこと??(爆)<「悪女」
 (中島みゆき女史が言ってるわ)









 あたしは外ヅラがいいんです。
 家の中では、超がつくほどグータラしてます。
 確かに、昔、「まじめ」と呼ばれるのがいやで
 改善計画を立てたことがありましたけど、失敗に終わりました。

 今日、スカートを穿いたのだって、
 別にオーアエに、この適当に均整化された足を見てもらいたかったわけではない。

 あわよくば、彼氏の友人をオトすためであったりも・・・・<これは嘘だけど

 心の中にそういった考えが皆無だったというのは、これも嘘になります。

 こんなあたしは、「まじめ」なんでしょうか。








 グルグルと頭の中をいろんなことが巡り、
 少し押し黙って俯いていると、オーアエはこう言いました。
 





















「あなたは本当に、どうしようもなく完璧な美人だね。」
 









































( ̄ー ̄)ニヤリッ









エヘヘへへ・・・・・・。


























 幼い頃、すでに隙のなさを美学にしてしまったあたしは
 どうしようもないのです。
 感情の量やレベルをコントロールするのも
 芝居の上では欠かせないものだから、一所懸命にトレーニングしました。
 見せるためには、泣くべきところで泣かなくてはならない。
 笑うべきところで哄笑しなければならない。
 顔だって、そんな感情の激しい移り変わりに耐えられるように、
 もしくは、背負った人間の人生そのものを表せるように、
 また集中力や物理的疲労で出てくる汗にすら負けないようにと
 上手に創り上げなければならないのです。
 ものを書いている時だって同じこと。
 舞台に立っている時と同じくらいに集中・緊張するから、
 その後は、ものすごい疲労感があたしを襲う。
 隙があったら、書けない。

 発作中のあたしは隙だらけです。
 別に戦場ではないのだから、
 譬え隙だらけでも
 後ろから刺されたり、銃で撃たれたりすることなんかないのだけど
 隙のある自分が美学から外れていくことすら
 許せなくなってしまっていたのだと、
 今日、初めて気づきました。

 オーアエは呆れて、
 あたしの創り上げられた体型と、顔を見て、
 「どうしようもない」
 と言いました。


 どうしようもないのです。

 これがあるから、今まで生きてこられたのであって
 なかったら、確かに別の人生がちゃんとあったかもしれないけれど、
 人格は、全く別の、いわば
 「どうしようもなく完璧な美人」にはなれなかったのかもしれません。








 オーアエの診断はある意味、ご尤も。









 オーアエが、この体験を書いて発表すればいい♪なんて呑気に言うものだから
 「えぇ♪ 書いてますとも♪」と
 あたしがこうして、対戦記録を日記にして公表していることを言ったら
 オーアエはのけぞり、そして顔を覆って「やめてくれ〜〜〜」と言った。
 あたしはサドかも(爆)。
 でも、そんなあたしのことを、何の感情もなく、ため息混じりに
 「美人」と言ってくれたことに敬意を表し、
 今度、「雑」を持参し、披露することを約束した。


 その「約束」は守れるけれど、
 「不真面目」で「遊び人」の「悪女」になれるかどうかは
 約束できないと思って、本日の診察は終了。





 患者の勝手な思い込みと、オーアエの命令の加減で
 本日は、6割4分くらいで優勢♪











勝利♪















追記
 ダーリンが連れてきた、かっこいい人は、本当にかっこよくて、サカリのついたあたしはメロメロでした(爆)。
 許可さえ下りれば、お持ち帰りするところでした。
 そんな許可は、どこからも下りませんが( ̄∇ ̄;)




あさみ


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