2005年11月13日(日) |
『イン・ハー・シューズ』+ワタクシゴト |
弁護士のローズ(トニ・コレット)は、義理の母親に家を追い出された妹マギー(キャメロン・ディアス)を仕方なく自宅に居候させる。 当のマギーは、仕事も決まらず勝手し放題。 挙げ句、ローズの恋人とベッドインした所を目撃され、家を追い出されてしまう。 行き場を失ったマギーは、亡くなったと聞かされていた祖母エマ(シャーリー・マクレーン)を頼りに、フロリダへ向かう。 孫娘の突然の訪問に喜ぶのもつかの間、マギーの奔放さに辟易したエマは、彼女を老人たちの施設で働かせることに。 そこでマギーは、新たな自分を発見していく。。。
“対称的な姉妹の成長物語”ということで、まぁ、ありがちな展開といえば展開ですが、主人公2人が魅力的で、そこそこの満足度でした。 この間、『英語でしゃべらナイト』に、トニとキャメロンの2人が出ていて、それを見て、なんとなく見に行った私なので、過度な期待が無かったことが良かったかも。
私自身、2人姉妹の長女なので、本当はローズに肩入れして見たいところだったけど、我が家はこの映画と逆で、妹がデキが良くて、姉の私がヘボ…。 だから、上手い具合にローズとマギーを均等に見れたかな。
どの家の姉妹(兄弟)もそうだと思うけど、「同じお腹から生まれてきたの?」ってくらい、対称的なのが姉妹で、もちろん我が家もその通り。 映画の2人もその通り。 でも、同じお腹から生まれてきた姉妹だから出来る事がいっぱいある。 劇中では、「あ〜、姉妹ってこうなんだよね」「だから、家族なんだよね」という部分が、とても上手に描かれていると思います。
ただ、ちょっと物足りなかったのが、おばあちゃんと娘の確執。 物語は、中盤以降、姉妹にプラスして、おばあちゃんも絡んでくるんだけど、おばあちゃんvs娘(すなわちローズ&マギーのママ)との確執の部分が、上辺だけで語られていて、深く突っ込まれてなかったところが残念だったなぁ。 きっと上映時間の制約もあったと思うけど、ちょっとこの辺が中途半端でした。 あと、ラストシーンがすっごい適当な感じに思えたのは、私だけかな??? 直前に感動のシーンがあったのに、あのラストは、ちょっと手抜きじゃないの? 映画において、ラストシーンは重要よ!
主演2人は、「良い役を演じたなぁ」と思います。 上手だった。 あと、おばあちゃんの周辺に居る老人たちがみんなイイ味を出していました。
私のように、女の人が1人で見るのにオススメの作品だと思います。
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この間、ちょこっとだけ書きましたが、、、実は…私、失業しました。 会社がなくなっちゃったんです…。
この間も書いたけど、私の力ではどうしようもなく、どうにもできない状況なので、今はもうどうにもならなく生きてます。 というか、自分が会社に通っていないという状況が未だに信じられなくて、現実を受け入れられない状態の毎日です。
よく映画のシーンなんかで、主人公がポツンと立ち止まっていて、周辺の風景画ダーッと早送りされる映像ありますよねぇ? あんな感じかなぁ…。
私は、昔、過労で大病になり入院した経験があり、退院後、それまでの仕事のスタンスを一変して(あんなに辛い治療と入院生活は懲り懲りだと痛感して)それ以降は、「仕事が嫌」だとか「会社行くのが嫌」だとか思ったことはほとんどありません。
会社や仕事に愛着があったし、長いこと働いてきて、会社以外での仕事の人間関係も(取引先や顧客)とても良好だったし、自分の姿を傍から見たら、多分、きっと凄くイキイキしていたと思う。
そうゆう状況で毎日出勤していたので、今は余計に錆び付いた自分に思えてきています…。
磐田の職安は、法務局と同じビルにあり(職安が1Fで法務局が2F)、ついこの間まで仕事で法務局に来ていた自分が、まさか失業して同じ場所に来るとはね…。 切ないです。
ホンの少し前まで、スーツ着てヒールの靴をカツカツ鳴らしながら2階への階段を上がっていた自分が、今、スニーカーにジーンズ履いてリュックしょって自転車こいで職安のドアをくぐってるんですから。 自分でいうのもなんなんですけど、この状況って、主観で見ても客観で見ても、辛いですよ。
この前読んだ本に、「何かを選べるってのは、それだけで幸せなんだ。それすらも出来ない人がいる」というセリフがあったけど、今の私は、まさに“それすらも出来ない人”です。
私にとっては、今が「非現実的な」世界なので、旅に出たところで何も変わらないだろうけど、「非現実的×2」という事で、暫く異国に逃避行してきます。 独り旅です…。
今まで自由にお休みを取れなかったので、GWでもお盆でもお正月でもない、こんな時期に長旅なんて初めて。 独り旅で不安もいっぱいだけど、思い切って飛び立ちます!
只今、感想予告の映画も無いので、映画レポは暫く更新が滞ります。
帰国後、旅の画像は【パート2】にてupする予定です。
♪BGM♪〜『CHICAGO サウンドトラック』 昨日の映画は << 『ALWAYS 三丁目の夕日』
■感想予告■(映画見済・感想暫待)
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