2008年11月01日(土) |
『ハンサム★スーツ』 |
母親の残した定食屋を継いだ琢郎(塚地武雅)は、ブサイクだが料理の腕前は天下一品の優しい男。 これまで数々の女性に告白してはフラれ続けてきたが、心優しい美女、寛子(北川景子)がバイトに来るようになってから、琢郎の生活は変わった。 しかし、寛子にもあっけなくフラれた琢郎は、自分がモテないのはブサイクなルックスのせいだとひどく落ち込む。 そんな時、立ち寄った洋品店で、着るとハンサムになれる“ハンサム・スーツ”を勧められる。 意を決してそのスーツを着た琢郎は、杏仁(谷原章介)に変身するのだった。。。
「これは、まるで『オペラ座の怪人』。鈴木おさむがアンドリュー・ロイド=ウェバーで、大島美幸がサラ・ブライトマンだ!」というのが率直な感想。
ご存知、ミュージカルの最高傑作『オペラ座の怪人』は、作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、妻(当時の)サラ・ブライトマンの為に創った作品で、サラはクリスティーヌのオリジナルキャストを演じ、この作品で、一躍スターになりました。
脚本を書いた夫。 ヒロイン寛子よりもオイシイ役かもしれない本江を演じた妻。 大島美雪が、この映画で役者としてどうのこうのってのはないけれど、要は、鈴木・大島夫妻がやってる事が、例えて言うなら『オペラ座の怪人』的なんですわ。
「きっと面白いだろうなぁ」と予想して見に行ったので、その期待は裏切られず、概ね満足作品でした。
塚地は味のある役だったけど、やっぱり演技は硬くて、まぁ所詮はお笑い芸人かなぁと。 対する、変身後の杏仁を演じる谷原章介はなかなか良かったです。 今までの彼のイメージをベースに置きつつ、かなり弾けた演技も多くて、いろいろと思いっきり笑わせてもらいました。
「人間、見た目が全てじゃない」というテーマ作品だけど、見た目が美しい(カッコイイ)ステキな人でも、中身だって同じくらいステキな人もいっぱいいると思うんだけどな…(笑)。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
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