2007年07月06日(金) |
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』 |
ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場で、長年親しまれてきたラジオショウ「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の、最後の公開生放送が始まろうとしていた。 私立探偵を気取った用心棒ノワール(ケビン・クライン)、名司会者キーラー(ギャリソン・キーラー)、カントリーシンガーのヨランダ(メリル・ストリープ)ジョンソン姉妹、カウボーイソングデュオのダスティとレフティ(ジョン・C.ライリー)らが、次々と楽屋入りする。 やがてショウが始まり、番組が始まる。。。
邦題のセンスの良さに惹かれて、自主上映会で見てきました。
アメリカで実在する公開ラジオ番組だそうで、(劇場に公開放送を聞きに来ている人以外は)本来はラジオから流れるトークや音楽なんだけど、映像が入って、1つの大きなショーを見ているようでした。
本物の司会者が劇中でも司会者を演じているんだけど、このギャリソン・キーラー氏の芸達者ぶりが凄かった! ナマ放送の公開番組を仕切っているわけだから、それ相当の実力の持ち主なのは当然なんでしょうが、ああゆうマルチプレーヤーって本当に凄いね。 バックで黙々と演奏しているバンドも、おそらく本物の(ラジオ番組と同じ)人達だと思うけど、彼らの演奏も素晴らしかったです。
演技の面で名の知れたハリウッドスターが、バリバリに踊れたり、びっくりな歌唱力の持ち主だったり…わりとよくあること。 友達が、「アメリカってだてに人口が多くないよね?(トップに立つ人は、それなりに実力が備わってるよね)」と言うけど、今回のメリル・ストリープにも少々驚かされました。
あと、『シカゴ』で弱々しいエイモス役(ロキシーの夫)を演じたジョン・C・ライリーも面白い役どころでイイ味出してました。
最終回という特別な一夜だけど、変に哀愁や感動をうりにするわけでもなく、あくまでも「いつもと同じ」に進行していく様子が良かったです。
♪BGM〜『Voices』by:Keiko Lee
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『傷だらけの男たち』 『舞妓Haaaan!!!』 『善き人のためのソナタ』
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