ユダヤ人の古典教授:コールマン・シルク(アンソニー・ホプキンス)。 授業中のふとした発言が黒人差別と受け取られ、大学側から辞職に追い込まれる。 コールマンは作家のネイサン・ザッカーマン(ゲイリー・シニーズ)に、事件を本に描いて欲しいと訪ねる。 そして、コールマンにはフォーニア(ニコール・キッドマン)という年下の恋人ができる。 少女時代の虐待と家族の不和の心を傷を背負って生きてるフォーニアだが、コールマン自身にも深い傷があった。。。
主題が良いのに、内容が伴っていないというか、物足りないというか、消化不良気味の映画だった。
コールマンとフォーニアと2本柱にするのではなく、コールマン1本で話を進めていけば、もっともっと深まってストーリー的にも納得いく流れだったと思うのになぁ。
どうしてもニコール・キッドマンを出演させたかったのだとしたら、思いっきり若作りさせて若き日の恋人役、もしくは、思いっきり老けさせて(黒人用のメイクにして)年老いてからの妹役にすれば良かったのに…。 はっきりいって、フォーニア(+エド・ハリス演じる夫も)登場人物として、こんなに大きく必要がない。 その分を削ってでも、もっとコールマンに重点を絞るべき。 特に、ユダヤ人と名乗っていた背景(亡くなった奥さん絡みかなぁ?)、ボクシングの選手をやめた(諦めた?)背景、描き方が足りないよー(っていうか、皆無だよー)。
ああゆうラストにしたわりに、意外に何も残らない、共感できない、すごくもったいない感じでした。
人種差別問題は、日本人にはなかなか分かり難い面だけれど、だからこそ、ちゃんとした背景が必要に感じました。 私的には、もうチョット時間が長くても良いから、じっくり物語りに入りたかったな。
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今日、ノルウェーから絵葉書が届いた。 ドイツに住んでいる友達が旅行先から出してくれたもの。 ヨーロッパ最北端のノールカップという所まで行くとの事。 今の時季は24時間太陽が沈まないと思うけど、夜が来ない夜(笑)、そして、旅行中で曜日感覚ゼロ、きっと、日にちとか時間とか一切忘れているんだろうなぁ。
♪BGM♪〜『Vitamin K』by:Keiko Lee
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