2012年01月21日(土) |
『ALWAYS 三丁目の夕日’64』 |
昭和39年(1964年)。 オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。 そんな中、夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしていた。 小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は、ヒロミ(小雪)と結婚し、高校生になった古行淳之介(須賀健太)とお腹の赤ちゃんと仲良く生活している。 茶川は「冒険少年ブック」の看板作家として連載を続けているが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。 一方、鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、一人息子の一平(小清水一揮)、住み込みで働く星野六子(堀北真希)が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、店構えも立派になった。 六子にも後輩の従業員ができ、彼女無しでは鈴木オートの仕事は回らないほどであった。 そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行く。 それは、通勤途中の医者・菊池孝太郎(森山未來)とすれ違い、朝の挨拶をかわすためだった。。。
とっっっても素晴らしかった!!! 泣いた!泣いた!泣いた!
予告編である程度のシーンが映っているので、物語の展開は予想がつくけど、全て分かっていても、心に染みるセリフやシーンが多く、30分に1回は号泣でした。
先日、読売新聞の映画欄に吉岡君のインタビューが載っていました。 「淳之介とのシーンは、昔『北の国から』の五郎と純のシーンを思い出した」旨が書いてあり。 実際、映画を見て、あの大一番のシーンは、茶川の気持ち・淳之介の思いが本当に激しく伝わってくる素晴らしい場面だった。
改めて、吉岡くんの凄さにあっぱれでした。
1975年生まれの私…。 1964年という年が豊かな時代だったのかは分かりません。 いつの時代も、お金持ちもいればそうでない人もいるから、世の中の人が全員「希望」に満ち溢れていたかどうかは分からない。
でも、未来に「不安」や「不満」な気持ちがあった? きっと、そんなマイナス要素を考えている人は少なかったんじゃないでしょうか?
誰が見ても、2012年の方が豊かな時代ではあるけれど、私は今、先の見えない不安定な世の中に、「希望」を感じるより先に「不安」の方が1番最初にくる。
こんな時代だからこそ、48年も前の話しが余計に輝いて見えるのかもしれません。
本当に本当に良い作品だった。 今作がシリーズ最高傑作と思う。
遅ればせながら。。。 3D初体験! 劇中の3Dの魅力の90%を、冒頭の東京タワーで終わっちゃったような気がしないでもないけど…。
公開初日に、とーっても珍しく相方と一緒に見て来ました。
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