2005年04月24日(日) |
『五線譜のラブレター De−Lovely』 |
1920年代のパリ社交界。 コール・ポーター(ケビン・クライン)は、離婚暦のある美しい女性リンダ(アシュレイ・ジャッド)と恋に落ちる。 ポーターの類い稀な音楽の才能を見抜いたリンダは、彼がゲイであることには頓着せず、2人で夢をかなえようと結婚する。 早速、リンダが人脈と豊富な資金を駆使してお膳立てしたブロードウェイ・ミュージカルで成功を収めたポーターは、一躍売れっ子作曲家としてもてはやされるようになる。 しかし、しだいに享楽的な生活にのめり込んでいくことになる。。。
ミュージカル映画なんだけど、劇中劇を使った上手な作り。 私が好きな回想劇で、じっくり魅せるシーンやショー的なシーンがバランスよく散りばめられていて、とても良い雰囲気の映画でした。
ポーターの性癖が1つのポイントとなり、夫婦間の関係を表現していく上でも重要な部分なんだけど、こうゆう夫婦関係も十分にありなんじゃないかなぁと私は思いましたね。 恋愛(夫婦関係)なんて、当人同士でしか分からない部分ってたくさんあるし(というか、ほぼ100%がそうだと思うし)、どこでどうバランスがとれているのかは、本人達にしか分からないわけで、、、映画を見ながら、リンダの淋しさと自立も全てコールに対する愛情というふうに受け止めました。
見どころの1つである、豪華アーティストを多数出演させた歌のシーンは、どれも聞き応え(見応え)たっぷり♪ アラニス・モリセットが脚を振り上げて歌い踊るシーンは可愛かったなぁ。 普段の彼女は、「可愛い」というイメージからは掛け離れてるから、とても新鮮だったわ。 ヴィヴィアン・グリーンも色っぽくて良かった〜。
もちろん主役の2人も、好演でした。 ケビン・クラインは、一言で言えば芸達者だなぁって感じ。 他の実在人物の芸術家(音楽家や画家など)是非見てみたいと思いました。
アシュレイ・ジャドは、最初は、「ちょっと若すぎるか…」とも思ったけど、後半の老け役も頑張っていて、全編を通してとても印象に残りましたね。 彼女は、いろいろな衣装を着ているんだけど、それがまぁ似合うこと似合うこと。 どれもこれも素敵に着こなしていて、綺麗でした!
ただ、唯一残念だったのが、狂言回し的な役どころである、演出家のゲイブを演じたジョナサン・プライスがラスト1曲しか歌を披露しなかったこと! 彼にもっと歌ってほしかったよぉ〜。
いろんな名曲が登場したけど、1番は、やっぱり『キス・ミー・ケイト』の“ソー・イン・ラブ”のシーンかな。 ジーンときて涙がポロポロ流れてしまった。 (あちこちで、すすり泣きが聞こえていた)。
4月16日〜29日まで、自主上映にて上映。 見に行けて良かったです。
---
チケット売りが開始されるまで並んでいた時、前にいたオジサンから突然に「どこかでお会いしましたよねぇ?」と声をかけられた。
話していくうちに、やっと思い出して、、、2,3ヶ月前に行ったダンスパーティーで踊っていただいた方でした。 ビックリ。 隣にいた相方は、「こんなオッサン、ダンス以外ありえないでしょー」と、すぐ思ったらしく、私がなかなか思い出せずにいるのが不思議でたまらなかったらしい。 服装が違ったから全然ピンとこなくて、「えーと、、、えーと、、、」を繰り返していた私…(苦笑)。
↑こうゆうことがあったと、レッスン仲間のオバサンに言ったら、「みぃちゃんの彼も、声をかけてきた男性の風貌(年齢)を見て、疑いもしなかったでしょうね」と笑っていました。
---
明日からやっと休暇。 中部国際空港セントレアからちょっと飛び立ってきまーす。
4月29日も30日も5月1日も働いた私は、完全に曜日感覚が狂っていて、帰国後が更に心配だ。
♪BGM〜『Nat King Cole at the movies』
<<昨日の映画は『Shall we Dance?』
■感想予告■(映画見済・感想暫待)
|