アメリカ東部に異変が起こった。 立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。 直後、人々の眼に信じがたい光景が映った。 地中深くから巨大な三本足の“物体”が姿を現し、手当たりしだいに人間を殺し、町を破壊しはじめたのだ。。。
すっごくカロリーを消費する映画でした。 怖いし、異質物体の攻撃音とダコタ嬢の泣き喚く悲鳴は強烈だし、ただ座って見ているだけなのにドッと疲れた。
ストーリーは直球でしたね。 凄くストレート。 始まってすぐに本題に入り⇒何のひねりもなく主題を向かえて⇒佳境に入り⇒ラスト。 終始、“追いかけられて逃げる”に専念、わっかりやすい展開ですわ。 映像や効果音(主に「ダコタ音」)は、強烈だけど、ストーリーだけとれば、とても淡々としています。
同じ系列の『インディペンデンスディ』『ディープインパクト』そして『ディアフタートゥモロウ』などと比べると、今作がいかに余分なモノがないかが分かると思います(良い悪いや好みは別としてね)。
トムは、ダコタ嬢を抱っこする(抱っこして走る)シーンが多く、演技云々の前に、「けっこう重いだろうに大変だなぁ」と感じちゃいました。 御覧になられた方、「どうして、おんぶしないんだろう?」って思いませんでしたか??? 私なら、抱っこより絶対おんぶして担ぐけどなぁ。 逃げるシーンがちっともスピード感が感じられなかったよ(抱っこしてるとボテボテして見えて)。 演技面では、セリフが少ない役で、けっこう難しいと思うけど、なかなかだったんじゃないでしょうか? 物体に遭遇した後の、洗面所のシーンは、恐怖感がリアルで良かった。 一人で走ってるシーンを見て、イーサン役を見たくなりましたー。
トムが演じるレイは、離婚した妻の元にいる息子と娘を預かっている最中に、攻撃に遭うので、一応、そうゆう家族愛みたいな流れも1本あるんだけど、とにかく基本は“追いかけられて逃げる”なので、親子物語は主軸ではないです。 「普段は離れ離れに暮らす父子」「母親のお腹の中には、再婚相手との子供がいる」なんて、ベタな背景なんだけどねー。
ラストは思いっきりアメリカちっくでした! (日本人が描いた小説なら、絶対ああゆう展開はないだろうね)
世界同時公開日がたまたま自分の休日と重なった為、見に行ったので(特に期待もなかったので)私としては「怖いハリウッド映画見たなぁ」ぐらいの感想でした。
ただ、こんな極端ではないにしても、今、ニュースを見ただけでも自分の周りに異常な事がいっぱい。 四国は夜間断水を始めたというくらい雨が降らないのに、新潟はどしゃ降りで避難勧告、狂牛病に鳥インフルエンザもまだまだ続く…etc…地球は壊れかかっている事は確かなのかもしれませんね?
この前の日記にも書いたけど、私は今まであんまり節水を心がけてなくて、この快晴梅雨で天竜川水域の水も少なくなり、初めて意識しはじめたという不届き者(すみません)。 でも、この第一歩が実はとっても大事と思っています。 スーパーやコンビニのレジ袋有料化にも大賛成だし、「無駄使いをしない」と「無駄なモノを使わせない」が、すごーーーーーく果てには宇宙からの異質物体攻撃を防ぐ道なんじゃないかなぁ…な〜んて思いました(大袈裟すぎ??)。
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6月の読書まとめ。
・『李玉琴伝奇』(入江曜子 著)★★★☆☆ 愛新覚羅溥儀の若い側室の伝記モノ
・『まんがパレスチナ問題』(山井教雄 著)★★★★☆
・『香港映画の街角』(野崎歓 著)★★★☆☆
・『メリーゴーランド』(荻原浩 著)★★★★☆
・『図書館の神様』(瀬尾まいこ 著)★★★★★
・『幸福な食卓』(瀬尾まいこ 著)★★★★☆
・『天国はまだ遠く』(瀬尾まいこ 著)★★★☆☆
・『卵の尾』(瀬尾まいこ 著)★★★★☆
・『愛がなんだ』(角田光代 著)★★☆☆☆
・『地上八階の海』(角田光代 著)★★☆☆☆
・『エコノミカルパレス』(角田光代 著)★★☆☆☆
・『夜のピクニック』(恩田陸 著)★★★★★
・『葉桜の季節に君を想うということ』 (歌野晶午 著)★★★★★!!!!! これは超オススメの作品です!
・『ここに幸あり』(中野翠 著)★★★☆☆ ・『歴史から消された日本人の美徳』(黄文雄 著)★★★☆☆
♪BGM〜『五線譜のラブレター』サウンドトラック
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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
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