####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2005年10月01日(土) 『Dear フランキー』

DV夫から逃れる為に、リジー(エミリー・モーティマー)は、耳に障害のある息子のフランキー(ジャック・マケルホーン)と、母(メアリー・リガンズ)を連れて、スコットランド中を転々としている。
フランキーが難聴になったのも夫のせいだったが、9歳の息子に真実を告げるのは忍びなく、パパは船乗りで世界中を旅しているのだと教え、月に二度父親の振りをして手紙を出すと、フランキーも熱心に返事を書くのだった。
ある日、父が乗っているとフランキーが信じる船が、彼らの町に寄港することになる。
そして、リジーは一日だけ父親役を演じてくれる男を探す。。。

久々に良い涙を流した映画でした。

スコットランドの寒そうな景色をはじめ、ストーリー全般に派手さは全くないです。
むしろ地味な作品。
でも、大きなモノがいっぱい詰まったステキな作品でした!

あぁぁ、、、「良かった」とか「素晴らしい」しか感想が言えない自分が全くもって情けない…。

ストーリーは90%ぐらいが、いわゆる“お約束な展開”で進んでいきます。
息子にウソをつきつつ葛藤しながらも本当の事が言えずに、代役の父親を探すリジー。
フランキーに情が移り、離れたくなくなる代役パパ(ジェラルド・バトラー)。
それに絡む、フランキー。
「こうなるの分かってるじゃん」という展開なんだけど、残りの10%が、意外に意外で、結果的に“お約束な展開”で終わらなかった!
ズバリ言っちゃうと、代役パパが新しいパパになるという結末ではない!
彼の正体を含めて、このラストが非常に私好み!
「この後、どうなるんだろうなぁ?」という余韻が(どっちともとれる余韻になっているところが)たまらなく好き。

あと、ラブシーンが異常に苦手な私ですが、リジーとストレンジャーのキスシーンは、名シーンだと思います。

リジーを演じたエミリー・モーティマーは、なんといっても表情が素晴らしかったよ〜。
困惑の表情をする場面が多かっただけに、ジェラルド・バドラーとのダンスのシーンの嬉しそうな顔がたまらなく印象的だったなぁ。
(困惑の表情が、『ER』のアビーにチョット似てました)
あと、何気に、脚が超長くて、ジーンズスタイルがかっこ良かったです。

ファントムで一躍有名になったジェラルド・バトラーも、凄く自然体で好演だったな〜。
バトラー氏って、私の中で、なんとなくクライブ・オーウェンとかぶるんだけど(そう思わない???)この作品を見て、彼(バトラー氏)の方が、全体的にスマートで良いなぁと感じました。

そして、フランキーを演じたジャック君は、手紙のセリフを担当してるものの、難聴の役という事で、劇中では一言しかセリフを発しません。
しかし、今、思い返してみて、彼がセリフを言っていないように全然感じられないくらい、見事な演技だった。
『リトルダンサー』のジェイミー君ほどのインパクトは無かったけど、大きくなっちゃう前に違う作品で是非見てみたいなぁと思いました。

自主上映会にて、1〜2日の2日間(たったの2日間)限定上映。
今日は、土曜の夜&映画の日¥1,000という事もあってか、7,80人はいたかな…この間見た『運命じゃない人』の時よりも大入りで、大盛況でした。

私を含め、会場ほとんどが、タツノオトシゴの人形のシーンで一気に涙爆発!
その後は、ラストまで泣きっぱなしだった。
1年後ぐらいに、もう1度見たいと思う作品です。

『Dear フランキー』、、、タイトルもなかなか良いね。

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この前、いつも御世話になっているkaiさんから、「『クライマーズハイ』がNHKでドラマ化される」という話を聞いて、「横山さんもドラマから映画から、あれよあれよという間に、本当に売れっ子作家になっちゃったね〜」なんて言ったら、今度は『出口のない海』が映画化だって!!!

横山氏の本は全部読んでいるけど、私が1番好きなのが『出口のない海』(ちなみに2番目が『クライマーズハイ』)です。
例によって、原作読んだら映像見ない派の為、映画は見るつもりはないんだけど、最近続いている福井3部作の後追いみたいな映画になって欲しくないな…。
しかも、主役が海老蔵だって…(もっと野球少年ぽい人を選べなかったのかよ…)。

でもね、この本は、マジで超ド級にオススメよ!
本当に!
普段の横山氏の作品からするとカナリ異色なので、読む前は、「横山さんがこのジャンルを?」という感じだったんだけど、ティッシュ1箱使うくらいの、涙ナミダの作品でした。

特攻隊というと、どちらかというと、飛行機の特攻隊の方がイメージが強かったから、魚雷の特攻隊の物語というのが想像以上に強い緊張感だった。
読みながら、もう自分が戦争に行くような気分になっちゃって、凄い臨場感のある恐怖で、何度も本を閉じつつ、また開いて、溜息をついて、また閉じて、開いて、溜息をついて←繰り返しでした。

ゲンダイの日本男児に特に読んでもらいたいなぁと思う1冊です(もちろん、女の人にもオススメだけど)。

♪BGM♪〜『BEST CLASSICS 100』

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■感想予告■(映画見済・感想暫待)


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書き手: みぃ♪
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