2009年01月09日(金) |
『ワールド・オブ・ライズ』 |
CIAの敏腕工作員ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)。 中東からワシントンまで世界を駆け回っている彼の命運を握るのは、安全なアメリカから電話で指示を出す、冷徹なベテラン局員エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)。 彼らは、地球規模の爆弾テロを画策するテロ組織リーダー、アル・サリームを追いかけていた。 時には身内にまで嘘をつきながら、熾烈な頭脳戦で情報をかき集めていくロジャーとエドは、ついに大きな賭けに出る。。。
安全な場所から指令・指示のみを出すエドと、危ない現場を駆け回るロジャーとの対比が良く描かれている作品でした。
『踊る大捜査線』の「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ」のセリフがまんま使えるようなシーンがたくさんあって、この手の対比ってやっぱり分かりやすいのかな。
中東を舞台にした作品は、登場人物全員が怪しい人に見え(笑)「誰を信じていいのか分からない」感じがストーリーにスパイスを加えます。
マーク・ストロング演じるヨルダン情報局役のハニが、フェリスに「嘘をつくな」と強く言うシーンがあるけれど、それを約束させる方も、約束する方も、双方ともに凄く無理難題な事と分かっていて持ちかけ、そしてイエスと言うんだよね。
最後まで、その辺の恐怖や緊張感が続いた作品でした。
ラッセル・クロウは、今役の為に体重を増やして憎たらしい役を演じていたけれど、役が役なだけにさほど印象に残らず、ちょっと損な感じ?
レオは今回も激しい役を熱演していてとっても良かったけど、『ブラッド・ダイヤモンド』『ディパーテッド』に続き、またしても血生臭い役で…もっと普通の役が見たいなぁ。 レオを見る度に、いつもいつも言ってるけど、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』みたいな役をまた見たいよ。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
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