2005年09月15日(木) |
『大統領の理髪師』(+“映画バトン”答えます!) |
1960年代の韓国。 軍事クーデターを経て、新しい政権が誕生する。 大統領官邸のお膝元の町で、細々と理髪店を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は、ある日、大統領の理髪師という大役を仰せつかる。 緊張を強いられながらも誠実に務めを果たし、やがて、町でも一目置かれる存在になるが、北朝鮮武装ゲリラ侵入事件が起きて、状況は一変する。 彼らが下痢をしていたため、同じ症状の国民は「マルクス病」とされ、スパイ容疑で次々と逮捕される破目に。 そんな時、長男・ナガン(イ・ジェウン)も下痢を訴える。。。
もう少し、重々しい内容かと思っていたら、前半は意外にコミカル。 大統領官邸がある町に暮らしながらも、日々の生活に追われる普通の庶民の様子が、おもしろおかしく描かれています。
事態が徐々に展開するのは、ハンモが大統領理髪室の「室長」になってから。 しかし、これまた、もう少し政治色が強い内容に突入するかと思っていたら、そんな流れでもなく、後半のマルクス病騒動へと動いていきます。
前半〜中盤がなかなか上出来だっただけに、後半の展開がちょっとイマイチだったかな…。 「フツーの人が大統領の専属理髪師になる」「親子の愛情」など、主題は良いので(役者の演技も抜群なので)、もう少し大きな事件をドカンと一発欲しかったというのが正直な感想かな。
内容的には、↑こんな感じでしたが、とにもかくにも“ソン・ガンホ劇場”映画でした。 今更、彼の演技を褒めるのは無粋ですが、素晴らしいとしか言いようがない! 前作の『殺人の追憶』は、ストーリーがストーリーだけに、私としては、もう、怖くて怖くてダメだったから、今回、やっと落ち着いて彼の演技を見られて良かったです! ガンホ氏なら、どんな役を演じようと見たいと思うけど、個人的にはまた『シュリ』みたいな役が見たいなぁ〜。
妻役のムン・ソリも好演だったけど、息子のナガンを演じたイ・ジェウン君もピカイチ☆ 彼が担当するナレーションも上手でした。 実は、私は子供時代、彼みたいな髪型をしていたので、なんとなく親近感を沸かせながら見ていました。
9月14日〜16日まで、自主映画にて限定上映。 “ソン・ガンホ劇場”を堪能させていただきました!
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『映画バトン』
という事で、いつも御世話になっているkaiさんが弱気に差し出してくれ(笑)、リネさんからも御指名を受けた『映画バトン』をやってみたいと思います。 ご両人さま、ありがとー。
■好きなジャンルは?(Vシネマ等ビデオ含む) ・悲恋モノ ・切ないモノ ・古典モノ ・実話モノ ・歴史戦争モノ ・香港映画 とにかく“結ばれない恋の物語”が、すっごく好きな私…。 あと劇中音楽も非常に重視するかな。 逆に苦手なのが、怖い映画、血ダーダー映画(こうゆうのは、ほとんど見ないけど)。 あんまり好きじゃないのが、ラブコメとかハッピーエンド系です。
■その中で1番面白かったもの(3つほど) 『愛人 ラマン』 『花様年華』 『ウエスト・サイド・ストーリー』 私の中で、不動の3つ!!! kaiさんもリネさんもけっこう考えていたようですが、私は迷うことなく、即回答です!!!
■今後見たい映画 『私の頭の中の消しゴム』
■バトンをまわす人5人 えーっと、、、いつも御世話になっています、映画にとってもお詳しいケイケイさん! もし、これを御覧になったら、よろしくお願いします。
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脱IT生活は引き続いております。 夜は早寝になって健康的(?)かな〜。
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『四月の雪』
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