2008年12月11日(木) |
『K−20 怪人二十面相・伝』(試写会) |
1949年、帝都。 社会は、19世紀から連綿と続く華族制度によって富める者と貧しき者の二極化がなされていた。 曲芸師の遠藤平吉(金城武)は、小さなサーカス小屋で人気を博していた。 サーカスのメンバーは、皆貧民街で暮らす人々。 羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子(松たか子)は、名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結婚を間近に控えていた。 そんな折、二十面相から羽柴家へ一通の予告状が届く。 「結納の儀、当日。羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴する」と。 一方、平吉はある紳士から、葉子と明智の結納の儀に潜入し、写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。 報酬に魅力を感じた平吉は了解するが、それは二十面相の罠だった。。。
予告を見た時、もう少し子供騙しのバカバカしい映画かなぁと想像していたけど、蓋を開けてみたら、見ごたえがあって上出来作品でした。 コメディ要素もありつつ、でも、決して笑いだけではない…それでも、とっても面白かった。 見た後で知ったけど、『三丁目の夕日』を生み出した制作プロダクションということで、なるほど〜、人情的なところが今作も良かったです。
ネタバレになるので、あまり詳しく感想を書けないのが残念ですが…。
たいていの人が見ていてすぐにピンとくるのかもしれないけど、私が鈍感なのか…途中まで違う人を(二十面相)と予想してて、真相が判明した時は、素で「えーっ!騙された!」って感じだった。
金城くんファンの私としては、彼の姿がスクリーンで見れただけで大満足! ここ2年ぐらいの中で見た『ウィンター・ソング』、『傷だらけの男たち』、『レッド・クリフ』、そして今回の平吉役、どれも全部違った雰囲気の役柄で、その面でも大満足でした。
そして今回、超ハマり役だったのが羽柴葉子役の松たか子。 生まれた時からお手伝いさんがいる実生活を送ってきている彼女ならでは。 こんなにも「お嬢様役」がしっくりハマる女優さんはいないんじゃないかな。 本当に完璧だった。
トオルさんも凄く良かったし、脇を固める國村隼、高島礼子、益岡徹もイイ味出してました。
益岡徹が演じる刑事の役は、そんなに出番は多くないんだけど(國村&高島の方が目立つ役)『ルパン』の銭形警部のキャラクターと凄くかぶって、印象的だった。
これからお正月映画として色々な作品が公開されると思うけど、この作品も是非オススメです!
今回、試写会が当選したので、公開前に見れてラッキー☆ 付き合ってくれた友達にも好印象だったから良かった〜。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『百万円と苦虫女』
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