2004年10月06日(水) |
『みなさん、さようなら』 |
ロンドンで証券マンをしているセバスチャンは、父親のレミの病状をみるために、カナダに帰国する。 犬猿の仲の2人だったが、レミの最期を看取るためにセバスチャンは最後の親孝行に走る。。。
テンポが良い脚本に、対照的な父息子の絡みなど、なかなかの作品だったと思います。
邦画の場合、人の死が絡む内容だと、観客を「おんおん泣かせる」というか、号泣、もしくは嗚咽するような作りにもっていく気がするんだけど、、、これは、そうゆう雰囲気とはチョット違ったように思う。 レミのキャラクターや、あの機関銃しゃべり、さまざまな友達、そして家族、セバスチャンを取り巻く女二人(婚約者とヤク中の幼なじみ)バラエティーに富んでいて、死を扱ってる物語のわりに華やかさもあって、“泣かせる”事だけじゃない映画でした。
個人的な問題ですが、私、どーしてもフランス語が体質に合わなくて、どーしてもフランス語の映画は集中して見る事ができない。 どんなにつまらない映画でも上映中に絶対寝ないけど、フランス語の映画だけは、眠気に襲われたり、他の事を考えちゃったり、飽きちゃったり…etc…映画の良し悪し関係なく、あまり集中できないのだ…。 これ、もしも他の言語だったら、ボロ泣きだったはずなのに、涙も鼻水も一滴も出ずに終ってしまって、なんとなくそれだけが消化不良でした。
父親のレミと息子セバスチャン、そしてヤク中の幼なじみの女の子がとっても良かったと思います。
しっかし、カナダの医療事情って、あれが普通なの??? 『ER』と廃病院を合わせたような状況だったけど…。
シネ・デプレの自主レイトにて、10月6日〜8日までの上映。
あ、そうそう! 『ER』といえば、、、昨日の日記に『ER』の文句(というか、NHKへの文句だ)追加しました。≪≪
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人の死といえば、、、先日、会社関係で葬儀があり、私、この歳にして、生まれて初めて、死んだ人を見ました。 (幸いなことに、まだ家族の死を経験したことがないものですから)
まずビックリしたのが、お通夜って(←初めて行きました)あんなふうに、仏壇飾りの前にドーンと亡くなった人が寝かされてるなんて…驚き驚き。 前の人のを真似てお焼香しながら、「うっそ、そのまま寝かされてるじゃん」と心の中で唱えてました。 亡くなった方は、もう90歳を越えたおじいちゃんだったのですが、「このおじいちゃん、本当に死んじゃってるの?」という感じでした。
喪服も生まれて初めて着て(自分の持ってないから母親のを借りた)葬儀も参列しましたけど、あんなに色々と形式や流れがあるとは、、、。 何から何まで全て初めての経験だったので、いい勉強(というと、ちょっと不謹慎な言い方かな…)になりました。
何年も寝込んで、ずっと病院に入っていて老衰で亡くなった(しかも90歳を越えている)ので、ご親族の人たちの中にも、悲壮感など全くない葬儀で、それだけは救いでした。
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花博のガーデニングコンテストに友達のママが出場していたので、友達一家と応援+ゲスト審査員の木村弓さんのミニコンサートを見に行く。
↑この様子、16日(土)の昼間に、NHKのBSで放送されたので、御覧になった方、いらっしゃるか〜な〜?
コンテストは、花・緑・水部門に分かれていて、花は庭コンテスト(映像審査)、緑は鉢植えコンテスト、水は高校生の作品製作コンテストです。
花部門では、とてつもない広大な敷地のお庭の持ち主が次々に登場して、その映像を見て、会場は「すごーい」とか「ひろーい」とか連発でした。 緑部門は、ステージに鉢植えが置いてあるので、見応えがありました。 水部門は、ステージの下で、高校生たちが土や花を盛って製作してるので(決められた枠の中でテーマに沿った庭を造っている)出来上がっていく様子がだんだん見えてきて面白かったです。
友達のママは残念ながら入賞できなかったけど、予想以上に楽しめたコンテストでした。
木村弓さんのコンサートは、もぉぉ、と〜ってもステキだった♪ 木村さん、小柄で色白で凄く美人! あんな細い体から、よく響く声が出ること! 『千と千尋の神隠し』の主題歌『いつも何度でも』最高でした♪ ナマで聞けて幸せ〜。
もうじき公開する『ハウルの動く城』も、主題歌を作曲したそうです(歌は、主人公ソフィの声を担当する倍賞千恵子さんが歌う)。 この曲も歌ってくれて、イチ早く、聞いちゃったよん♪
♪BGM♪〜『千と千尋の神隠し』オリジナルサウンドトラック (今日のコンサートで聞けるのを楽しみに、ずっとヘビーローテでした!)
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ベジャール、バレエ、リュミエール』
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