2004年05月26日(水) |
『グッバイ、レーニン!』 |
クリスティアーネ(カトリーン・ザース)は、夫が西側へ亡命して以来、祖国・東ドイツに忠誠心を抱いている。 建国40周年の祝典でパーティーに向かう途中、クリスティアーネは、息子:アレックス(ダニエル・ブリュール)がデモに参加して逮捕された姿を見て、その場で心臓発作を起こしてしまう。 その後、昏睡状態になり、意識が戻らないまま8ヶ月が過ぎた。 クリスティアーネがベッドの上で眠っている間に、世の中は、ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツは統一。 昏睡状態から目覚めた母親にショックを与えない為、アレックスは母の周囲を統一前の状態に戻し、世の中の変化を感じさせないようとする。。。
事前にチラシも予告も見ないで、予備知識無しで本編を見たので、「なるほどねぇ〜」という感じでした。 東西ドイツの話題を、「あ〜、こうゆうふうにも描けるんだ」と、面白かったです。 ただ、1番のメインテーマは、家族愛だと(私は)思ったけどね。
まぁ、物語のアイディアが上手いですよ。 シリアスとコメディと、ちょうど良いバランスで作られていて(私は何度も大笑いしたけれど)よく出来た作品だと思いました。
歴史の一瞬の変化って凄いね。 当然、取り残されてしまう人もいるよね。 本当に知らなくて取り残された人、もしくは、分かっていても追いついていけない人。 ホンの59年前の日本もそうだったんだろうね…。 昔の人は、それを通ってきたんだと思うと、改めて凄いなぁと感じる。 だって、世の中の全ての体制が変わっちゃうんだよ。 今の私には、全く実感がわかない…。
この映画のお母さんは、あの時、心臓発作を起こさずにいたとしても、統一を目のあたりにして、遅かれ早かれきっと、倒れたでしょう(笑)。 アレックスの気持ちは、、、半分は分かるかな…。 彼自身も、心のどこかで新しい世の中に順応できないでいたのかも。 というか、希望としては、新しい自分・新しい世の中を喜びつつ、母親の為に昔のままでいる方が楽だったのかもしれない。 いくら今までより100倍自由だとしても、それが自分自身にとって100倍心地よい事かどうかは分からないもんね…。 「変わらないこと」っていうのは、ラクなんだよね。 ドイツ人の中には、そう思ってた人もいたのかなぁ?
レーニン像がクレーン車で運ばれていく映像と、お母さんの表情が印象的でした。 あと、お母さん含め、女優陣がとっても綺麗でした。 ララ、可愛かった〜。
今週いっぱいの上映だったので急いで見に行ったけど、行って良かったです。 昔からある映画館なのですが、TOHOシネマズでは上映されないような、こういった作品がこれからも、ちょこちょこと上映されるような流れっぽい。 嬉しい限り。 以前、ミニシアター系に方向転換した映画館が、去年、潰れてしまったので、とっても貴重! 次回は『チルソクの夏』。
---
最近、とっても困っている事があります。。。。。 それは、足が小さくなって、靴がブカブカになってしまった事。
私は、身長が161cmあるのに(身長大に見られた事は皆無ですが)、足のサイズが22cm〜22.5cmと、カナリ小さい方なんだけど、22cmの靴がブカブカで履けないのだ…。 多分、今は21cm〜21.5cmになっている。
4月からダンスのレッスンを新たに増やして、ハンパじゃない運動量になった事が影響があるのかもしれないけど、体重自体も今は普段より相当、少ない。 痩せた⇒足も小さくなった??? 少し肉がつけば、足のサイズも大きくなるんだろうか…。
♪BGM♪〜『ABBA GOLD』by:ABBA
≪≪ 昨日の映画は『トロイ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『レディ・キラーズ』 『デイ・アフター・トゥモロー』
|