####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2012年04月03日(火) 『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』

1960年代前半のアメリカ南部。
大学を卒業したスキーター(エマ・ストーン)がミシシッピ州ジャクソンの町に戻ってきた。
ボーイフレンドもできないスキーターは母シャーロット(アリソン・ジャネイ)の心配の種だが、本人は結婚よりも作家になることを夢見ている。
新聞社に就職したスキーターの初仕事は、家事に関するコラムの代筆。
家事ができないスキーターは、実家のメイドのコンスタンティン(シシリー・タイソン)に知恵を借りるつもりだったが、家に彼女の姿はなかった。
問いつめるスキーターに、母は言葉を濁す。
スキーターは友人エリザベスの家のメイド、エイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に話を聞くが、取材を続けるうち、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくる。
そんな中、同級生のリーダー格、ヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)は黒人が不潔だと主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。
そんな仕打ちにも黙って従うエイビリーンの姿に、スキーターは胸を痛めた。
黒人メイドの現実を伝える本を書きたいと、ニューヨークの編集者スタイン女史(メアリー・スティーンバージェン)に電話をすると、メイドたちの証言がとれるなら出版できるという答えだった。
スキーターはエイビリーンにメイドの苦労話を聞かせてほしいと頼むが、頑なに断られた。
南部で黒人が自由にものを言うことは、身の危険を意味しているのだ。
だが、エイビリーンの親友で、ヒリーの家で働いていたミニー(オクタヴィア・スペンサー)が、家族用のトイレを使用したために解雇されたことをきっかけに、エイビリーンはスキーターの取材に応じることを決意する。
そしてその小さな一歩は数多くの勇気へと広がり、やがて彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす大事件へと発展していく。。。

「素晴らしい作品だった」と、拙い文章しか書けない自分が悔しいけど、登場人物(ほとんど女性!)誰もが、その立場、その立場でいろんな選択をしながら懸命に生きている様子がとても良かった。
本当に素晴らしい作品でした。

賞をとったオクタヴィア・スペンサーやヴィオラ・デイヴィス、ジェシカ・チャスティンはもちろん凄かったけど、私は、主人公スキーターを演じたエマ・ストーンがまず印象に残りました。

スキーターは、いわゆる「寝た子を起こすな」的な問題に目を向けて、本の出版までこぎつける。
これだけとると、彼女1人だけ「正義感の塊」というイメージだけど、友達とのブリッジクラブにも参加するし、実家にいる黒人メイドに、料理の味付け(苦手な食べ物)に関して、しっかりモノを言うシーンもある。

学校を卒業して「視野が広くなった」というか「社会を見る目」が広がっていくスキーターの成長の様子・努力している姿が、スクリーンから凄く伝わってきて、彼女に引き込まれました。

エマ・ストーンは、新作『スパイダーマン』のヒロインを演じるそうで、彼女目当てに『スパイダーマン(←全く見る予定のなかった作品)』見ようと思っています。

ヴィオラ・デイヴィスは、つい先日『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で見たばかりだけど、いやぁ〜女優って凄いね。
当たり前だけど、全然違う役柄を両方共、こんなに完璧に演じるなんて!

アカデミー賞はオクタヴィア・スペンサーがとったけど、やっぱり、ヴィオラありきの作品だったと思う。

そしてそして、輝くような肌とブロンドの髪の美人!ジェシカ・チャスティン。
彼女が演じたシーリアは、他の登場人物に比べると、ちょっと「オイシイ役」だったけど、一見、屈託のないように見えるシーリアの孤独や悲しみ、苦しみを好演していたなぁ。

これまた、もうじき公開の『ツリー・オブ・ライフ』に出演しているので、こちらも楽しみ。

久し振りに2時間30分を越える大作だったけど、ぐいぐい引き込まれて、あっという間だった!

今のところ2012年のナンバーワン作品かな。
ブラボー!

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書き手: みぃ♪
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